なでしこジャパンは27日(月)、準決勝の韓国女子代表戦を翌日に控えてトレーニングに励みました。入念なウォーミングアップを終えると試合前日ということでメディア非公開となり、集中した環境で戦術をあらためて確認しました。セットプレーについても細かな部分を全員で確認すると、最後10分は各自思い思いに調整に時間を割きました。シュートを打つ選手やジョギングをする選手、近いポジションの選手同士で作戦ボードを挟んで話し込む姿も見られました。準決勝に向けて自分の体、頭、そして心に向き合います。

トレーニングに先駆けて行ったビデオミーティングでは、韓国女子代表の攻守の特徴やキーとなる選手の分析が映像でフィードバックされました。4月のAFC女子アジアカップで対戦するなどお互いに熟知する関係であり、韓国女子代表にはなでしこリーグでチームメイトとして、あるいは対戦相手として身近な選手もいるため、日本の選手たちとしてもよく知った対戦相手という印象です。

この日は大会に入って初めて公式会見が行われました。「強力なライバル関係」（高倉麻子監督）にある韓国女子代表ら準決勝進出4チームの監督と選手1名が並び、豊富と意気込みを語りました。

アジア競技大会の準決勝　韓国女子代表戦は、28日(火)日本時間18:00キックオフ（予定）です。

監督・選手コメント

高倉麻子 監督
まず、準決勝の4チームに入ることができたことを誇りに思います。準決勝の相手である韓国とは長く強力なライバル関係にありますが、素晴らしい選手が多いので難しい試合になるでしょう。薄氷を踏む思いをするかもしれません。しかし、相手がどうということではなく、まずはなでしこらしく、自分たちに矢印を向けて試合に臨みたいと思います。

DF #4 三宅史織 選手（INAC神戸レオネッサ）
準々決勝に勝って4強に残ることができて嬉しいです。準決勝で対戦する韓国女子代表には、以前一緒にプレーしていた選手、そして現在一緒にプレーしている選手もいます。彼女たちがいかに優れた選手か、そして韓国が強いチームであることはもう分かっていますが、タイトルを獲るためには勝たないといけない相手です。冷静さを失わず、落ち着いて日本らしく粘り強く戦いたいと思います。

MF #7 中島依美 選手（INAC神戸レオネッサ）
中2日ということで、きついと言えばきついですが、限られた時間の中でコンディションを戻しています。トレーニング前のミーティングでも守備について共通意識を持ち、今日のトレーニングではそこを実践的にやりました。韓国のキープレイヤーとなるチ・ソヨン選手はパスもうまいし、シュートも持っているので、自由にさせないように気をつけたい。8番のチョ・ソヒョン選手は体格も大きく強さがあるので、そこは負けずに戦いたいと思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。（ ）内は日本時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

第18回アジア競技大会（2018/ジャカルタ・パレンバン）

大会期間：2018/8/18(土)～2018/9/2(日)

【女子】準決勝
8月28日(火) 18:00 [日本時間] vs 韓国女子代表
NHK BS1で生中継
大会情報はこちら