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ベスト4が決定、いざ東京へ! 第26回全日本大学女子サッカー選手権大会
2017年12月29日
第26回全日本大学女子サッカー選手権大会の準々決勝が12月28日(木)、三木総合防災公園(兵庫県三木市)で行われ、関東代表3チームと関西代表1チームがベスト4に進出しました。
日本体育大学 0-1(前半0-1、後半0-0)大阪体育大学
関東第1代表の日本体育大学と関西第1代表の大阪体育大学との東西対決。試合は終始、日本体育大学がボールを保持する時間が長く、要所要所で大阪体育大学がチャンスを作り出すという展開でした。試合が動いたのは49分。左コーナーキックから鈴木千尋選手がファーサイドへボールを蹴ると長町優里選手がヘディングで合わせ大阪体育大学が先制します。その後、同点に追いつこうと日本体育大学が猛攻をしかけますが、大阪体育大学の粘り強い守備の前にゴールをこじ開けることができません。日本体育大学は、終盤にDF大賀理紗子選手をFWへ上げ、パワープレーを仕掛けてチャンスを作り出しましたがゴールには至らず、無得点のまま試合終了。1点を守りきった大阪体育大学が準決勝へと駒を進めました。
神奈川大学 1-0(前半0-0、後半1-0)帝京平成大学
関東第5代表の神奈川大学と関東第4代表の帝京平成大学との関東対決。神奈川大学は瀧澤莉央選手、田中萌選手、庭野真帆選手と個性あるタレントを中心に攻撃を展開します。一方、帝京平成大学はFW鈴木愛里沙選手を前線に残し、徹底した堅い守備からチャンスを伺います。試合は一進一退の攻防が続く中、61分、神奈川大学はスピードのある根本彩夏選手がドリブルで仕掛けると、ペナルティエリア内で帝京平成大学DFのファウルを誘いPKを獲得。これをキャプテン梅津美絵選手が落ち着いて決め、先制しました。その後、帝京平成大学もチャンスを作り出しますが得点には至らず、1-0で神奈川大学が勝利しました。
東洋大学1-0(前半0-0、後半1-0)徳山大学
初の準決勝進出を目指す東洋大学と、2大会ぶりの準決勝進出を目指す徳山大学との対戦。最初にゴールに近づいたのは前半5分、東洋大学大内梨央選手のヘディングシュートでした。その後、お互いにチャンスを作りますが得点には至りません。前半は東洋大学がボールを保持する時間が続いたものの、徳山大学の集中した守備に阻まれ0-0で終了します。後半が始まると、徳山大学のチャンスの場面が多くなり、攻撃のリズムが生まれます。しかし55分、東洋大学が決定機を得てからは勢いが生まれ、67分、田嶋みのり選手のCKから、常田麻友選手が中央でヘディングシュートを決めて先制します。その後も東洋大学のペースが続く中、徳山大学は松宮れみ選手、塩田満彩選手、龍沙也加選手を中心に攻撃の形を作り出しますが得点を奪うことができず、1-0で東洋大学が初の準決勝進出を決めました。
静岡産業大学 0-3(前半0-3、後半0-0)早稲田大学
2回戦を逆転勝ちで勢いに乗る静岡産業大学と昨年度覇者の早稲田大学が対戦。立ち上がりから激しい攻防が続きます。センターバックに入る三浦紗津紀選手と松原有沙選手のフィードからサイド攻撃を仕掛ける早稲田大学に対して、静岡産業大学は前線からの厳しいプレスとセンターフォワードの堀江美月選手を起点にした攻撃で対抗します。ゲームが動いたのは26分。右サイドを突破した平國瑞希選手からのクロスに河野朱里選手がダイレクトで合わせ、早稲田大学が先制します。その後も37分に中村みづき選手、46分には河野選手が2点目を挙げ、早稲田大学が3点リードで前半を折り返します。後半に入ると、静岡産業大学も積極的にゴールに迫ります。田中綾香選手がスピードを活かして左サイドから幾度となく突破を試みますが、得点には至りません。早稲田大学も松原選手のポジションを上げるなど、選手交代を活用しながらゴールに迫ります。後半は追加点を得ることはできなかったものの、前半の3点を守りきった早稲田大学が準決勝に駒を進めました。
準決勝
1月12日(金) 東京/味の素フィールド西が丘
第1試合 大阪体育大学 vs 神奈川大学 11:00キックオフ
第2試合 東洋大学 vs 早稲田大学 14:00キックオフ
3位決定戦・決勝
1月14日(日) 東京/味の素フィールド西が丘
3位決定戦 9:15キックオフ
決勝 13:00キックオフ
選手コメント
海野華菜 選手(大阪体育大学)
2戦を終え、3年ぶりに西が丘への切符を手に入れたことを嬉しく思います。どちらの試合も課題の残る試合でしたが、一人一人が自分の役割に徹し、粘り強くプレーすることで結果として勝利に繋がりました。私たちはまだ成長の過程にあります。残された時間で最高の準備をし、チーム一丸となって目の前の一戦一戦に全力を尽くします。
梅津美絵 選手(神奈川大学)
前半は自分達のサッカーができ、シュートまで行ける場面が多かったのですが、決めることができませんでした。後半はいい流れからPKをもらうことができ、点を決めることができました。その後、押し込まれる苦しい時間帯が続きましたが、応援していただいている方々の声が力になり、勝つことができたのでよかったです。準決勝に向けて、今日の反省を活かしていきたいです。また、西が丘のピッチで試合が出来るとこに感謝し、去年果たすことができなった日本一という目標に向かって、70人全員で頑張りたいと思います。
井口遥菜 選手(東洋大学)
今日の試合は、なかなかチャンスをつくり出せない中で、セットプレーという形で得点し、勝利することが出来たのは良かった点だと思います。また、90分を通して、チームとしての課題もたくさん見えた試合でした。この結果は、試合に出ている人だけでなく、チーム全員で勝ち取ったものであると強く感じます。準決勝までに選手間でのイメージの共有や擦り合わせをして、内容にも結果にも満足できる試合をしたいと思います。
中村みづき 選手(早稲田大学)
インカレでは何が起こるかわからないということもあり、立ち上がりを特に意識して入りました。しかし、なかなか早稲田のペースで試合を進められませんでした。徐々に両サイドから攻撃ができるようになってからは、ピッチを大きく使ったサッカーができ、それが得点にも繋がったと思います。後半は、相手にシュートやクロスまで持っていかれるシーンが増えてしまいました。もっと中盤でセカンドボールを拾って高い位置でプレーする機会を増やす必要があったと思います。そんな中でも無失点でゲームを終わらせられたことは非常に良かったと思いました。
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第26回全日本大学女子サッカー選手権大会
開催期間:
2017年12月25日(月)~2018年1月14日(日)
会場:
【1回戦~準々決勝】三木総合防災公園(兵庫県三木市)
【準決勝・3位決定戦・決勝】味の素フィールド西が丘(東京都北区)
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