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U-20フットサル日本代表候補 しながわシティとのトレーニングマッチに4-2で勝利してキャンプを終える
2021年05月11日
5月8日より鹿嶋市で活動をスタートしたU-20フットサル日本代表候補は2日目に2部トレーニングを実施し、最終日の3日目は全日本フットサル選手権の優勝チームであるしながわシティ(トルエーラ柏から名称変更)とのトレーニングマッチに4-2で勝利してトレーニングキャンプを終えました。
キャンプ2日目は午前と午後に90分ずつのトレーニングを実施しました。翌日のトレーニングマッチに向けてセットプレーの確認やチーム戦術の確認に重点を置いた内容に取り組みました。初招集となった選手たちに前回の活動に招集されている選手たちが声を掛けながらチーム全体でチームコンセプトを理解してピッチで体現できるよう何度も繰り返し確認しました。
最終日は、当初参加を予定していたFリーグオーシャンカップの初戦で対戦するはずだったFリーグのしながわシティと20分3本のトレーニングマッチを実施しました。試合前のミーティングで木暮賢一郎監督より「延期になってしまったが本来であれば公式大会の試合で必ず勝たなければならない試合の相手になるはずだった。相手は昨シーズンのカップ戦で優勝した日本一のチームだが、今日はトレーニングマッチから何かを学びに来たんではなく、本気で勝ちに行くという強い気持ちを持って試合に臨もう。日本代表のメンバーに入ってワールドカップの舞台で活躍することを目指しているわけだけら絶対にこの試合を勝とう」と激励のメッセージを伝えられ、選手たちは気合十分の表情でピッチへ入っていきました。
今回は金澤空選手がキャプテンマークを巻き、スタートは前回の試合と同じ毛利元亮選手、金澤空選手、倉科亮佑選手、甲斐稜人選手、中澤航選手がスターティングメンバーとして送り込まれました。第1ピリオドは開始直後から積極的に相手ゴールへ迫っていき、倉科選手の個人突破からファーストシュートを放つと立て続けに金澤選手もゴールを狙います。相手GKのブロックに阻まれ得点を奪えないでいると、今度は相手の攻撃を受ける時間も増えていきますが、中澤選手が連続でシュートストップに成功し、チームを救います。第1ピリオド終了間際には宮川泰生選手からの絶妙なクロスを受けた甘利斗亜選手が決定機を迎えますが惜しくもシュートポストを直撃して0-0で第1ピリオドを終えます。
第2ピリオドも先制点が欲しいU-20代表が猛攻を仕掛けます。左サイドを突破した金澤選手のシュートは枠外となってしまいますが、立て続けに甲斐選手がGKとの1対1の局面を迎えるものの相手GKのビッグセーブに得点を奪えません。しかし、最初にゴールネットを揺らしたのはU-20代表でした。木暮監督が期間中に時間をかけてトレーニングしたGKの攻撃参加の形で中澤選手からボールを受けた黒田智暉選手がコントロールから中に切り込み、相手を振り切りざまに放ったシュートがゴールに吸い込まれ、待望の先制点が生まれます。その後、追加点を奪いたかったU-20代表でしたが相手のカウンターを受けて逆に2失点を喫します。1-2で第2ピリオドが終わる直前に木暮監督は金澤選手をパワープレーヤーとしてピッチへ送り込み、無人のゴールを作るリスクを取りながらも5人で相手ゴールへ攻めていきます。すると終了間際に金澤選手が相手ゴールに同点弾を突き刺し、見事監督の起用に応えて2-2で第2ピリオドを終えます。
勝負の第3ピリオドは、ここまであまりプレータイムが無かったフレッシュな若手選手を中心としたセットで敵陣に攻め込んでいきます。初招集となった原田快選手が物おじせずに積極的にドリブル突破にチャレンジし、チームに勢いが出てきたところで得たコーナーキックのチャンスから倉科選手がゴールを奪い再びリードすると、相手がパワープレーを仕掛け我慢の時間が続きます。しかし、終了間際に初招集の石井遥斗選手のスローからボールを収めた倉科選手が放ったシュートは一度はポストに跳ね返されるも自身で押し込み4点目を奪って白熱の試合は4-2で終了しました。
試合後、木暮監督より選手たちにこの3日間で得た手応えや課題を各自振り返って所属チームに戻ってからトレーニングを積んできてほしいとメッセージが伝えられキャンプを終了しました。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
この様な状況下の中、2週連続で合宿を行えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。急なスケジュール変更にも関わらず鹿嶋まで来ていただいたしながわシティのスタッフ、選手の皆さんに感謝しております。フットサル日本代表で時間を共に過ごした岸本GMと岡山監督の日本の未来に繋がるこの活動に対する理解があったからこそ実現出来たと思っています。
先週の浦安戦での修正を短期間だからこそ行えたことで、非常に良いゲームが出来たと感じています。また飛び級世代の選手達も6人起用することが出来たのも大きな収穫でした。若い選手たちにとっても簡単では無い状況が続きますが、各クラブや指導者の皆さんと連携しながら、引き続き良い取り組みを行なっていきたいと思います。
GK 石井遥斗 選手(ペスカドーラ町田アスピランチ)
まずはこのコロナ禍でトレーニングキャンプを開催するにあたって関わってくださった方々に感謝しています。今回初めて代表候補のトレーニングキャンプに参加することができて、とても光栄です。高い意識を持った選手たちとトレーニングができたことは、多くのことを学ぶことができ、自分の成長につながったいい時間でした。最終日のトレーニングマッチではGKを使ったプレス回避がうまくいかず足元の技術が足りないなと感じました。この3日間で得られた課題を日々の練習の中で改善しレベルアップした姿でまた代表チームに戻って来たいと思います。
FP 甘利斗亜 選手(フウガドールすみだ)
前回に引き続き、私達を受け入れてくださった鹿嶋の方々には本当に感謝しています。先週の活動から1週間空かずに今回の活動を行うことができたので、セット間・選手間でのコミュニケーションも活発になり、最終日の試合に結果を出すことが出来たと思います。試合に学びに行くのではなく、勝ちに行くことで学ぶことが出来るという木暮監督の言葉を忘れず、これからも勝ちに行くことにこだわりたいです。
FP 牧野謙心 選手(湘南ベルマーレ)
この様な状況下の中で開催するにあたって全ての方々に感謝しています。今年に入って2回目の合宿だったので、前回よりチームの雰囲気やプレーの連係などが沢山いい部分が多かったと思います。前回の合宿よりも一つのチームとして団結できたと感じました。オーシャンカップは延期になりましたが、またU-20フットサル日本代表候補合宿のメンバーに選出されるよう日々のトレーニングに取り組んでいきたいと思います。
FP 毛利元亮 選手(ペスカドーラ町田)
前回の合宿から期間があまり空かない状態で合宿を行うことができてチームとして更に成長できたと思います。チームとしても個人としても沢山の課題が見えた合宿になりました。自分のチームに戻ってここで感じたことを活かしていきたいと思います。このような状況の中、沢山の方の協力があってこの合宿を終えることができました。感謝の気持ちを忘れずにプレーしていきたいと思います。
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