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アルコイリス神戸が連覇 第11回全日本女子フットサル選手権大会

2014年11月10日

アルコイリス神戸が連覇 第11回全日本女子フットサル選手権大会

第11回全日本女子フットサル選手権大会は11月9日(日)、北海道釧路市で大会最終日を行い、アルコイリス神戸(関西/兵庫)が連覇を達成しました。

準決勝
シュートアニージャ(関東2/神奈川県)   1-6(前半0-5、後半1-1)   アルコイリス神戸(関西/兵庫県)
丸岡ラックレディース(北信越/福井県)   2-1(前半1-1、後半1-0)   バルドラール浦安ラス・ボニータス(関東1/千葉県)

丸岡ラックレディース(北信越/福井)とバルドラール浦安ラス・ボニータス(関東1/千葉)による準決勝は、緊迫した戦いとなりました。2年ぶりの決勝進出を目指す浦安は押し込まれる展開を強いられますが、10分に阿部真美選手がチャンスを逃さず先制ゴールを奪います。しかし、丸岡もその2分後、同点に追いつくことに成功。1-1で後半に突入すると、次に試合を動かしたのは丸岡でした。シュート気味のボールに小林心選手がうまく合わせ、逆転ゴールを記録。その後、浦安のパワープレーを高い集中力の守備でしのぎ切り、初の決勝進出を決めました。
準決勝もう1試合は、1次ラウンドの全試合で3得点以上を挙げていた神戸が攻撃力を披露し、シュートアニージャ(関東2/神奈川)に快勝。開始2分での藤田靖香選手の先制点を皮切りに、5分までに4得点をマーク。後半に1点を失ったものの、6-1で準決勝を突破しました

決勝
アルコイリス神戸(関西/兵庫県)   3-1(前半1-1、後半2-0)   丸岡ラックレディース(北信越/福井県)

松尾久美子主審、新妻久美第2審判、萩尾麻衣子第3審判、宮崎真理タイムキーパーと、初めて女性審判員のみで担当した決勝戦は、開始1分と経たずにクロスバーを叩くシュートを放ったアルコイリス神戸が丸岡ラックレディース陣内でボールを動かす展開となります。丸岡のゴール前での統率された守備に対して神戸が3分、速攻から関灘美那子選手がゴール左隅を射抜いて先制します。対する丸岡は速攻を狙い、相手陣内では果敢なプレスを仕掛けます。すると16分にCKから高尾茜利選手のゴールが生まれ、同点で試合を折り返します。
後半に入ると神戸は守備への切り替えの意識を高め、相手の速い攻撃に対処していきます。そして丸岡のGK浅野樹選手の好セーブの連発にゴールを阻まれていましたが、CKのチャンスに若林エリ選手が放った鋭いシュートで再び勝ち越し点を奪います。この後も、神戸は足を止めることなく、残り1分を切ってから優勝に近づく大きな追加点を手にします。こうして3-1で試合を終え、大会史上2チーム目となる連覇を達成しました。

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監督・選手コメント

片山孝子 監督(アルコイリス神戸/兵庫)
私は昨年、選手兼監督として参加したのですが、今年は監督一本に絞りました。私の代になって負けるわけにはいかなかったので、優勝することができて本当にホッとしています。チームの中では、チャレンジャー精神を忘れないようにと皆で声をかけ合ってきました。この1年間は、シュートで攻撃を終えることを意識しながら、新しいことにもチャレンジしてきました。1次ラウンドでは自分たちのプレーを忘れかけてしまいましたが、試合ごとに声をかけた結果、修正することができました。決勝の相手は強かったですが、自分たちのプレーを発揮できたと思います。来年は3連覇に向かい、今年以上のプレーを見せたいですね。

関灘美那子 選手(アルコイリス神戸/兵庫)
この大会で優勝した翌年に関西予選で敗れたことがあったので、「どの試合でも集中を切らさず、大事に戦っていこう」とチーム内で意識しました。今大会は追われる立場となり、苦しい試合が多かったです。決勝で対戦した丸岡ラックレディースさんは速いし若いので、カウンターに一番気をつけていました。練習試合で接戦になったこともありますし、試合前は「怖い相手なので、やられないよう走り切ろう」と話していました。ボールを失ったときは、「若い子たちに負けるか!」という気持ちで守備に戻ることを徹底しました(笑)。次は今年から始まった関西リーグでの戦いに切り替え、頑張っていきたいと思います。

田中悦博 監督(丸岡ラックレディース/福井)
(決勝で対戦した)アルコイリス神戸は師匠のような存在で、よく練習試合をさせてもらっています。普段は大差で負けるのですが、人間は応援されると普通以上の力を発揮するということを、今日の試合で感じました。大会を通じて、選手たちは成長しました。1戦目はビークス トーキョー レディースのパワープレーに苦しみましたが、その経験があったからこそ、準決勝の浦安戦で相手のパワープレーに耐えられました。ビークスの選手たちにはその後も応援していただき、子供たちも勇気づけられました。われわれのチームは、こうして皆に育ててもらっています。また、一歩ずつ成長していきたいと思います。

田中千尋 選手(バルドラール浦安ラス・ボニータス/千葉)
丸岡ラックレディースは中高生のチームということで、勢いがあると分かっていました。この1年間、徹底してきたフリーランを意識してたくさん動くこと、高い位置でのプレスを武器に戦おうと、準決勝に臨みました。今大会で、練習したことをしっかりと出せたと思いますが、最後の最後で結果につながらなかった点は残念です。負けたということは、足りないところがまだまだあるということ。ただ、何も通用せず負けたわけではないので、自分たちが得意とする部分をもっと伸ばし、突き詰めていきたいと思います。私たちは、日本一を目指して今まで戦ってきました。また来年、頑張りたいと思います。

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表彰式

第11回全日本女子フットサル選手権大会

2014年11月7日(金)~11月9日(日)
北海道/湿原の風アリーナ釧路

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