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「自信を持ってプレーすることが大事」東慶悟選手(FC東京)が出場選手にエール 後編 JFA バーモントカップ 第29回全日本U-12フットサル選手権大会

2019年08月08日

「自信を持ってプレーすることが大事」東慶悟選手(FC東京)が出場選手にエール 後編 JFA バーモントカップ 第29回全日本U-12フットサル選手権大会

JFA バーモントカップ 第29回全日本U-12フットサル選手権大会が8月10日(土)に開幕します。ここでは第12回大会に出場した東慶悟選手(FC東京)に、プロ選手になるまでの道のりや、大会に出場する選手へのメッセージなどを語ってもらいました。
※このインタビューは7月17日に実施しました。

インタビュー前編「日本にはまだまだうまい選手がいる」東慶悟選手(FC東京)が語る大会の思い出

――この大会を通して自身のエネルギーになったことはありますか?

 全国にはうまい選手、すごいチームがまだまだいるんだと思いました。出場したことで、それを感じることができたことは今思うと、大きな経験だったと思います。

――当時はプロサッカー選手という夢を持っていましたか?

 地元のチームメイトは、「あの頃からプロになると思っていたよ」と言ってくれますが、普通の小学校のサッカークラブの選手がプロになるとはなかなか思えなかった。そう考えれば、自分でも頑張ったなって思います(笑)。

――フットサルを経験して感じたこと、学んだことはありますか?

 サッカーとは全く違うスポーツという印象でしたね。足元の技術を学ぶ上では非常に良いスポーツだと思います。その半面、見る場所の距離が近くなるから、どうしてもプレーが小さくなりがちになってしまうので、プレーする上ではうまく頭を切り換えることが大切になると思いました。

――その後、プロになるまでに印象に残っていることはありますか?

 大分トリニータU-18時代に、1学年上に清武弘嗣選手(現セレッソ大阪)がいて、監督から「あのぐらいのレベルでプレーできるか」と聞かれたので、「全然大丈夫です、やれます」と返事をしたんです。当時は自分も自信があったのですが、いざ一緒にやってみると、本当にうまくて全くかなわなかった。あの全国大会でヴェルディに負けたときと似たような感覚になりました。「こんなにうまい選手がいるんだ」って。清武選手は大分U-18の誰もがそう思うぐらいずば抜けていました。

――初めてプロを意識したのはそのときですか?

 身近にトップチームがある環境だったので、そこまでの距離感が少しずつ分かってきました。何が必要なのか、どれぐらいうまく、強くなればいいのかを意識しながらプレーできるので。それまで漠然としていた、プロとの距離が測れるようになったことは大きかったと思います。

――その清武選手と共にロンドンオリンピックでもプレーしています。

 清武選手や、同じ福岡県内で有名だった永井謙佑選手と一緒にプレーできたことはうれしかったですね。

――プロ選手として大切にしていることはありますか?

 もちろん「One for all, All for one」の精神は持ち続けています。自分は“誰かのために”というタイプの選手でもあると思うので。また、どんなときも自信を持ってプレーすることは大切にしています。自信をなくすと、それまでできたことが急にできなることはよくあります。小・中学校とプレーしていたチームはセレクションもなく、誰もがプレーできる環境でした。だから、初心者の選手もいた。そういう選手の気持ちも分かるのは今の自分にとっては大きな財産になっています。

――今シーズンはFC東京のキャプテンに就任しましたが?

 改めてキャプテンは難しい役職だと感じています。人は何かを任されると、葛藤も生まれます。チームのことを考えながら、自分自身もしっかりとプレーしなければいけない。そのいいバランスをまだ探っている最中です。でも、そこから逃げると何も得ることができないと思っています。このチームに必要とされるキャプテンになっていきたいと思います。

――チームは優勝争いを演じていますが?

 経験豊富な選手もいますし、勢いのある若手もいます。今年に懸ける選手それぞれの強い思いを感じながら、ここまでプレーしてきました。もっともっとここから頑張って目標であるJ1リーグ初制覇に近づいていきたいと思います。

――バーモントカップに出場する選手たちに期待することは?

 この大会を通してすごくいい経験ができるはずです。勝ち負けはありますが、全力でプレーすることで、そこから得るものが必ずある。僕自身は大敗した記憶が残っている大会ですけれど、全力を出してプレーしたからこそ、負けて得るものがあったのだと思っています。一試合一試合、一分、一秒、ワンプレーを噛みしめてプレーしてほしいと思います。

インタビュー前編「日本にはまだまだうまい選手がいる」東慶悟選手(FC東京)が語る大会の思い出

大会期間:2019年8月10日(土)~12日(月・振休)
大会会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場体育館・屋内球技場

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