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フットサル日本女子代表候補 白熱した紅白戦を実施し、充実した4日間の活動を終える
2021年11月29日
フットサル日本女子代表は11月28日(日)、トレーニングキャンプ最終日を迎えました。
期待と不安が入り混じり、緊張の面持ちでキャンプ初日を迎えた選手たちでしたが、2日目、3日目とトレーニングを重ねていくごとに、選手同士のコミュニケーションも深まり、チーム内の士気が上がっていきました。また、オフザピッチの部分では、5グループに分かれた選手全員と須賀監督とが面談を行い、スタッフと選手とのコミュニケーションも深めました。
迎えた最終日、3日間積み重ねてきたことを発揮すべく、プレーイングタイム12分×2本の紅白戦を行いました。新型コロナウイルスの影響で国際試合を経験することができない中、自分たちで国際試合さながらの雰囲気を作り出し、非常に白熱した紅白戦となりました。
最後のミーティングで須賀監督は「直前に新体制の発表があり、難しい状況でこのトレーニングキャンプに参加することになったと思う。その難しい局面を乗り越え、充実した4日間を過ごすことが出来た。日常において、より自分と向き合っていくことが大切」と選手に伝え、4日間の活動を終えました。
監督・選手コメント
須賀雄大 監督
選手たちのことを知るというコンセプトを持って今回の活動に臨みましたが、深い理解を持って終えることができたということで、非常に手応えを感じています。この4日間、非常に高い強度でトレーニングしてきましたが、誰一人怪我することなく、離脱することなく終えることができたことや、最後の紅白戦もバチバチとやってくれて、そこに対しても嬉しく思っています。
前体制から引き継いだ良いところと、自分の個性を選手にしっかりと伝えながら落とし込んだ部分が紅白戦でも見て取れたので、非常によかったです。フットサルの目的であるゴールを目指すという優先順位において、垂直方向に意識を置きながらボールを保持する、もしくはそのまま攻めきるというマインド、どんどんゴールを奪いに行く姿勢を選手に求めていますので、そういった部分を落とし込んでいく時間を長くとりました。
今後に向けては、まず今回のキャンプで取り組んだことをしっかりとフィードバックして、そして次の活動で何を行うのか、よりクリティカルに考えていかなければいけないと思っています。今活動に参加しなかった選手の中にも素晴らしい選手はたくさんいるので、リーグでのプレーをしっかりと見させてもらい、自分が持っている発想に近い選手がいればグループに加えて広げていきたいと思っています。
GK 山本彩加 選手(SWH Ladies 西宮Futsal Club)
予定されていた大会が延期、中止となっている中でトレーニングキャンプを開催してくださったことに感謝しています。自分の強みを出す、という話が初日に監督からあり、コミュニケーションを取りながら、各々が自分の強みを発揮し、チームとして一歩前進できたキャンプになったのではないかと思います。GKとしては、ポジショニングの面で大きな変化がありました。初日はピッチ上で表現することが難しかったですが、GKミーティングを通して起きた問題の整理をし、2日目、3日目と新しいポジショニングのガイドラインに沿って、より起こりやすくなるセービング、リアクションのトレーニングを行いました。すぐに順応することは困難でも、徐々に実戦形式の中で技術発揮ができていく喜びを感じることができました。最終日の紅白戦でもロースコアの白熱したゲームができたことに満足しています。この4日間で得たことを整理し、より強く正確なプレーの選択をする、そのスピードとクオリティを追求していくことを自チームに戻っても妥協せず行い、この特別な場所にまた成長して戻ってきます。
FP 宮原ゆかり 選手(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
新体制になって初めての4日間でしたが、フットサル日本女子代表として目指すべきものを再確認してからのスタートとなりました。須賀新監督や選手とピッチ内外で多くコミュニケーションがとれ、4日目の紅白戦では凄く濃い試合が出来ました。4日間で知り得た課題や新たな気づきは、自チームに戻って1つずつ積み上げていきたいと思います。国際大会の延期が続いているからこそ、いつ開催されても良いような準備を日頃の生活からしていきたいと思っています。最後になりますが、合宿の開催に携わって頂いた方々に感謝申し上げます。
FP 江川涼 選手(SWH Ladies 西宮Futsal Club)
監督が代わり、須賀監督新体制初めての合宿で、わたし自身すこし緊張していましたが、とてもいい雰囲気で4日間の合宿ができたと思います。セットがある程度固定されていたので、ピッチ上のみならず、ホテルでの時間もコミュニケーションを取っているセットがありました。最終日の紅白戦では3日間で積み上げた成果をそれぞれが発揮することができたのではないかと思います。今回、プレーモデルで大きく変わったところはなかったので、今後どんなチームになっていくのか、楽しみです。またこの場所に戻ってこられるように、自分の立場、役割を再認識し、チームに帰っても、まだまだ成長していきたいと思います。
FP 池内天紀 選手(福井丸岡RUCK)
新体制としてスタートした中、スタッフと選手との関係、選手同士が良い雰囲気で活動することができたと思います。そして、トレーニングでは前回の合宿で得たことを活かしながら、ゲームで4局面を支配するために、それぞれの局面で意識すべきことを学びました。最終日の紅白戦では、お互いをリスペクトしながらもプレー強度高く、勝負にこだわった試合ができたと感じています。この4日間で出てきた課題を克服することはもちろんですが、自分の強みをより強化し、プレーのアベレージを上げていけるよう日々努力していきたいです。