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横浜FCが逆転でEAST初優勝! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第22節

2024年12月09日

横浜FCが逆転でEAST初優勝! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第22節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024EASTは12月8日(日)、各地で最終節となる第22節を行いました。NACK5スタジアム大宮では、2位につける横浜FCユース(神奈川)が大宮アルディージャU18(埼玉)との一戦に挑みました。

ピックアップマッチ

大宮アルディージャU18 0-1(前半0-1、後半0-0) 横浜FCユース

首位と勝ち点で並び、得失点差で2位につけて最終節を迎えた横浜FCユースは、複数得点を奪っての勝利を目指してこの一戦に臨みました。対する大宮アルディージャU18は「今のチーム名で、このエンブレムをつけて戦える最後のゲーム」(丹野友輔監督)ということもあってモチベーションが高く、立ち上がりはボールを握ってゲームをコントロールしていきます。

先に試合を動かしたのは横浜FCです。「最終節で硬くなっている部分があったと思う」と和田拓三監督は振り返りますが、17分にワンチャンスを生かします。相手のビルドアップのパスをインターセプトしたMF中台翔太選手(#11)が、FW庄司啓太郎選手(#9)とのパス交換で右サイドに抜け出し、右足を振り抜きます。「トラップでいいところにボールを置いて、しっかりと面をつくって当てられた」(中台選手)という会心のシュートがファーサイドのネットに突き刺さり、横浜FCが先制します。

その後、横浜FCはFW齋藤翔選手(#30)が39分に負傷交代するアクシデントに見舞われますが、「ピッチで選手同士が話す時間が増えてきている」という和田監督の言葉通り、選手たちは冷静にプレーを続けます。

後半も両チームのせめぎ合いが続く中、大宮は63分に左サイドでボールを受けたMF登丸楓吾選手(#11)が鋭いカットインからミドルシュートを放ち、75分には自陣からのロングパスに抜け出したFW平家璃久斗選手(#14)が左足で狙います。いずれも決定機でしたが、横浜FCのGK大亀司選手(#21)のセーブに遭い、ゴールを奪えません。

終盤に差し掛かると他会場の結果も気になるところでしたが、横浜FCの選手たちはベンチのスタッフから「このままでいいから絶対にこの1点を死守しよう」と伝えられます。その言葉通り、最後までゴールを割らせずに試合終了。この勝利によって勝ち点を「41」、得失点差を「+9」とし、同じく最終節に勝利し、勝ち点を41とした2位・鹿島アントラーズユース(茨城)を得失点差で上回ってEASTのリーグ制覇を達成しました。和田監督は「率直にうれしい」と語り、「普段から頑張ってくれて、横浜FCとして積み上げてきたものが結果になった」と選手たちを称えました。

監督・選手コメント

丹野友輔 監督(大宮アルディージャU18)
立ち上がりは悪くない入り方ができました。ビルドアップを引っかけられてカウンターから失点し、その後は少し受け身になりましたが、徐々に自分たちが狙っていた守備ができるようになりました。今のチーム名で、このエンブレムをつけて戦える最後のゲームなので、これまでアルディージャに携わり、つくり上げてきてくれた方々への感謝の気持ちを持って戦おうという話をしていて、そういう思いはピッチで表現できたと思います。

DF #4 大西海瑠 選手(大宮アルディージャU18)
前節の試合で自分たちの思い通りのことができず、もう一回しっかり見つめ直そうということで準備をしてきたのですが、最後に決め切る部分やしっかり守る部分など、ちょっとしたところでまだまだ自分たちの力が足りないと感じました。1年間を通して結果を出すことができず、チームも自分自身も苦しい時間が長かったのですが、苦しいからこそ成長できる部分もあったので、その意味では良い1年だったと思います。

和田拓三 監督(横浜FCユース)
率直にうれしいです。選手が普段から頑張ってくれて、横浜FCとして積み上げてきたものが結果になったと思います。ウオーミングアップの様子からは(優勝を)意識しているようには見えなかったのですが、最終節ですし、多少硬くなっている部分があったと思います。アクシデントもありましたが、ピッチの中で選手同士が話す時間が増え、そういう部分も含めて成長を感じました。ファイナルに向けて、1週間しっかり準備したいと思います。

MF #11 中台翔太 選手(横浜FCユース)
絶対に勝つしかない状況の中で、前半は相手のゴールを割るのが難しいと感じていたのですが、相手のミスから自分がボールを奪って得点につなげられたことはよかったと思います。庄司選手からのパスを受けて、トラップでいいところにボールを置いて、しっかりと面をつくって当てることができました。自分としては飛躍できた1年だったと思いますが、目標であるプロ入りに向けてまだまだ足りないところが多いので、さらに成長していきたいです。

その他の試合結果

EAST
鹿島アントラーズユース 2-1(前半1-0、後半1-1) 尚志高校
前橋育英高校 2-2(前半0-0、後半2-2) 市立船橋高校
昌平高校 2-3(前半2-1、後半0-2) 青森山田高校
FC東京U-18 1-0(前半1-0、後半0-0) 流通経済大学付属柏高校
川崎フロンターレU-18 1-0(前半1-0、後半0-0) 柏レイソルU-18

WEST
静岡学園高校 2-2(前半0-1、後半2-1) 神村学園高等部
ヴィッセル神戸U-18 0-3(前半0-2、後半0-1) 名古屋グランパスU-18
ファジアーノ岡山U-18 2-0(前半1-0、後半1-0) サガン鳥栖U-18
東福岡高校 1-1(前半1-0、後半0-1) サンフレッチェ広島F.Cユース
大津高校 3-0(前半2-0、後半1-0) 米子北高校
鹿児島城西高校 2-3(前半2-1、後半0-2) 帝京長岡高校

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大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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