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日本でのキャンプを打ち上げ~FIFA女子ワールドカップフランス2019
2019年05月27日
6月7日(金)に開幕するFIFA女子ワールドカップフランス2019に臨むなでしこジャパンは、世界の頂点を目指して千葉県内で5月22日(水)からトレーニングキャンプに臨んでいます。
5日間のキャンプ最終日となったこの日は、昨日に続いて早稲田大学ア式蹴球部の協力を得て合同トレーニングを行いました。パワーとスピードで上回る相手に対する守備を2日間に渡って追求します。失点を減らすことが勝率アップに繋がるため、失点を分析して原因となるミス等をなくすことを本来は考えるところですが、90分の試合の中ではどうしても守備を崩される場面もあるため、想定して準備しておくことが重要だという前提に立ってこの日のトレーニングは行われました。
入念なウォーミングアップに続いてトレーニングに移る前には、なでしこジャパンの選手と大学生を集めて、高倉麻子監督と大部由美コーチが身振り手振りも交えてトレーニングの狙いを説明しました。ホワイトボードを囲む選手たちにも熱が入ります。クロスの対応や対人の場面ではことごとく大学生に分がありますが、それでも体をぶつけたり、足を伸ばしたりと、最後まで抗って自由にはさせません。最後は15分の11対11のゲームを2本行い、国内でのトレーニングを締めくくりました。
なでしこジャパンは27日(月)に日本を発ち、ワールドカップの開催地のフランスに入ります。6月2日(日)には、ワールドカップ前最後の強化試合となるスペイン女子代表戦をル・トゥケで行い、6月7日(金)に開幕するFIFA女子ワールドカップフランス2019に向けて準備を加速させます。
選手コメント
GK #18 山下杏也加 選手(日テレ・ベレーザ)
キャンプ序盤は調整だったので負荷も少なかったですが、この2日間は大学生を相手に、海外チームをイメージしたトレーニングをできたのはよかったです。クロスからの失点が多いので、そこは我慢強く続けていかないといけないのかなと思いました。海外の選手はまさに(今日練習した)大学生と同じ強さ・速さを持っているので、チームに帯同してほしいくらいいい練習ができましたし、イメージもつきやすいので、ゴールキーパーにとっても守備陣にとっても良かったです。
DF #5 市瀬菜々 選手(マイナビベガルタ仙台レディース)
男子大学生とのトレーニングでは、スピード感やフィジカルの部分で学ぶことも多く、いい経験になりました。個人的にも1対1やクロスの対応は課題だったので、間合いや体の当て方など勉強になりました。一番の目標はワールドカップで優勝することです。初戦のアルゼンチン戦に勝っていいスタートを切ることができれば気持ちにも余裕が生まれると思うので、初戦を大事にしたいと思います。
FW #11 小林里歌子 選手(日テレ・ベレーザ)
別メニューが続いてしまいましたが、調子は順調に戻っています。出遅れてしまってもちろん焦りはありますが、チームがやろうとしていることは頭に入っているので、この時間をプラスに捉えて続けていきます。いよいよフランスに向けて出発なので、気持ちを徐々に切り替えてやっていきたいと思います。ゴールにこだわってプレーしていきたいですし、チャンスメークのところで、コンビネーションの部分でも自分の良さを出していけると思うので、そういったところを多くの人に見てほしいです。
スケジュール
FIFA女子ワールドカップフランス 2019
大会期間:2019年6月7日(金)~2019年7月7日(日)
グループステージ:
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間)
vs アルゼンチン代表
2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表
2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表
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