ポルトガルに入り3日目を迎えたなでしこジャパンは1日(日)、アメリカ女子代表との練習試合に臨みました。メディア非公開で行われたため、結果は非公表ですが、日本は全選手が出場。前日の午後に合流した大儀見優季選手（VfLヴォルフスブルク）も後半から45分間プレーしました。メンバーは以下の通りです。

【前半】
海堀、近賀、岩清水、有吉、川村、鮫島、阪口、宮間、川澄、大野、髙瀬

【後半】
山根（→福元）、近賀（→川澄）、岩清水（→阪口）、有吉（→鮫島）、川村、上尾野辺、田中、上辻、横山、大儀見、菅澤

試合前に「思い切って実行していこう」と選手たちを送り出した佐々木監督は試合後、「アグレッシブな状況での試合は今年になって初めてでしたが、その中でも選手たちは気持ちを持ってプレーしてくれました。ディフェンシブな状況になることもありましたが、アメリカとこのタイミングで真剣勝負ができたことは良かった」と振り返りました。

アルガルベカップの開幕も3日後に迫りました。海外組は、熊谷紗希選手（オリンピック・リヨン）がこの日あらたに合流。2日（月）には安藤梢選手（1.FFCフランクフルト）、宇津木瑠美選手（モンペリエHSC）、永里亜紗乃選手（1.FFCトゥルビーネ・ポツダム）がポルトガル入りし、全23選手が揃います。

選手コメント

DF 3 岩清水梓 選手（日テレ・ベレーザ）
スピードある相手との対戦が久しぶりだったので、このタイミングで、アルガルベカップ開幕前に試合ができたことはプラスになります。詰めていかなければいけないことが多いですが、ある程度は相手の出所をおさえることはできましたし、その分、ラインコントロールもしやすかったです。ただ、やはりもっと詰めていく必要があります。チームとして積極的にトライしているテーマがあり、今の段階では練習で多用しています。今後、実戦での使い方、使い分けを判断していければと思います。

DF 5 鮫島彩 選手（INAC神戸レオネッサ）
いつもとは違うポジションでプレーする時間帯もあり、個人的には修正が必要だと思うことが多くありました。チームとしてゴール前までなかなか行けなかったので、その原因が何なのか、しっかりと確認する必要があります。アメリカを相手に、守備では難しい場面も多く、ボールの取りどころがはっきりしない、マークがつききれないシーンがありました。ビデオを見直したいと思います。

MF 9 川澄奈穂美 選手（INAC神戸レオネッサ）
速くて強い相手に対してどう戦うか、もっと極めていかなければいけないと思いました。ゴール前にいくシーンがなかなか作れませんでしたが、そのなかでも相手に迫ることができたのは、サイドチェンジや細かいパスをつないで一人一人の呼吸が合った場面だったので、今後も大事にしていきたいです。

スケジュール

*現地時間