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第26回全日本大学女子サッカー選手権大会が開幕!

2017年12月26日

第26回全日本大学女子サッカー選手権大会が開幕!

第26回全日本大学女子サッカー選手権大会が12月25日(月)、三木総合防災公園(兵庫県三木市)で開幕し、各地域の代表16チームが1回戦を戦いました。

ピックアップマッチ1

大東文化大学 0-3(前半0-2、後半0-1)吉備国際大学

今大会初出場の大東文化大学(関東第6代表)と吉備国際大学(中国第1代表)との一戦。
前半開始早々は一進一退の攻防が続きましたが、徐々に吉備国際大学のペースへと変わります。均衡が破れたのは13分。吉備国際大学の池尻茉由選手が左サイドをえぐると中への折り返しを中央でフリーとなった赤津友理選手が左足で決め先制。続く25分にも吉備国際大学が左サイドを崩し、池尻選手のクロスをニアで西園雪乃選手が決めました。大東文化大学は大門紫選手にボールを当て、サイド攻撃を試みるも不発に終わりました。

後半になると、風上に立った大東文化大学のペースで試合が進みます。スピードのある山﨑萌子選手を右SHからFWへ置き、相手の背後を突く狙いが見えるようになりました。そこを起点にしながらサイド攻撃や中央からミドルシュートを放つ場面が多くなりましたが、シュートがバーを直撃するなど決めきれず、なかなか勢いに乗れません。試合終了間際には吉備国際大学が左サイドでFKを獲得し、小川優花選手からのボールを吉田凪沙選手が頭で合わせ3点目を奪い試合終了。2大会ぶりに本大会へ出場した吉備国際大学が2回戦へ進出しました。

ピックアップマッチ2

明治国際医療大学 0-2(前半0-1、後半0-1)仙台大学

今大会初出場の明治国際医療大学(関西第3代表)と仙台大学(東北第1代表)との一戦。
試合は開始早々に動きます。4分、仙台大学の音石千尋選手が相手のパスをカットするとそのままゴール前へ持ち込み、先制します。その後は一進一退の攻防が続きます。

相手DFの背後にシンプルにボールを蹴りこみ、前への推進力を高める明治国際医療大学に対し、仙台大学は勝又美沙希選手、行田瑠衣選手を中心にボールをしっかりと弾き、セカンドボールを岡部唯花選手が拾い、相手にペースを与えません。

後半に入ると、序盤から仙台大学がサイドを起点に幾度となくゴールへと迫りますが、チャンスをモノにすることができず、我慢の時間が続きました。しかし、68分、CKを獲得すると音石選手が中央で待つ匹田芽生選手の頭に合わせ、待望の追加点を奪います。明治国際医療大学も79分にFKを獲得し、長身の浦川璃子選手がヘディングシュートを放つも、ゴール枠外へとボールが流れました。この結果、2-0で仙台大学が勝利し、2回戦へと駒を進めました。

ピックアップマッチ3

姫路獨協大学 2-2(前半1-1、後半1-1、PK:4-1)東京国際大学

姫路獨協大学(関西第2代表)と東京国際大学(関東第7代表)の一戦。

5分、姫路獨協大学の多田彩華選手が、山口千尋選手とのコンビネーションから、カットインドリブルでゴールバーに当たる豪快なミドルシュートを打ち最初のチャンスを創ります。その後もCKなど、八木ゆりあ選手や、山口選手から精度の高いクロスで何度もチャンスとリズムを掴みます。そして38分、尾川菜穂選手の絶妙のスルーパスを、山口選手がドリブルで独走しシュートを放ちます。相手GKが弾いたボールを多田選手が落ち着いてゴールを奪い1-0とします。しかし前半終了間際に、CKのチャンスを得た東京国際大学の山田美緒和選手の左足から精度の高いボールを、CHANEL DJUKA選手が混戦から押し込み1-1の同点とします。

50分、東京国際大学の山田選手が中盤でパスを受けた後、相手GKのポジションを良く観ていた中、40mのロングシュートを入れ2-1と逆転します。その後お互いに攻め合う中、71分、姫路獨協大学の渡邊佳奈美選手が、パスコンビネーションからシュート、ゴールを奪い2-2の同点にします。

その後お互いにチャンスはあるもののゴールを奪えず試合終了となり、PK戦の末、姫路獨協大学が2回戦に進みました。

選手コメント

天野明日実 選手(吉備国際大学)
大東文化大学との闘いは3-0で勝つ事ができましたが、シュート数、ルーズボール奪取、相手攻撃の崩しの質など、相手が上回る試合内容で、反省の多い試合でした。2回戦で闘う日本体育大学とは、過去インカレ史上4回対戦し1度も勝つ事ができていません。また、日体大は個性豊かな選手を擁し、今シーズンのなでしこリーグでの戦いでも2戦2敗の結果でした。大学№1の力を持つといっても過言ではない日体大と、最高のピッチで闘うことができることに感謝し、1回戦での教訓を糧に粘り強いサッカーをしたいと思います。今年も多くの支援者のお陰で成長させていただきました。なでしこリーグからは降格となりましたが、4年生として最後にこのインカレで結果を残し恩返しをしたいです。

匹田芽生 選手(仙台大学)
初戦という難しいゲームでしたが、幸先よく先制点が取れたことで落ち着いて戦うことができました。苦しい時間帯もありましたが、相手の鋭いカウンターに対してチーム全員でねばり強く守ることができました。また、迫力あるサイドからの攻撃で多くのチャンスを作ることができ、良い時間帯に追加点を取れたことが今日の成果だったと感じています。2回戦ではチャレンジャーとして仙台大学らしいサッカーで積極的に戦って2回戦を突破し、新たな歴史を作ります。

村田美枝乃 選手(姫路獨協大学)
初戦という難しい試合の中、PKという形ではありますがしっかりと勝つことができて本当に嬉しいです。27日の試合では、関東大学女子リーグ3位の東洋大学と対戦します。格上の相手に対して、泥臭く、最後まで諦めず、そしてチャレンジャー精神を持ち続けて絶対に勝ちに行きたいと思います。ピッチに立つ人だけでなく、ベンチ、スタッフ、応援、保護者、全員が一丸となり全力を出しきります。応援よろしくお願いします。

その他の試合結果

12月25日(月)
福岡大学 0-0(前半0-0、後半0-0、PK:4-3)北陸大学
四国大学 1-2(前半0-0、後半1-2)愛知東邦大学
徳山大学 13-0(前半3-0、後半10-0)活水女子大学
環太平洋大学短期大学部 1-3(前半1-1、後半0-2)武庫川女子大学
札幌大学 2-1(前半2-1、後半0-0)八戸学院大学

当日の試合速報は全日本大学女子サッカー連盟公式Twitter(@_juwfa)で行います。
また、公式Facebook、公式 Instagram(@_juwfa)にて最新情報を配信しております。

第26回全日本大学女子サッカー選手権大会

開催期間:
2017年12月25日(月)~2018年1月14日(日)
会場:
【1回戦~準々決勝】
三木総合防災公園(兵庫県三木市)
【準決勝・3位決定戦・決勝】味の素フィールド西が丘(東京都北区)
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