6月7日(金)に開幕するFIFA女子ワールドカップフランス2019に臨むなでしこジャパンは5月22日(水)、世界の頂点を目指して千葉県内で活動をスタートしました。

この日は、10日(金)に発表された23人のメンバーと5人のトレーニングパートナーのうち、海外でプレーする宇津木瑠美選手と熊谷紗希選手、そしてこの日体調不良で合流できなかった猶本光選手を除く25名が集合。高倉監督はトレーニングを前にピッチ上で全員を集め、「いよいよ始まる。期間が長いし、うまくいかない時もあると思うけど、一人ひとりポジティブな雰囲気を出しながら全員で取り組んでいこう」と話しました。また、冒頭で日本代表オフィシャルパートナーのキリングループから「生茶」の飲料贈呈があり、「グループ一同応援しています」と力強い励ましの言葉をいただきました。

なでしこジャパンは6月2日(日)のスペイン女子代表との強化試合を経て、ワールドカップの初戦となるアルゼンチン戦を10日(月)に迎えます。グループステージ3試合と、ノックアウトステージ4試合の計7試合を戦うスケジュールを考え、まずはコンディションを整えることに集中、この日は約1時間、ウォーミングアップとボールを使ったコンディショニングメニューで体を動かし、体と心のリラックスに努めました。

夜のミーティングでは、JFAインテグリティオフィサーの永井雅史さんによるインテグリティ研修が行われ、世界に溢れる試合操作（八百長）の脅威について学び、「理解する（RECOGNISE）、拒否する（RESIST）、報告する（REPORT）」という3Rの原則について理解を深める機会となりました。世界で戦っていく中で、普段は身近にないこうしたピッチ外の問題にも直面していく可能性があるということを知った選手たちは、一様に気持ちを新たにしました。

なでしこジャパンは26日(日)まで国内でトレーニングキャンプを行います。

選手コメント

DF #3 鮫島彩 選手（INAC神戸レオネッサ）
リーグも一段落して、いよいよ始まるなという気持ちです。このメンバーで1ヶ月やっていくので、コミュニケーション取ることは大事だと思っています。フランスまで応援に来てくださる方もいると聞いているので、その方々が喜んでくれるようなプレーをしたいです。自分たちが結果を出すことによってメディアに取り上げてもらえる機会も増えると思うので、サッカーをやっている子どもたちもそうですが、そうでない子どもたちの目にも触れる機会にできればいいなと思います。一つでも上に進んで結果を残すために、できる準備をまずこの国内合宿からやっていきたいです。

MF #14 長谷川唯 選手（日テレ・ベレーザ）
ここはまだワールドカップの会場ではないので、本番という雰囲気と言うよりは通常どおりの国内合宿の雰囲気かと思いますが、夢に見ていた舞台なので楽しみな気持ちが多いです。家族や指導者といったこれまでお世話になってきた人たちに対して恩返しをしたいということは考えてきましたし、見てくれている方々に自分のプレーが面白いなと思ってもらえたらいいなと思います。

FW #8 岩渕真奈 選手（INAC神戸レオネッサ）
いよいよだなという気持ちです。ここから長丁場になりますが、一人ひとりが自覚と責任感を持って、明るい空気を発して元気に楽しく厳しく、みんなで頑張りたいです。日頃から女子サッカーを応援してくれている人たちにはもちろんですが、初めて女子サッカーに触れる人たちにも、プレーや気持ちの面で何か伝わったらいいなと思います。どんな人も魅了できるプレーを心がけたいです。優勝という目標はありますが、１試合ずつ、全員で戦っていきたいと思います。

スケジュール

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FIFA女子ワールドカップフランス 2019

大会期間：2019年6月7日(金)～2019年7月7日(日)

グループステージ：
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間）
vs アルゼンチン代表

2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表

2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表

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