AFC女子アジアカップ 中国女子代表との準決勝を翌日に控えた16日(月)、なでしこジャパンは冒頭15分のみを公開としたトレーニングを実施。選手たちは約1時間、中国戦に向けて集中してボールを追いかけました。

また、準決勝を前に公式会見が行われ、登壇した高倉麻子監督は、「中国と一緒にワールドカップに行けることを嬉しく思います。これまでアジアを牽引してきた仲間である中国はタレントの多い強敵で、グループステージ同様厳しい戦いになりますが、自分たちのサッカーに集中して戦って勝利を収めたいと思います」と話しました。対する中国女子代表のエイヨルフソン監督は昨年末に日本で開催されたEAFF E-1サッカー選手権直前の11月に中国女子代表の監督に就任。「チーム状況を把握しきれていなかった当時に比べてチーム力は上がっている」と話します。会見後は両監督が握手を交わして健闘を誓いました。

この日はそれぞれのチーム担当者によるマッチコーディネーションミーティングが行われ、試合に関する規則を確認しました。グループステージと異なる点は、90分で勝敗がつかない場合、延長戦とPKが実施されることです。決勝に進むためには中国に勝つことが条件ですが、決勝に臨むコンディションを考えると90分で決着を付けたいところです。

同日行われた5位決定戦では韓国がフィリピンを5-0と圧倒して勝利、見事ワールドカップの切符を手にしてアジア枠5カ国が決まりました。

AFC女子アジアカップヨルダン2018準決勝 中国戦は4月17日(火)26:00キックオフ予定です。

選手コメント

DF #3 鮫島彩 選手（INAC神戸レオネッサ）
チームの雰囲気もいいですし、みなそれぞれで準決勝に向けていい準備もできているのでいい結果を出したいと思います。ワールドカップ出場は決めましたが、試合に勝ちたいという気持ちは変わっていませんし、ビデオを見る時間などチームでコミュニケーションをとる時間も増えるなど、すごくプラスに働いていると思います。一緒に戦う試合を重ねるにつれて信頼関係も深まっていると思うので、成長できていると思います。中国とはE-1選手権で戦っていますが、前線にいい選手がいる印象を持っています。決勝に進むためにもまずは中国とどう戦うかが大事かと思っています。

DF #5 市瀬菜々 選手（マイナビベガルタ仙台レディース）
ワールドカップ出場権を獲得してホッとしてしまう部分もありますが、気を引き締め直して中国戦に臨みたいと思います。中国は個々の能力が高くて、前線には速くて上手い選手もいて、レベルの高いチームという印象を持っています。まずは1対1で負けないこと、シュートを打たせないような硬い守備でチームに安心感を与えられるようなプレーを心がけたいです。日の丸を背負ってプレーしている以上は責任を持って戦い、優勝して日本に帰りたいと思います。

MF #10 阪口夢穂 選手（日テレ・ベレーザ）
負けたら終わりの準決勝ですが、チームはいい雰囲気でやれていると思いますし、自分自身もやる気満々です。中国の分析映像を見ていると個の能力は高いですし、ゴールに対する執着心も強いように見られるので、注意しようとチームで話しています。この大会に臨む上では優勝は目指してやってきたので、まずは準決勝に勝たなければいけませんが、その目標は常に見据えて取り組んでいます。まずは中国との準決勝にチーム一丸となって臨みたいと思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC女子アジアカップヨルダン2018

大会期間：2018年4月6日(金)～4月20日(金)

準決勝
2018年4月18日(水) 2:00キックオフ[日本時間]
なでしこジャパン vs 中国女子代表
テレビ朝日系列／NHK-BS1にて全国生中継
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