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フットサル日本女子代表候補 フレッシュな顔ぶれで今年2回目のトレーニングキャンプを実施
2021年06月07日
フットサル日本女子代表は、6月3日(木)~6日(日)の期間、今年2回目となるトレーニングキャンプを福島県で実施しました。
4月に行われたトレーニングキャンプから、GK2名を除いてメンバーを総入れ替え。フレッシュな顔ぶれでのトレーニングスタートとなりました。このチームの目標である「アジアの頂点を目指す」ことは変わらず、今回のトレーニングキャンプに参加するメンバーも、目標に向かって、トレーニングに励みました。
4日間のトレーニングキャンプ期間中は、まずはチームの土台となる、チーム戦術の理解を深める、ピッチ上で選手同士のコミュニケーションを深めることを目的としたため、トレーニングマッチは実施しませんでした。5日(土)午後、6日(日)午前のトレーニングでは紅白戦を実施。ピッチ上のみならず、ホテルに戻ってからもプレーについて話し合うなど、積極的にコミュニケーションを取る姿が見られました。その結果、公式戦さながら、チーム内では要所で激しいプレーが見られました。今まで積み上げてきたトレーニングの成果を発揮する最高の場となり、4日間のトレーニングキャンプを締めくくりました。
6月には、5シーズン目を迎える日本女子フットサルリーグが開幕します。リーグ戦開幕に向け、代表活動で得たものを自チームに持ち帰り、選手たちはまた明日からトレーニングに励みます。
選手コメント
GK 藤江真尋 選手(福井丸岡RUCK)
今回初めて代表活動に参加し、強度の高いトレーニングを通して求められているレベルを実感しました。この中で、自分の良さやベストなプレーができるようになれば、さらにレベルアップできると思いました。
最後の紅白戦は、全員が良い準備をして、トレーニングの成果を発揮できた試合だったと思います。チームやリーグでも、今回の紅白戦のようなマインドや意識を継続して、成長できるよう頑張ります。
FP 平井佑果 選手(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
今回の合宿では、個人戦術+周りの関わりにフォーカスしていました。
何かが良いから代表に呼ばれているので、自分に求められていること(自分の強み)は何かをいち早く理解し、自分という個を生かしながら、周りの個を生かすにはどうすればいいか(利き足、プレースタイル等)ということを常に考えながらプレーしました。自分の良さを出せた部分と、まだまだ足りない課題が明確になったので、チームに持ち帰ってまた自分と向き合っていきたいと思います。
また、終始2チーム編成で勝敗をつけてトレーニングに臨みましたが、スコアレスドローが多く、木暮監督からもその部分を何度も指摘されました。得点を取らなければ試合に勝つことは出来ないし、世界ではそう簡単に点は取らせてもらえないと思うので、ファーまで走るとか、3レーン保持するとか、当たり前ですが「シュートを打つ」ではなく「点を取る」ということにもっと貪欲にならなければいけないと感じました。
木暮監督が就任してから2018年のポルトガル遠征、2019年のスペイン遠征に招集されましたが、試合で大敗し世界の強豪との差を身をもって感じさせられ、何も出来なかった自分に悔しさを感じ、その気持ちをバネに自分と向き合ってきました。
今回が3回目の招集となりますが、年齢も経験も重ね、代表チームでの立場も変化してきたので、自分の置かれた立場を理解しつつ、AFC女子フットサル選手権で優勝するという目標を常に頭に置き、いつ自分が代表に選ばれても良いように今回出た自分の課題と向き合っていきたいと思います。
FP 三津山美有 選手(SWH レディース 西宮)
毎トレーニングで引き出しが増えていく感覚と、その中で感じたプレースピード、プレー強度、トレーニングに挑むマインドは、自分の中の基準を大きく変えるものがありました。体感したからこそ伝えられることや、体現出来ることがあります。しっかりとチームに還元し、レベルアップに役立てたいと思います。また、自分の良さとは何か、改めて考えるきっかけになり、良さを良さで終わらせず、確実な武器にしたいと思うようになりました。
木暮監督から、「日本代表とは何か」またその「使命」について話がありました。それに見合う選手になれるよう、これからも日々努力し続けます。