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スポーツ救命ライセンス講習会を関西医療大学で開催
2023年04月12日
日本アスリートライフサポート協会は4月2日(日)、関西医療大学で「スポーツ救命ライセンス講習会」を開催しました。1名が資格を更新し、6名が新規に資格を取得しました。
講義では、熱中症や脳振盪(のうしんとう)などスポーツ現場で起こり得ることが多い事象の対処法について学びました。実技では心肺蘇生の中でも最も重要となる胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方、バックボードによる全身固定・搬送についても学習し、実践練習を繰り返し行いました。受講生は集中して積極的に参加し、非常に活気のある講習会となりました。
日本サッカー協会は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と簡易救命講習会である「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。
※AEDのご購入・リースは、「メディカル」の「AEDのご紹介」をご覧ください。
※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。
講師コメント
古家信介 医師(スポーツ救命部会員/日本アスリートライフサポート協会)
今回は学生と社会人、約半数の割合の受講生でしたが、皆さん受講意識が非常に高く、特に実技の際には大学グラウンドを用いて行ったためか、非常に盛り上がりました。
既にスポーツ現場に出ている方、これから出る方もいらっしゃいましたが、それぞれの現場での救急事案があれば、対応できる第一歩になればいいと思いますし、この講習会を多くの方に広めてもらえると日本全体での救急への意識が上がると思いました。
受講者コメント
大澤一真さん(関西医療大学保健医療学部 はり灸・スポーツトレーナー学科 4年)
今回のスポーツ救命ライセンス講習会では、講義は熱中症・脳振盪などの対応について、実技では胸骨圧迫やAEDの使い方、バックボードを用いての搬送を行い、インストラクターの方々からは実際の現場で経験した場面など様々なシチュエーションに対しての対応をご指導していただき改めて1次救急を行って救急隊に引き継ぐことの重要性を確認することができました。
今後、スポーツトレーナーとして現場に帯同していく中で様々な会場に行くことになりますが毎度AEDの設置場所を把握し、最悪な状況を常に想定し準備を徹底していきたいです。
これからも繰り返しこのような救急の講習会を受講し情報をアップデートして万が一の場面に遭遇した時に、勇気をもって行動していきたいです。
そして、より安全な環境でスポーツを行うためにも1人でも多くの人が積極的に救命講習会を受講し『命を守る』ための知識を養い救命処置が必要な場面で冷静に対応できる準備をしておくことが重要だと感じました。
湯川凌世さん(関西医療大学保健医療学部 はり灸・スポーツトレーナー学科 4年)
この度は「スポーツ救命ライセンス講習会」に参加させて頂き、ありがとうございました。
救急のプロフェッショナルである古家先生をはじめ、その他のスタッフの方々が丁寧に教えて下さったおかげで、自分達受講生は心肺蘇生法や搬送のスキルを向上させることが出来たと思います。
普段から現場実習として心肺蘇生法や搬送の訓練をしている僕自身でも、改めて講習会を受講することで新しい発見や学びを沢山得ることが出来ました。
今回学んだ事はスポーツ現場だけでなく、日常生活でも十分に起こり得ることだと思うので、いざという時に自分自身が行動し、人の命を助ける事ができるよう、定期的にこのような活動に参加していきたいと思いました。
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