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【Match Report】フットサル日本代表 イラン代表に敗れ決勝進出を逃す Futsal Nations Cup(9/11-9/17@ブラジル)
2023年09月17日
Futsal Nations Cup
2023年9月16日(土) キックオフ時間13:00(現地時間) 試合時間40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Arena Sorocaba(ブラジル/サンパウロ)
フットサル日本代表 0-2(前半0-0、後半0-2)フットサルイラン代表
得点
33分 失点
34分 失点
スターティングメンバー
GK:黒本ギレルメ
FP:石田健太郎、オリベイラ・アルトゥール、吉川智貴、原田快
サブメンバー
GK:田淵広史
FP:金澤空、堤優太、平田ネトアントニオマサノリ、逸見勝利ラファエル、清水和也、内村俊太、内田隼太、伊藤圭汰
登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:上村充哉、山中翔斗
マッチレポート
ブラジルサンパウロ州・ソロカーバで開催されているFutsal Nations Cupに出場しているフットサル日本代表は前日のサウジアラビア代表との試合に勝利し、24時間を開けずに連戦でアジアのライバルであるイラン代表との準決勝に臨みました。日本代表がボールを握る時間が長く、再三相手ゴールに迫りましたがチャンスを生かせず、逆に少ないチャンスをものにしたイラン代表に得点を許し0-2で悔しい敗戦となりました。
日本代表の前に行われていたブラジル対パラグアイの準決勝の結果、日本代表はイラン代表に勝利すれば、再度ブラジル代表と決勝戦で戦えることが試合前に分かり、キャプテンのオリヴェイラ・アルトゥール選手が「今日勝って必ずブラジル代表とのリベンジマッチをしよう」とチームを鼓舞します。イラン代表との直近の対戦結果は昨年10月AFCフットサルアジアカップ2022の決勝戦は3-2で日本代表が勝利、今年2月のタイでの国際親善大会の決勝戦では1-2と敗れています。
試合開始早々、日本代表が前日のサウジアラビア戦と同様に選手、4人のフィールド選手が小刻みにパスを交換しながら、変則的にポジションを変わり、相手陣地へ攻め込んでいきます。身体の大きなイラン代表の選手が、日本代表の攻撃チャンスを潰すべく、激しくプレッシャーをかけますが、審判によるファールの判定で開始9分でイラン代表は早くも5つのファイルを重ねてしまいます。以後、第二PKを与えまいとイラン代表のプレスが少し緩やかになったところで、日本代表は積極的に相手ゴールに迫ります。15分には原田快選手がパスを受けて、右サイドを縦に突破して、相手をかわして放ったループ気味のシュートは惜しくも枠をとらえることができません。その後も相手陣地でプレーする時間を長く作り、第一ピリオド終了間際にも、日本代表が波状攻撃を仕掛けます。原田選手のシュートをゴールキーパー弾いたこぼれ球にアルトゥール選手が強烈なシュートを放つも得点を奪えず0-0で第一ピリオドを折り返します。
第二ピリオドとなりファールカウントがリセットされたイラン代表が先制点を奪うべく、日本代表のゴールに迫力のある攻撃を仕掛けてきますが日本代表もしっかりと体をあてて、シュートを打たせません。26分には内田隼太選手が個人技で中央へカットインしてシュートを狙いますが、ゴールキーパーに弾かれてしまいます。一進一退の攻防が繰り広げられる中、日本代表は何度も相手ゴールに迫りますが、なかなかゴールを奪えずにいると、34分、ハーフライン近くで相手にボールを奪われるとそのままカウンターで先制点を許してしまいます。失点後、同点ゴールを奪うため積極的なディフェンスで相手からボールを奪おうと仕掛けたところ、ファールをとられた際、イラン代表のクイックスタートにより隙をつかれて、さらに追加点を奪われてしまいます。残り5分で2点差となった状況を打開すべく、石田健太郎選手にゴールキーパーのユニフォームを着せて、日本代表はパワープレイを仕掛けます。吉川選手と石田選手が起点となって、相手の隙を伺いながら両サイドに張った原田選手と内田選手へパスを送って得点を狙いますが、最後までイランのディフェンスを崩すことができず0-2で敗れました。試合に敗れた、日本代表は翌朝7時キックオフの3位決定戦に臨みます。
選手コメント
FP #3 内村俊太 選手(湘南ベルマーレ)
アジアカップまで残り期間少ない中でのセミファイナル、イラン戦でした。今日も勝ってまたブラジルと試合をしたかったですが敗れてしました。チームとしてはもちろんブラジルに勝って優勝を目指していたので残念ですが、しっかり明日勝って日本に帰りたいと思います。個人的にはやはり強力なピヴォのいる試合では出番は多くなると思うので、もっと力を発揮していきたいです。
FP #4 石田健太郎 選手(バルドラール浦安)
イラン戦では自分達がボールを握る時間が長い中、得点を奪うことができず相手のカウンターでやられてしまいました。イランとは最近3試合目でしたがアジアカップの時やタイの時とは違うゲーム展開でした。更にチームとしてレベルアップするために最後の3位決定戦で勝って日本に帰ります。
FP #6 吉川智貴 選手(名古屋オーシャンズ)
悔しい敗戦となりました。多くの時間を自分たちがボールを握る戦いでしたが、なかなかゴールを決めることができず、逆にカウンター2本で沈められた試合でした。
今までのイラン戦は多くの時間を守備に費やしていたので、逆の展開になったことは日本のフットサルが成長している証であると思います。ただ代表は結果が全てなので、敗戦から逃げずにしっかりと反省し成長に繋げていかなければいけません。次のフェーズのアジア予選に向けても、明日の最後の試合はすごく貴重な機会なので、明日は良い試合をして勝利を掴み取って、この遠征を締めくくりたいです。
FP #7 金澤空 選手(名古屋オーシャンズ)
イランはアジアで1番のライバルであり、さらにタイ遠征の決勝で負けているので今回は必ず勝つという気持ちで試合に臨みました。今までのイランとやった2試合に比べて、自分達が長い時間ボールを持つことはできましたが、そこからチャンスに繋げてゴールを決めることができませんでした。自分自身もチャンスを決めきれなかったり、その他のプレーでも課題の多く残る試合となりました。この課題をいち早く改善できるように努力したいと思います。まだ3位決定戦が残っているので、勝って今回の遠征を終えられるように切り替えていい準備をしたいと思います。
Futsal Nations Cup
大会期間:2023年9月11日(月)~9月17日(日)
会場:ブラジル/サンパウロ州ソロカーバ
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