ニュース
なでしこジャパン 3-1でニュージーランドに勝利
2018年06月11日
なでしこジャパン(日本女子代表)は6月10日(日)、アウェイの地・ウェリントンでニュージーランドとの国際親善試合に臨みました。現地入りしてから荒天が続き、想定していたトレーニングメニューをこなすことができない日もありましたが、マッチデーのこの日はウェリントン特有の強風もなく、穏やかな天候でのキックオフとなりました。
ワールドカップまであと一年のスタートと位置づけたこのニュージーランド戦に、高倉麻子監督が選んだのは4-2-3-1システムでした。日本は開始直後に放たれた長谷川唯選手のシュートを皮切りに、中里優選手、中島依美選手とたて続けに相手ゴールを脅かします。
その流れを途切れさせることなく、日本に先制点が生まれたのは17分のことでした。中里選手からのパスを受けた田中美南選手がGKの頭上をフワリと超えるシュートを決めます。幸先の良いスタートとなるはずでしたが、直後の18分に事態は一変。左CKから押し込まれ、Meikayla Moore選手に同点ゴールを決められてしまいます。
しかし日本は焦りません。守りを固める相手に対し、両サイドからだけでなく、中央からのコンビネーションプレーやミドルシュートなどで揺さぶりをかけます。34分、隅田凜選手からのパスに対し、再び田中選手が決めて勝ち越すと、44分に宇津木瑠美選手からのボールをまたしても田中選手が頭で合わせてハットトリックを達成。一気にニュージーランドを突き放して前半を終えます。
後半は有吉佐織選手、清水梨紗選手、阪口萌乃選手と一気に3人を入れ替えた高倉監督。国際Aマッチ初出場となった阪口選手は緊張を感じさせないプレーでチャンスを作ります。残り30分となったところで、代表初招集・初出場の三浦成美選手とともに追加点を狙いますが、なかなかゴールラインを割ることができません。
最後まで攻撃の手を緩めることのない日本でしたが、ゴール量産とはならず。それでも圧倒的な攻撃力を見せ、3-1で勝利を収めました。
監督・選手コメント
高倉麻子 監督
少し引き気味で試合をスタートさせたニュージーランドをいかに崩すかにおいて、さまざまな選手がチャレンジしてくれました。ゴールを割ることができない時間帯が長くありましたが、一つのゲームの工夫やプレーが一致したときに得点が生まれたと思います。ゲームとしては支配する時間は長かったですが、ニュージーランドの縦に強く速い攻撃に非常に苦しめられましたし、まだまだ修正の余地があると感じています。
DF #4 熊谷紗希 選手(オリンピック・リヨン/フランス)
本当にもったいない失点だったと思います。前半はアイディアを持ってシュートまでいけるシーンもあり、3点を奪うことも出来ました。相手を崩すことはできても、最後のシュートやフィニッシュの精度は次への課題です。世界で戦う相手を意識すると、もっと厳しくやらなくてはいけないところもあります。今回は短い期間でしたが、チーム全員で集中し、試合にも勝利し、しっかりと遠征を終わらせることができたと思います。
MF #7 中島依美 選手(INAC神戸レオネッサ)
ブロックを敷いてくる相手に対して、揺さぶることも大事ですが、ドリブルやミドルシュート、ワンツーパスでの崩しも必要だと感じました。1対1で仕掛けようとする意識はあったのですが、それが中途半端に終わってしまいました。相手を抜いた後に、すぐにシュートを打つイメージを持つことが課題ですが、ダイレクトパスで崩すことができた場面もあり、そこは日本の良さが出せたと思います。
MF #15 阪口萌乃 選手(アルビレックス新潟レディース)
初出場でしたが、緊張はありませんでした。せっかくの前線でのプレーだったので、ゴールを決めたかったです。思い切ってプレーをして、ミスもありましたが、どんどんボールを受けることで自分の持ち味が発揮されると思って臨みました。海外の選手の強さや速さを体感できたことは今後自分を成長させて行くうえで必要なことなのでよかったと思います。
FW #11 田中美南 選手(日テレ・ベレーザ)
1点目はラッキーゴールでしたが、2、3点目は相手との駆け引きに勝ったゴールでした。後半も点を奪えるシーンはありましたし、満足はしていません。女子アジアカップでの悔しさをもって今日の試合に入りました。その悔しさや、試合に出ていない人の気持ちをこれからも忘れずにプレーしなければならないと思っています。次のアメリカ遠征でも、今日の試合のような駆け引きができるように頑張ります。
スケジュール
6月5日(火) | PM | トレーニング |
---|---|---|
6月6日(水) | AM/PM | トレーニング |
6月7日(木) | AM/PM | トレーニング |
6月8日(金) | AM/PM | トレーニング |
6月9日(土) | 調整中 | 公式会見 |
PM | 公式練習 | |
6月10日(日) | 3-1 | 国際親善試合 vs ニュージーランド女子代表(Westpack Stadium) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
国際親善試合 vs ニュージーランド女子代表
2018年6月10日(日) 現地時間15:10(日本時間12:10)
ニュージーランド/Westpac Stadium
なでしこジャパン(日本代表) vs ニュージーランド女子代表
大会特設ページはこちら
関連ニュース
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/04 準決勝に進むチームが決定 JFA 第12回全日本O-40サッカー大会
- 大会・試合 2024/11/03 JFA 第12回全日本O-40サッカー大会が藤枝市で開幕
- 日本代表 2024/11/02 11.19 中国代表 vs 日本代表 現地(廈門) 観戦チケットの販売について
- 2024/11/01 サッカーと地域を活性化!JFA×ANA価値共創活動 小学生チームを全国大会に招待し、交流サッカーや「夢の教室/特別編」を実施「JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会 応援企画 produced by TEAM BLUE」
- 選手育成 2024/11/01 エリートプログラム女子U-13日韓交流(11/4-9@木浦/韓国)~JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業~ メンバー・スケジュール