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SAMURAI BLUE、開幕戦へ非公開練習を実施、森保監督は「タイトルを目指す」 ~EAFF E-1サッカー選手権2019~
2019年12月10日
SAMURAI BLUE(日本代表)は12月9日(月)、韓国の釜山で開催されるEAFF E-1サッカー選手権2019第1戦の中国代表戦を翌日に控えて、市内のグラウンドで非公開練習を行いました。開幕会見に臨んだ森保一監督は、「選手とチームが成長できるように一戦一戦大切に戦い、タイトルを目指したい」と抱負を述べました。
2年に一度開催される東アジアのトップを競う大会で、日本は10日(火)の中国代表戦を皮切りに、予選を突破してきた香港代表と14日(土)に、ホスト国で大会2連覇中の韓国代表と18日(水)に対戦。2013年大会以来3大会ぶりの優勝を目指します。
FIFA国際マッチデー外の開催となることから国内組のみでの構成で、チームの半数以上の14人がU-22日本代表でもプレーする顔ぶれを揃えており、DF渡辺剛選手(FC東京)やMF田中碧選手(川崎フロンターレ)、FW田川亨介選手(FC東京)ら若手が、今回が代表初選出でJリーグ最優秀選手にも選ばれたMF仲川輝人選手(横浜F・マリノス)やMF大島僚太選手(川崎フロンターレ)ら年長の選手らとともに融合を試みながらチームの底上げをできるか、期待されています。
選手たちは7日にJリーグ最終節を終えて8日から当地で練習を始め、2日間の準備で開幕戦を迎える厳しい日程ですが、森保監督は「選手たちがチャレンジ精神を持って試合に臨んでくれるか、それぞれが持っている特長をチームに還元しながら組織的に戦えるかがポイントになる」と語っています。
チームは陽が暮れて冷え込みが厳しい中、市内のグラウンドで練習を実施。練習の冒頭で、森保監督は選手たちに「やれることはしっかりやる。やれないことをやるために何をするか。みんなで共有しよう」と話しかけていました。
公開された冒頭15分の練習では、選手たちはランニング、ストレッチ、ボールまわしなどで体をほぐし、その後は非公開として戦術の確認などを行いました。
初戦で対戦する中国代表は11月のFIFAワールドカップカタール2022予選でシリアに敗れた後にマルセロ・リッピ監督が辞任。今大会には中国リーグの武漢で指揮を執るリ・ティエ(李鉄)氏が監督として臨みます。
FW上田綺世選手(鹿島アントラーズ)は、中国が球際で強く来ることを念頭に「自分が背後を突く動きやスペースを作る動きをして、相手をかわしていければいい」と話して、プレーのイメージを膨らませています。
また、7日(土)に招集が発表されたMF橋岡大樹選手(浦和レッズ)も、「ACLでの経験もあるので、いいイメージもあるし、自信を持ってやれると思う」と話していました。
なお、大会は女子の試合も同時開催で行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)も出場。来年の東京オリンピック前の最後の公式戦で、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイと対戦します。この日の練習開始前には、同じ場所で先に練習をしていた、なでしこジャパンの選手たちと一緒に笑顔で記念撮影に臨みました。
SAMURAI BLUEの中国代表戦は10日(火)、釜山のGudeok Stadiumにて19:30キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
E-1選手権という素晴らしい大会に参加できることをうれしく思います。韓国も中国も香港も、それぞれ強力だと思っています。韓国とは選手としても監督としても戦って、いつも激しく厳しい試合になっている印象があるので、今回も非常に厳しい試合になると思います。まずは3チームとしのぎを削る戦いをして、アジアのレベルアップになればと思っています。(大会での成功には)選手たちがチャレンジ精神を持って試合に臨んでくれるかということと、それぞれが持っている特長をチームに還元しながら組織的に戦えるかというところがポイントになると思っています。
GK #23 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
初めて一緒にやる選手も多いですが、自チームではACLでアジアのチームともやっているので、チームでの経験が活きると思います。中国は球際など、各々の個人の技術は高いものがありますが、自分たちもそれに優るだけの力はあると思うので、相手を尊敬しすぎず、自分たちがやるべきことに集中してやりたいです。
DF #2 菅大輝 選手(北海道コンサドーレ札幌)
代表での結果にこだわってやらないと来年のメンバーに入れないので、結果をしっかりやっていこうという思いが強いです。(自チームで)毎試合使ってもらっていい状態にあるので、それが追加招集につながったと思います。チームでやっていることを出せればやれると思うので、チームでの自分をしっかり出したいです。
DF #15 渡辺剛 選手(FC東京)
短い準備期間ですが、やることをしっかり出して試合に臨みたいと思います。フル代表はレベルが高いですし、素晴らしい選手の中でやれるので、その中で自分の良さを出していきたいです。チームの力になれればと思っています。
FW #13 上田綺世 選手(鹿島アントラーズ)
初めてやる選手も多いので、コンビネーションでは難しい部分もあると思いますが、代表選手なのでそれでもできる選手が揃っていると思っています。コミュニケーションを取りながら、最大限のコンビネーションを出してゴールに迫っていきたいです。1試合1試合結果を残さないといけないですし、先ばかり見ていても意味がありません。今この環境と立場でできることを最大限やることが大事です。
リ・ティエ(李鉄)中国代表監督
初戦は常に重要ですし、代表チームで仕事をすることは私の長年の夢でもありました。我々の選手たちは全員がプロリーグで活躍していて、今大会の前には15日間ほど合宿をしてきたのでチームの状態は良く、国を代表して戦う準備はできています。日本、香港、韓国というすばらしいチームとの対戦でベストを尽くします。
ミシュ・パーテライネン 香港代表監督
香港は9年ぶりの出場で、選手たちには素晴らしい相手と戦う、良いチャレンジになるでしょう。まずは初戦の韓国戦に集中して、1試合1試合対応したい。トップレベルでの対戦では個人的なミスが結果に影響します。選手たちがしっかり集中して臨むことが必要ですし、個人レベルでは他チームに差があるかもしませんが、それもチームとして戦うことで補っていければと思っています。
パウロ・ベント 韓国代表監督
韓国は過去2大会で優勝しているので、我々も初戦から最終戦までできる限りベストを尽くして戦いたいですし、どの大会でもどの相手とも最高の結果を求めて戦うのが韓国代表です。大会で成功するために重要なのはチームの組織力です。今大会へは我々を含めて全チームがいつものような準備期間なしで臨んでいますが、チームとして戦い、大会を通じて成長し、いい結果を得たいと思っています。
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仲川輝人 選手(横浜F・マリノス)インタビュー
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大島僚太 選手(川崎フロンターレ)インタビュー
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橋岡大樹 選手(浦和レッズ)インタビュー
スケジュール
12月8日(日) | PM | トレーニング |
---|---|---|
12月9日(月) | PM | 開幕会見 |
TBC | トレーニング | |
EAFF E-1サッカー選手権2019 | ||
12月10日(火) | 19:30 | 対 中国代表(Busan Gudeok Stadium) |
12月11日(水) | TBC | トレーニング |
12月12日(木) | TBC | トレーニング |
12月13日(金) | TBC | トレーニング |
12月14日(土) | 19:30 | 対 香港代表(Busan Gudeok Stadium) |
12月15日(日) | TBC | トレーニング |
12月16日(月) | TBC | トレーニング |
12月17日(火) | TBC | トレーニング |
12月18日(水) | 19:30 | 対 韓国代表(Busan Asiad Main Stadium) |
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。
EAFF E-1サッカー選手権2019 決勝大会
大会期間:2019年12月10日(火)~18日(水)
会場:韓国/Busan Gudeok Stadium、Busan Asiad Main Stadium
男子出場国:中国、日本、香港、韓国
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