FIFA女子ワールドカップフランス2019の初戦を10日（月）に控えたなでしこジャパンは開催地のパリで3日目を迎えました。

2日（日）にル・トゥケで行われたスペインとの国際親善試合の後、リカバリートレーニングと移動、そしてオフを挟んで3日ぶりに本格的なトレーニングを再開しました。久しぶりの芝生の感触を確かめるように、ウォーミングアップではコーディネーション、アジリティのメニューでスタート。パス＆コントロールでお互いのプレーを合わせ、2人のフリー選手を加えた4対4や8対8のポゼッションゲームで徐々に負荷を強めます。そしてピッチを小さめに仕切った7対7では、最終ラインから中盤を経由して前線へとボールを繋ぎゴールに迫る部分を確認。攻撃から守備、守備から攻撃と連続性を大事にした負荷の高いメニューをこなしてこの日のトレーニングは終了しました。

午後は国際サッカー連盟（FIFA）のプログラムの一環として、高倉麻子監督と選手５名で病院を訪問、院内で一緒にボールを蹴って楽しい時間を過ごしました。前日の日本人学校生徒との交流に続き、この日も子どもたちからパワーをもらう機会となりました。

FIFA女子ワールドカップフランスは7日（金）に開幕し、日本は10日（月）に初戦のアルゼンチン戦を迎えます。

選手コメント

DF #12 南萌華 選手（浦和レッズレディース）
パリに入って、いよいよワールドカップということで、気持ちも高まっていますし、ワクワクしています。高倉監督からは、スペイン戦ではビルドアップのところで引っかかってしまったところがあったので、センターバックのところでボールを運んだり、もう少し見る場所を増やしたり、そういったところをトライしてみてと言われました。スペイン戦は序盤でプレッシャーを受けてミスも出ましたが、慣れてからはうまくパスも通ったので、最初からできるように、ビルドアップで攻撃につなげていきたいです。

FW #8 岩渕真奈 選手（INAC神戸レオネッサ）
ここまで来たので、初戦はもちろんですが、２試合目、３試合目に向けて少しずつやれればいいと思います。みんなと練習するのは楽しいですし、ワールドカップという舞台で、素晴らしい環境のもとトレーニングできるというのは幸せなことなので、まずはしっかりとサッカーを楽しんでやっていきたいです。状態は100%かと言われればまだわかりませんが、今できることをやれているので、いい状態かと思います。

FW #11 小林里歌子 選手（日テレ・ベレーザ）
（これまで別メニューで調整を続けてきたが）久しぶりにみんなとトレーニングでボールを蹴って、やっと合流するところまでこられました。焦る気持ちもありますが、あとはコンディションを上げていきたいと思います。足の状態は確実に良くなっているので、焦ってはいません。できることをして、その中でチームの為になれるように頑張っていきたいです。

スケジュール

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FIFA女子ワールドカップフランス 2019

大会期間：2019年6月7日(金)～2019年7月7日(日)

グループステージ：
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間）
vs アルゼンチン代表

2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表

2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表

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