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帝京平成大、姫路獨協大が初のベスト4入り! 第27回全日本大学女子サッカー選手権大会
2018年12月28日
第27回全日本大学女子サッカー選手権大会 準々決勝が12月28日(木)、三木総合防災公園(兵庫県三木市)で行われ、帝京平成大学(関東第1代表)、早稲田大学(関東第2代表)、日本体育大学(関東第3代表)、姫路獨協大学(関西第1代表)がベスト4に進出しました。
ピックアップマッチ 1
帝京平成大学 4-0(前半4-0、後半0-0)追手門学院大学
慶應義塾大学との関東対決を勝ち上がった帝京平成大学と、静岡産業大学とのPK戦を制した追手門学院大学との準々決勝。立ち上がりは一進一退の攻防が続きます。はじめにチャンスをつかんだのは追手門学院大学。3分にカウンターから抜け出した倉橋香帆選手がミドルシュートを放ちますが枠を捉えることはできません。一方、帝京平成大学はテンポの良いパスワークからチャンスをうかがいます。試合が動いたのは9分、帝京平成大学は左サイドのショートコーナーから、佐久間未稀選手がヘディングシュートを決めて先制します。続く21分には今田紗良選手が左足でループ気味のシュートを決めます。帝京平成大学は34分、36分にも追加点を挙げ、4-0で前半を折り返します。
後半に入ると、帝京平成大学は積極的な選手交代とポジションチェンジで追加点を狙い、追手門学院大学も粘り強く対応しながらゴールを目指します。しかし、お互いにゴールは奪えず試合はそのまま4-0で終了。帝京平成大学が初のベスト4進出を決めました。
ピックアップマッチ 2
東洋大学 1-3(前半0-1、後半1-2)日本体育大学
昨年ベスト4の東洋大学(関東第5代表)と過去15回優勝の実績を誇る日本体育大学(関東第3代表)との関東対決。試合序盤から一進一退の攻防が続きます。日本体育大学は36分、左コーナーキックから今井裕里奈選手がファーへ蹴ると瀬野有希選手が頭で合わせ先制します。
後半、東洋大学はメンバーを2人代え、反撃に出ます。50分、右サイドから常田麻友選手がクロスを上げると中央で大内梨央選手が難しいバウンドを合わせ、同点に追い付きます。しかし直後の53分には日本体育大学がフリーキックのクリアを拾い、左サイドから今井裕里奈選手のクロスに三浦桃選手が飛び込み逆転に成功。終了間際の86分には右サイドに抜けだした茨木美都葉選手のキープから奥津礼菜選手がパスを受けるとゴール前の李誠雅選手が合わせ、ダメ押しとなる3点目を奪いました。日本体育大学は3-1で勝利し、準決勝へと駒を進めました。
ピックアップマッチ 3
姫路獨協大学 4-1(前半3-1、後半1-0)神奈川大学
初のベスト4入りを目指す姫路獨協大学(関西第1代表)と昨年準優勝の神奈川大学(関東第4代表)との対戦。姫路獨協大学は、前半10分、ピッチ中央で奪ったボールを香川沙帆選手に当て、落としたボールを山口千尋選手が右足で決めます。続く23分、右サイドをえぐった原優香選手のクロスがファーに流れると上村綾華選手がシュート。中央にいた渡邊佳奈美選手がコースを変え2点目を決めます。神奈川大学は3バックから4バックにフォーメーションを変えると、直後の24分、三丸郁美選手からのくさびを庭野真帆選手が受け、ショートパスから最後は佐竹杏奈選手がゴールを決めました。前半終了間際の45+1分、姫路獨協大学はゴール中央23m付近でFKを得ると渡邊佳奈美選手が相手の意表を突いて、左サイドで待ち構える山口千尋選手へパスすると角度のないところからシュートを決め3-1で前半を折り返します。
後半は、一進一退の攻防が続きましたたが、姫路獨協大学は80分、DFのロングボールから抜けた出した香川沙帆選手がゴールを決め、4-1とし、試合終了。姫路獨協大学が初のベスト4入りを果たしました。
ピックアップマッチ 4
徳山大学 0-1(前半0-1、後半0-0)早稲田大学
準々決勝の徳山大学と早稲田大学の対戦は、ゆったりとした印象で試合が進みます。徳山大学の福永静香選手がDFラインの裏へ抜け出したり、早稲田大学 柳澤紗希選手のミドルシュートがバーを直撃するも得点には到らず互角の展開が続きます。均衡を破ったのは早稲田大学。左サイドで得たフリーキックから柳澤紗希選手の右足で放たれた精度の高いキックが直接ゴールに吸い込まれ先制点を挙げます。徳山大学も、前半終了間際に左サイドからのクロスが早稲田大学ゴールのバーに当たり、徳山大学がこぼれ球に反応するも押し込めず1-0のまま前半終了。
後半の序盤は、徳山大学が押し込む展開が続きますが、早稲田大学も粘り強い対応でゴールを割らせません。徳山大学も体を張った守備とキーパーのファインセーブがあり、追加点は許さずカウンターでチャンスを狙うものの、アタッキングエリアでの精度を欠き得点を挙げることが出来ない展開が続きました。一進一退のゲーム展開を演じながらも前半の得点を守りきった早稲田大学が勝利し、準決勝に駒を進めました。
選手コメント
伊東莉那 選手(帝京平成大4年)
今日の試合は昨年、目標にしていて果たせなかった「ベスト4」入りするためと今年の目標である「日本一」を獲るためのとても大事な一戦でした。前半は攻撃の形もしっかり作れていて得点も多く取ることができてとても良い試合展開でしたが、後半は攻め込まれる場面も増えて得点には至りませんでした。今日の試合での反省点は多くありましたが、結果としてまずはベスト4に入って西が丘に戻るという目標が達成出来て良かったです。準決勝までの残りの期間、自分たちの短所と向き合い、長所はより一層伸ばしていけるように練習に取り組みます。西が丘でも帝京平成大学らしく笑顔で全力で闘います。
瀬野有希 選手(日本体育大4年)
今日の試合は、一度戦ったことのある相手という事で難しい試合になることは想定内でした。相手の低い位置でのビルドアップの対策もしていましたが、最初はうまくいかず、相手のペースでボールを回されてしまいました。徐々に守備の連携が取れてきてからは、自分たちのペースで試合を進めることができたと思います。失点をしてしまい、同点にされてからは厳しい展開にはなりましたが、落ち着いてボールを回して、追加点を取ることができたので良かったです。西が丘で戦う切符を掴むことが出来たので、今後もチーム一丸となって、優勝まで勝ち進みたいと思います。
八木ゆりあ 選手(姫路獨協大4年)
前半の早い時間で得点できたこともあり、落ち着いてプレーできていました。苦しい時間帯もありましたが、体を張ってみんなで守り、勝ちたい一心で全員がハードワークしていました。チーム全員で勝ち取ったゲームでした。今日の結果に満足せずにレベルアップして東京でプレーしたいと思います。応援してくださる方に感謝し結果で恩返ししたいです。
木付優衣 選手(早稲田大4年)
まず初めに、結果として仲間が待つ東京にて闘う権利を得て戻れることを嬉しく思います。徳山大学戦に関しては、なかなかボールを落ち着かせることができず、決定機を決めきれない苦しいゲーム展開となりました。その中でもセットプレーから決めてくれた事で、守備においても積極的にチャレンジする事ができたと思います。兵庫ラウンドでの2試合は、どちらの試合もお互いに気持ちが入っていた熱いゲームでした。ここまでに敗れたチームの想いも胸に、最後の瞬間まで、チームとしても個人としても成長し続けたいと思います。次の準決勝まで時間が空くので、今一度チームで戦い方を改善、共有し、4連覇に向けてさらに成長した姿を西が丘でお見せしたいと思います。
準決勝
1月18日(金) 東京/味の素フィールド西が丘
第1試合 帝京平成大学 vs 日本体育大学 11:00キックオフ
第2試合 姫路獨協大学 vs 早稲田大学 14:00キックオフ
決勝
1月20日(日) 東京/味の素フィールド西が丘
13:00キックオフ
第27回全日本大学女子サッカー選手権大会
大会期間:
2018/12/23(日)~2019/1/20(日)
会場:
【1回戦~準々決勝】
三木総合防災公園(兵庫県三木市)
陸上競技場/第2陸上競技場/みきぼうパークひょうご第1球技場/みきぼうパークひょうご第2球技場
【準決勝・決勝】
味の素フィールド西が丘(東京都北区)
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