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【Match Report】金メダルへ好スタート。アジア競技大会初戦で日本がカタールに快勝

2023年09月21日

【Match Report】金メダルへ好スタート。アジア競技大会初戦で日本がカタールに快勝

第19回アジア競技大会(2022/杭州)の男子サッカー競技が9月19日(火)に開幕しました。U-22日本代表は大会2日目の20日(水)に初戦を迎え、蕭山スポーツセンタースタジアム(Xiaoshan Sports Centre Stadium)にてU-24カタール代表と対戦しました。

アジア競技大会の男子サッカー競技はU-24年代の選手たちに加えて最大3人のオーバーエイジ選手を起用できる大会レギュレーションとなっていますが、日本は若い世代の強化を目指し、この大会にパリオリンピック2024を目指すU-22代表で参加しています。対戦相手のカタールも同様にオリンピック世代での参加であり、来年4月にオリンピックのアジア予選を兼ねて開催されるAFC U23アジアカップカタール2024への前哨戦という一面も持つ試合となりました。

今大会について大岩監督は「われわれは(大会の年齢制限よりも)若いチームですし、大学生も多くいるチームですが、目標は優勝です」と断言。金メダルをターゲットにして、トレーニングを行って大会に臨みました。

日本の先発メンバーは、GKに藤田和輝選手(栃木SC)、DFに山﨑大地選手(サンフレッチェ広島)、奥田勇斗選手(桃山学院大)、馬場晴也選手(北海道コンサドーレ札幌)、吉田真那斗選手(鹿屋体育大)、MFに松村優太選手(鹿島アントラーズ)、松岡大起選手(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ)、佐藤恵允選手(ヴェルダー・ブレーメン)、谷内田哲平選手(京都サンガF.C.)、西川潤選手(サガン鳥栖)、そしてFWに内野航太郎選手(筑波大)が入りました。

試合は開始早々の2分に動きました。西川選手がペナルティエリアのすぐ外の好位置でFKを獲得すると、これを谷内田選手が直接狙い、ゴールネットを揺らします。「代表でゴールを決めるのは初めてで、本当に嬉しかった」という谷内田選手の一撃は、試合の流れを大きく左右することになりました。

試合前からやや緊張の様子も見られた日本の選手たちでしたが、このゴールで解き放たれます。後方からしっかりパスを繋いでのビルドアップでカタール守備網の隙間を突いて効果的な攻撃を見せると、25分には西川選手のクロスボールをオフ・ザ・ボールの動きで相手マークを外した内野選手がゴール。追加点を奪い取り、リードを2点に広げました。

その後はチャンスで決め切れず、79分にALSULAITI選手にゴールを許して1点差に詰め寄られてしまい、「試合運びの部分についてはチームとしての課題が残った」(谷内田選手)形になってしまいましたが、88分に交代出場となったMF日野翔太選手(拓殖大)のFKからDFの山﨑選手が追加点を奪って3-1と点差を広げて試合を決定付けました。

初戦で3-1の勝利を飾った日本の大岩監督は「非常に嬉しい」としつつも、「次の試合に向けてしっかりと準備を進めなければいけない」と気を引き締め直しました。

日本にとっての第2戦となるパレスチナとの試合は、25日(月)19:30(日本時間20:30)から開始されます。

監督・選手コメント

大岩剛 監督
初戦で難しい相手との試合でしたが、勝利することができて、まずは嬉しく思っています。パレスチナとの第2戦まで時間が空くので、しっかり準備を進めていきたいと思います。杭州のスタジアムは非常に良い雰囲気で、その中で試合をすることができて良かったです。まずはノックアウトステージ進出を目指し、次の試合に向けても準備を進めていきます。

DF #3 吉田真那斗 選手(鹿屋体育大)
やはり初戦の緊張感、プレッシャーはあったので、最初のゴールが大きかったように思います。同じ右サイドの松村選手と連係を取りながら、ポジショニングは工夫していました。このチームではサイドバックが外に張るのではなく中に入っていくプレーを求められていますが、そのスタイルは自分が目指しているところでもあります。

MF #15 谷内田哲平 選手(京都サンガF.C.)
FKは西川選手と自分のどちらかが蹴ることになっていたのですが、西川選手が譲ってくれて自分に任せてくれました。代表でゴールを決めるのは初めてだったので、嬉しかったです。初めて一緒に試合に出る選手もいましたが、大岩監督がやるべきことを明確にしてくれていたので、試合の入りからチームとして戦えたと思っています。

FW #19 内野航太郎 選手(筑波大)
追加招集での参加だったので、気持ちは入っていました。大学でやってきた自信もありましたし、大会への準備もしてきていました。まずは自分の良さを出すことを意識して試合に入りました。ゴールは自分の形ですし、自分らしい得点だったと思います。西川選手のパスが凄い精度で出てくるので、練習から自分の動き出しさえ良ければ(パスを)出してもらえるという感覚はありました。出た試合は全部点を取るつもりでいます。

第19回アジア競技大会(2022/杭州)

大会期間:2023年9月19日(火)~2023年10月7日(土)

【男子】グループステージ
第1戦 9月20日(水) 20:30[日本時間] ◯ 3-1 vs U-24カタール代表
第2戦 9月25日(月) 20:30[日本時間] vs U-24パレスチナ代表

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