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ニュース

【Match Report】フットサル日本代表 宿敵のサウジアラビア代表に勝利し決勝進出【2月海外遠征(2/27-3/8@タイ)】

2023年03月06日

【Match Report】フットサル日本代表 宿敵のサウジアラビア代表に勝利し決勝進出【2月海外遠征(2/27-3/8@タイ)】

6カ国国際親善大会
2023年3月5日(日) KO時間 20:15(現地時間) 試合時間 40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Eastern National Sports Training Center(タイ/パタヤ)

フットサル日本代表 1-0(前半0-0、後半1-0)フットサルサウジアラビア代表

得点
28分 逸見勝利ラファエル(フットサル日本代表)

スターティングメンバー
GK:黒本ギレルメ
FP:水谷颯真、オリベイラ・アルトゥール、平田ネトアントニオマサノリ、逸見勝利ラファエル

サブメンバー
GK:田淵広史
FP:石田健太郎、山田凱斗、金澤空、堤優太、清水和也、原田快、毛利元亮、中村充

登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:なし

マッチレポート

タイで開催中のNSDF Futsal Championship 2023に出場しているフットサル日本代表は、準決勝でサウジアラビア代表との試合に臨み、逸見勝利ラファエル選手がゴールを決めて1-0で勝利して決勝戦へと駒を進めました。

サウジアラビア代表は昨年開催されたAFCフットサルアジアカップクウェート2022の初戦で敗れた宿敵ということもあり、対戦が決まってからのトレーニングではサウジアラビア代表の対策をしっかり落とし込んできた日本代表。木暮賢一郎監督は試合前のロッカールームで「1人1人が高いクオリティを発揮することが一番大事になる。日本代表を背負ってプレーする限り公式大会だろうと親善大会だろうと関係ない。代表チームは短い準備期間の中で、試合を戦わないといけないが、我々は勝ちながら成長していこう。必ず今日勝って、イラン代表と決勝を戦う権利を掴み取ろう」と声をかけて選手たちをピッチに送り出しました。

この日もグループステージと同様のスターティングメンバーで試合に臨んだ日本代表はキックオフ直後からサウジアラビア代表ゴールに襲い掛かります。短いパスを繋ぎながら相手コートに侵入し、右サイドでパスを収めた平田ネトアントニオマサノリ選手が思い切りよく両チームにとって最初のシュートを打ちます。惜しくもシュートは外側のサイドネットに当たり枠外となりますが、先制点への強い思いを感じさせるプレーに日本代表ベンチからもチームを鼓舞する声が飛び交います。その後もセットを交換しながら多彩な攻撃を仕掛け、先制点を狙いますがシュートはことごとく相手GKのセーブに阻まれ、逆にサウジアラビア代表はアジアカップの時と同様に引いてどっしりと構え、カウンター狙いに徹します。日本代表は終了間際、相手コートでキックインからパスを繋ぎ、味方の浮き球のパスに中村充選手が会心のジャンピングボレーを放ちますが、これもクロスバーに嫌われ、スコアレスで第1ピリオドを終えます。

第2ピリオドも日本代表がボールを握り相手ゴールに猛攻を仕掛けます。開始早々に逸見選手が相手のペナルティエリア付近でプレスをかけてボールを奪取し、絶好のチャンスからシュートを打ちますが枠内に飛ばすことができません。またチーム最年少の原田快選手が得意なドリブルで1対1を仕掛け、相手のマークを振り切りながらドリブルで侵入して得点を狙いますが、あと一歩のところでチャンスを掴みきれません。時間の経過とともに相手のカウンターを受ける時間が増えてきますが、守備に回った原田選手が相手選手からファールを受けると、すかさず木暮監督はビデオサポート(VS)の権利を行使。確認の結果、相手選手にレッドカードが提示され、サウジアラビア代表が1人少ない状況に追い込まれます。そこからオリベイラ・アルトゥール選手と逸見選手が短いパスを繋ぎ得点機会を窺い、逸見選手が一瞬の隙からシュートを放つと、そのボールが相手GKの手を弾いてゴールネットを揺らし、27分に待望の先制点を奪います。ここまで果敢にカウンターを狙い走っていたサウジアラビア代表でしたが、失点以降は疲労が見え、対する日本代表はボール奪取回数を増やしシュートで終わる機会を増やします。試合時間残り2分のところでサウジアラビア代表はパワープレーを開始しましたがビッグチャンスには至らず、逸見選手のゴールを守り切った日本代表が勝利し、決勝へと駒を進めました。

フットサル日本代表は、昨年のアジアカップと同様に大量得点でグループステージを突破したイラン代表との決勝に臨みます。

監督・選手コメント

木暮賢一郎 監督
40分間ゲームをコントロールしながら勝利を収められました。決勝で再びイランと対戦できることは、我々にとってまさしくこの大会に参加した大きなメリットだと感じています。良い準備をして再びイランに決勝の舞台で勝ち、このFIFA Windowの活動を終えたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。

GK #2 黒本ギレルメ 選手(立川アスレティックFC)
サウジアラビアに勝って決勝へ進出でき、良かったです。AFCアジアカップの開幕戦で悔しい結果になってからリベンジの気持ちがありました。我々の目標はこの大会で優勝することなので、決勝を頑張りたいと思います。

FP #9 平田ネトアントニオマサノリ 選手(名古屋オーシャンズ)
今日の試合は3試合の中で1番得点のチャンスがあった試合でしたが、結果的には1点しか奪えませんでした。ただ良いディフェンスができ、無失点で抑えられたことはチームとしてとてもプラスになったと思います。次はイランとの決勝なのでいい準備をして、この大会で1番良いパフォーマンスを全員が見せ、良い結果にしたいと思います。

FP #10 逸見勝利ラファエル 選手(レアルベティス/スペイン)
今日はとても重要で、価値ある試合で勝利できました。自身の得点でチームを救い、試合に勝ててとても嬉しいです。中1日で臨む決勝に向けてしっかりと身体を休めてイラン代表に勝ちたいと思います。チームはこの大会で優勝するための準備ができていますし、みなさんの後押しを受けて全力を尽くして戦いたいと思いますので、応援をよろしくお願いします。

FP #12 原田快 選手(FCバルセロナB/スペイン)
とても難しい試合でしたが、決勝に進むことができて本当に良かったです。相手はAFCアジアカップの初戦で負けたサウジアラビアでした。自分たちの思い通りのプレー、ゴールをなかなか決められず、後半も1点しか取れずとても苦しい試合になりましたが、集中を切らさずに最後まで全員が戦えたことが勝ちに繋がったと思います。自分はAFCの時に出場機会がなく、とても悔しい気持ちで終わり、今回こそは何か結果を残すという気持ちで試合に挑みました。それでも特に何もできず、シュートもあまり打てず、また悔しい結果で終わりましたが、チームが勝ったので、良かったです。決勝はイランです。気持ちを切り替えて全力で戦うので応援よろしくお願いします。

6カ国国際親善大会

大会期間:2023/3/1(水)~2023/3/7(火)
会場:タイ/イースタン・ナショナル・スポーツ・トレーニングセンター

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