AFC女子アジアカップヨルダン2018の決勝に駒を進めたなでしこジャパンは18日(水)、試合に出たスタメン11人はホテルに残って疲労の回復に努め、残りの12人はトレーニングを行いました。

ここまで4試合を終えて、全試合フル出場した選手もいれば、まだ出場時間がない選手もいますが、トレーニングではフリーマンを2人置いた4対4など、全員がキレのある動きを見せてコンディションの良さが伺えます。また、表情は一様に明るく、誰しもが充実した時間を過ごしていることを物語っていました。

夕食の前に行われたミーティングでは、あらためて準決勝の中国戦を映像で振り返り、攻守にできたこと、できなかったことを整理。キャプテンの熊谷紗希選手は「先制点がほしいところで前線の選手が点を取ってくれた。後半の立ち上がりから中国が（ゴールを狙って）来ることは分かっていたのにそれを受けて自分たちのリズムが作れなかったのは反省点。そんな時にどう守ってゲームを落ち着かせられるか、もっとできることはあった。追加点を取ってくれて助けられました。」と話しました。

ミーティング後は外食に出かけて気分を一新。決勝に向けて英気を養いました。

いよいよ残すは決勝戦のみ。グループステージで引き分けたオーストラリア女子代表との再戦は、4月20日(金)深夜26時キックオフです。

選手コメント

FW #9 川澄奈穂美 選手（シアトル・レインFC）
中国戦、勝ちはしましたが、前半に比べて後半は立ち上がりが不安定で、追加点を奪ったあとは落ち着きましたが、ゲームコントロールというか、まだまだ改善点があるなと感じました。オーストラリアとは一度対戦して1-1の引き分けで、お互いに悔しい思いをし、また決着をつけられることを楽しみにしていると思いますが、最後は必ず日本が笑って終われるように臨みたいと思います。決勝まで戦うと5試合、試合に出ている選手も出ていない選手もいますが、それぞれの立場での役割を果たすことで結果はついてくると思うので、23人で一丸となって戦います。

FW #11 田中美南 選手（日テレ・ベレーザ）
決勝に向けていい準備ができていると思いますし、チームの雰囲気もいいです。準決勝で3得点、岩渕選手と横山選手の得点ですが、個人技を発揮して打開した得点だったので、同じFWとしてすごいなと思いました。決勝を残すのみですが、自分のプレーでチームに貢献できたと思えるような結果にできれば嬉しいです。オーストラリアとは一度戦っていますが、ベンチで見ていて、どういうチームなのか、自分が出た時にどういったプレーをするのか、イメージはあるので、あとはやるだけだと思っています。

FW #13 菅澤優衣香 選手（浦和レッズレディース）
準決勝の中国戦は、試合前からチーム全員で勝ちに行くと話していたので、岩渕選手が前半でしっかり先制してくれて、交代で入った横山選手も追加点を奪って3-0にしてくれたのを見て、これはいけるなと思いました。いつでもいけるように準備は出来ているので、決勝はいつ出番が回ってくるか分かりませんが、出してもらえるならしっかりとチームの勝利に貢献したいです。前回のオーストラリア戦では前半なかなか攻撃の時間を作れなかったので、まずはチーム全員で守備をしながら、ゴールに向かうプレーを出せればいいかなと思います。まだ得点できていませんが、チームが勝つことが一番なので、勝利に貢献できるように得点もですが、アシストなどもできればと思っています。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC女子アジアカップヨルダン2018

大会期間：2018年4月6日(金)～4月20日(金)

決勝
2018年4月21日(土) 2:00キックオフ[日本時間]
なでしこジャパン vs オーストラリア女子代表
テレビ朝日系列／NHK-BS1にて全国生中継
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