ニュース
U-17日本代表候補 約一年ぶりのトレーニングキャンプを開始
2020年12月08日
U-17日本代表候補が12月6日(日)、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで約一年ぶりとなる活動を開始しました。U-17日本代表は今年2月に鹿児島県指宿市で開催されたJENESYS2019 青少年サッカー交流大会に参加し、ASEAN各国とピッチ内外で素晴らしい経験を積みました。その後、3月に新型コロナウイルスの影響で全ての日本代表カテゴリーが活動を停止し、7月からはAFC選手権を控えるU-19日本代表、U-16日本代表が活動を開始したものの、U-17日本代表はなかなか活動の機会に恵まれないままでした。このたび、年末のこの時期にJリーグ、所属チーム・学校、保護者など多くの関係者のご協力とご理解のもと国内トレーニングキャンプを実施することになりました。新型コロナウイルス感染拡大が続くなかでの開催となるため、JFAが作成したガイドラインを厳守しながらの実施となり、スタッフ・選手は集合時にSmartAmp法検査を実施して陰性の確認が取れた上での開始となりました。
メンバーを発表してから一部選手の変更がありましたが、今回は日本代表への初招集9名を含む25名が参加しています。初日は、12名でのトレーニングとなりました。公式戦後に合流してきている選手も多く、小粥智浩コンディショニングコーチのもと、各選手の状況を十分把握した上で、個人個人のメニューを設定していきます。
翌7日(月)には、残り13名が合流し、25名全員が揃いました。冒頭のオープニングミーティングでは、船越優蔵監督から日本代表選手としての心構えや、今回のトレーニングキャンプにおける「攻守において主導権を握る」ことをコンセプトとして、攻撃面では「ボールを保持してゴールを目指すこと」、守備面では「ボールを積極的に奪いに行くこと」を徹底的にこだわりプレーしようと、過去の映像を振り返りながら皆で共通認識を持ちました。その後のトレーニングでは、しっかりフィジカル面の強化で体を温めると、5対5対5、7対7+1フリーマン+2GKでコンセプトをより意識させることを午前中には取り組み、午後にはよりゴール前での攻防にこだわり、6対5+GK、8対7+GKの時間を割きました。最後は11対11の紅白戦を終え、充実した2日間のトレーニングを締めくくりました。
8日(火)には、再び午前のみトレーニングを行い、最終日9日(水)の午前中に紅白戦を実施して、今回のトレーニングキャンプを締めくくります。
選手コメント
GK 木村凌也 選手(横浜F・マリノスユース)
今回のU-17日本代表候補トレーニングキャンプに選ばれて大変嬉しく思います。キャンプでは、自分の長所を積極的に発揮していき、課題のあるプレーにもミスを恐れず、チャレンジしていきたいと思っています。本日より参加して、トレーニングはレベルがすごく高く、自分の長所であるビルドアップの関わり方やパスの質などはもっと突き詰めていく必要があると思いました。山岸GKコーチや、チームメイトからも様々なことを学びたいです。3日間ですが、良い刺激を受け、緊張感のあるトレーニングを経験し、所属チームに戻って誰よりも頑張っていきたいと思います。
DF 西久保駿介 選手(三菱養和SCユース)
初招集でまだ緊張していますが、自分を必死にアピールしたいです。自分の今の現在地を肌で感じたいですし、日本代表で通用すること、しないことを見極めたいです。昨日よりトレーニングに参加し、学ぶことが色々あり、多いに刺激を受けることができました。ファーストタッチ、判断力の重要性は強く感じました。課題である部分は、今回のトレーニングからも改善し、課題が長所になるよう所属チームのトレーニングで意識を変えていきたいです。
MF 森田大智 選手(大津高)
なかなかこの年代の日本代表活動ができていない状況は理解していましたので、今回U-17日本代表候補トレーニングキャンプが開催されたこと、参加させていただいたことに何より感謝しています。自分はこの合宿で自信を深め、自分自身のレベルを上げること、そしてここで学んだことを所属チームに還元し、チームを強くすることを目標にしています。ここまでトレーニングをしてきて、通用した点、まだまだな点がはっきりしました。残り少ない期間ですが、一つ一つのプレーの質を上げ、パスを散らすだけでなく、ゴールに絡むプレーをより積極的にしていきたいと思います。継続的に日本代表に呼んでもらえるようにアピールし続けていきたいです。
MF 三木仁太 選手(ガンバ大阪ユース)
コロナ禍の中、U-17日本代表候補トレーニングキャンプに招集していただき、大変嬉しく思います。このような機会を決して無駄にせず、もっと自分を高めていきたいと思います。ここまでトレーニングを経験し、自分の課題であるボール奪取力やフィジカルの部分はもっと改善していく必要があると強く感じました。残り少ないトレーニングではありますが、自分の長所を発揮し、生き残っていけるようにアピールしていきたいです。また、少しでも成長してこのキャンプが終われるように、残り2日間頑張っていきたいと思います。
FW 木原励 選手(京都橘高)
今回U-17日本代表候補に選ばれとても嬉しいです。そして、このような機会を作っていただいた、JFAの関係者、所属チーム、保護者など多くの方々に感謝してプレーをしたいです。高いレベルの中で自分の現状を体感し、少しでもレベルアップできるように、がむしゃらにプレーしたいです。ゴール前の動きだしや、ボールの受け方などをうまく行かなくてもトライし続けます。ボールを受けた際のターンの部分や、動き出しなど自分の長所は発揮していると思います。しかし、パススピードやトラップの置き所など、まだまだベースとなる部分は改善するところもあるので、残り少ない時間を有意義に使いたいです。
スケジュール
12月6日(日) | PM | トレーニング |
---|---|---|
12月7日(月) | AM/PM | トレーニング |
12月8日(火) | AM | トレーニング |
12月9日(水) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。
関連ニュース
最新ニュース
- 日本代表 2024/11/27 ビーチサッカー日本代表候補 国内トレーニングキャンプ メンバー・スケジュール(12.1-5@沖縄/宜野湾市)
- 審判 2024/11/27 【SPECIAL】優れた審判員がいる国には 素晴らしいサッカーがある~デイビッド・エラリーIFABテクニカルダイレクター インタビュー
- 大会・試合 2024/11/26 株式会社hacomonoと「U-12カテゴリーパートナー」契約を締結 JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/26 組み合わせ・テレビ放送決定、中村俊輔氏がアンバサダーに就任 JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/26 組み合わせ および 決勝のテレビ放送・配信、準々決勝~準決勝の配信が決定 第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会