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【Match Report】なでしこジャパン、韓国と引き分けるもグループ首位でノックアウトステージへ AFC女子アジアカップインド2022
2022年01月28日
なでしこジャパン(日本女子代表)は27日(木)、AFC女子アジアカップインド2022のグループステージ第3戦で韓国女子代表と対戦しました。
グループステージ3連勝を狙う日本は、3日前のベトナム女子代表戦から7人の先発メンバーを入れ替えます。GK山下杏也加選手が初戦以来の出場となり、熊谷紗希選手と清水梨紗選手は3試合連続の先発。猶本光選手と長野風花選手がボランチを組み、右サイドに2試合連続得点中の成宮唯選手、前線には植木理子選手と長谷川唯選手が入りました。
日本は前半開始後、約30秒で先制点を決めます。左サイドバックの三宅史織選手からのロングパスに反応した植木選手が、最前線でボールを受けてドリブル突破。相手選手を置き去りにして右足でシュートを放つと、これがゴール左に決まって幸先よくリードしました。
3試合連続で先制した日本はそれからも攻撃を続け、14分に長野選手のパスを受けた長谷川選手が巧みなボールタッチから反転し、すぐさまシュート。これは相手GKにキャッチされます。
27分にも右CKを蹴った猶本選手のボールから熊谷選手がヘディングシュートを放ち、こぼれ球を長谷川選手が押し込もうとしますがブロックされてしまいます。前半終了前には、成宮選手がペナルティーエリア右からシュートを放ちましたが、これも相手GKにセーブされました。
後半はグループ首位通過のために勝つしかない韓国が攻撃に転じ、日本は苦しい時間が続きます。56分に韓国のJi So-Yun選手がドリブル突破を試みますが、これは熊谷選手が1対1を制してクリア。73分にはLee Geum-Min選手のシュートを、GK山下選手が左手一本でセーブしました。
日本はセットプレーやミドルシュートで次のゴールを狙いますが、追加点は遠く、逆に85分にCKの混戦からSeo Ji-Youn選手に押し込まれて1-1の同点とされました。その直後にもCKのピンチがありましたが、これはGK山下選手が素早く飛び出してキャッチしました。
試合は1-1で終了となり、日本は2勝1分でグループC首位通過が決定。試合後に発表されたプレーヤーオブザマッチには、攻撃をけん引した長谷川選手が選出されました。
日本は30日(日)の準々決勝で勝利すると、FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023出場権を獲得します。
監督・選手コメント
池田太 監督
まずグループステージを1位で通過したことをうれしく思いますし、試合が始まってすぐに先制点を取ることもできたので、次につながると思います。しかし、サポートの数やボールを動かすテンポなどの部分で、もっともっと成長できればと思っています。グループステージを突破した満足感はありますが、もう少しコンビネーションを磨き、追加点をしっかり取れるようにしていきたいです。ピッチに出た全員が良いパフォーマンスを出してくれて、攻撃の選手も守備の選手も一人ひとりが役割を担ってくれました。
MF #14 長谷川唯 選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)
もちろん勝ちたかった試合だったので満足していませんが、先制点を取りたいと話をしていたなかで、それができたのは良かったです。後半は相手が少しやり方を変えてきて、なかなかいい時間帯をつくれなかったので、そこは課題だと思います。もちろん負けなかったことはチームとして自信にはなりますが、満足できない部分の方が大きいですし、それが次につながると思っています。自分自身のプレーにまだ満足できていないですし、こういう形で(プレーヤーオブザマッチに)選ばれるのはうれしいですが、これに満足しないでもっと良いプレーを目指して戦っていきたいと思います。
FW #19 植木理子 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
チームとして勝てなかったのは悔しいところでしたが、一つのミッションとして1位通過で次のステージに進むことはできたので、それは良かったと思います。(ゴールシーンは)早い時間帯で難しいことはせず、前に起点をつくることを意識していたなかで高いボールが来たので、思い切って自分のスピードで相手を上回っていこうと入りました。ボールタッチや相手との間合いが良く、ゴールにつながって良かったです。チームの一つの目標は女子ワールドカップ出場権獲得なので、その意味では次も勝利しか見ていません。アジアの頂点に立つためにも、ゴールを決めてチームを勝たせる役割を担いたいと思います。
AFC女子アジアカップインド2022
大会期間:2022年1月20日(木)~2月6日(日)
ノックアウトステージ上位5チームがFIFA Women's World Cup Australia & New Zealand 2023™への出場権を獲得
(※ただし、上位5チームにオーストラリアが入っていた場合、6位までのチーム)
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