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【Match Report】フットサル日本代表、堤選手の同点ゴールでアルゼンチン代表と再び引き分ける
2023年12月18日
フットサル日本代表は12月17日(日)、北海道の帯広市総合体育館でフットサルアルゼンチン代表との国際親善試合を行いました。14日(木)に東京の大田区総合体育館で行われた試合を1-1で引き分けていた日本は、2016年にFIFAフットサル・ワールドカップで優勝した南米の雄と再び1-1で引き分けています。
木暮賢一郎監督は、3日前の初戦から先発2人を入れ替えました。GKに黒本ギレルメ選手を起用。所属するクラブがカップ戦決勝を戦ったため、合流の遅れたオリベイラ・アルトゥール選手も、吉川智貴選手、堤優太選手、清水和也選手とともに先発出場しています。
前日会見でも木暮監督は立ち上がりの試合の入り方の重要性を口にしていましたが、日本のファーストセットは、この試合でも良いスタートを切ります。第1ピリオド3分には、アルトゥール選手がフリーキックからゴールを狙うなど、アルゼンチンのゴールを目指します。第1戦ではセット交代直後に失点を喫した日本ですが、この日はセカンドセットも落ち着いており、相手のプレスをかいくぐりながらチャンスを作り出しました。
アルゼンチンにシュートチャンスを作られる場面もありましたが、GK黒本選手を中心にゴールを守り抜きます。第1ピリオド16分には、アルゼンチンのファウル数が5つとなりました。ここからアルゼンチンはファウルの累積を警戒し、プレスの強度を下げます。このまま第1ピリオドは0-0で終わりました。
第2ピリオドも日本の黒本選手、アルゼンチンのニコラス・サルミエント選手という両チームのGKの活躍もあり、スコアはなかなか動きませんでした。そうしたなかで先にゴールを奪ったのは、またしてもアルゼンチンでした。コンスタンティノ・バポラキ選手がゴール前のわずかな隙間を逃さずにマティアス・ロサ選手とパス交換。リターンパスを受けたバポラキ選手が黒本選手の守備も破り、先制ゴールを決めました。
追いかける展開となった日本は反撃に転じるものの、第2ピリオド11分に金澤空選手が放ったシュートがポストに嫌われるなど、得点を挙げられません。それでもあきらめずに攻めた日本は、第2ピリオド17分に石田健太郎選手からのキックインを受けた平田ネトアントニオマサノリ選手がシュート。ポストを叩いたボールをゴール前に詰めていた堤選手が押し込み、第1戦に続き同点に追いつきました。
両チームともに勝ち越しゴールを目指しましたが、このまま試合は1-1で終了。日本は強豪のアルゼンチンと2分けという結果を出して、2023年の活動を締めくくっています。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督(フットサル日本代表)
1試合目よりも、アルゼンチン代表の本気度が上がった中でのゲームでした。勝つことはできませんでしたが勇敢に戦い、引き分けたのは2023年度の最後のゲームとして良い戦いができたと思います。2023年の全6回の活動は、来年世界で勝つための仕様にシフトチェンジする目標を掲げて行ってきました。選手が前向きに取り組んでくれたことに感謝したいと思います。2024年は最高の成績を掴むために毎回の活動を大切にして、良い準備、良いトレーニングを続けてフットサルアジアカップに臨みたいと思います。
FP #4 石田健太郎 選手(バルドラール浦安)
この2試合はやっていて本当に楽しかったです。ブラジル代表とブラジルで対戦した時は、ほとんどディフェンスしかやっていませんでした。一人一人がどこに動けばいいかなど、やることが明確になってきましたし、やっていてすごく楽しい感覚があります。アルゼンチンは守備の駆け引きが本当にうまかったです。日本代表はチームとして本当に良い活動が続けられているので、フットサルアジアカップに対して自信がありますし、まずは自分がそこに行かないといけないと思っているので、リーグでまた結果を残して成長して選ばれるようにしたいです。
FP #5 オリベイラ・アルトゥール 選手(深圳南嶺鉄狼/中国)
非常に良い感覚を得られた2試合になりました。もちろん勝てなかったので、ベストの結果ではありません。それでも負けませんでしたし、アルゼンチン代表と2試合連続で1-1という結果を受けて、アルゼンチン、ブラジル、スペイン、イランのような強豪国からもリスペクトをされる立場になったと感じています。攻撃、守備、セットプレーと様々な点の細部が今日はうまくいきました。ただ、もっと良くならないといけないので、来年はさらに細部を突き詰めていきたいと思います。
FP #10 金澤空 選手(名古屋オーシャンズ)
木暮監督が求めていて、ずっと積み上げてきたフットサルのスタイルを、アルゼンチン相手にホームでたくさん出せたと思うので、そこはすごくチーム全員が自信を持つことができた2試合になったと思います。でも、勝てるチャンスが十分にあった2試合だったので、そこは最後しっかり勝ちきるところを突き詰めたいです。「惜しかった」では意味がないので、最後は勝って新しい歴史を作ってこそ、フットサルの発展につながると思うので、そういう意味ではさらに積み上げていきたいなと思いました。
国際親善試合
2023年12月17日(日) 13:00 キックオフ(予定) vs フットサルアルゼンチン代表
会場:北海道/帯広市総合体育館
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