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横浜FCが暫定首位に 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第11節

2024年07月08日

横浜FCが暫定首位に 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第11節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024EASTの第11節が7月6日(土)、7日(日)に開催され、各地で熱戦が展開されました。ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川)では、横浜FCユース(神奈川)と流通経済大学付属柏高校(千葉)による首位攻防戦が開催されました。

ピックアップマッチ

横浜FCユース 2-1(前半0-1、後半2-0) 流通経済大学付属柏高校

横浜FCにとっては勝てば暫定ながら首位に立てるという試合。FW前田勘太朗選手(#23)が「同じ(首位に立つ)チャンスがあった柏レイソルU-18との試合を落としてしまっていたので、今日は絶対に勝ってやるという気持ちでした」と語ったように、意欲十分でこの試合への準備を進めてきました。

また和田拓三監督が「本当に幸せなことですし、ありがたい」と語ったように、この日の試合会場であるニッパツ三ツ沢球技場は、横浜FCのトップチームがホームゲームを開催している、ユースの選手たちにとっての聖地。多くのサポーターも若き選手たちの後押しに会場へ訪れる中、負けられない試合でした。

一方、対する流経大柏はここまで無敗。一度も負けることなくシーズンの半ば近くまでを駆け抜けてきました。無敗での折り返しを狙って試合に入ります。ただ、「自分を含めていつも通りのプレーを出せなかった」とDF奈須琉世選手(#4)が首を捻ったように、前半から試合の主導権を握れない、苦しい展開となります。

対する横浜FCは立ち上がりこそスタジアムの雰囲気に対して「緊張してしまっていた」(和田監督)ものの、徐々に後方からしっかりつなぐ自分たちのスタイルで流経大柏のプレッシングに対抗。ゴール前へ迫るシーンを増やしていきます。前半終了間際に流経大柏のDF奈須選手にCKからのヘディングゴールを許してしまいますが、ハーフタイムにはあらためて「自分たちのサッカーを徹底」(和田監督)すると、後半は攻勢を得点へと結び付けました。

55分にMF朝見友樹選手(#10)のパスから裏を取った前田選手が「思い切り振った」という鋭いシュートで同点ゴールを奪うと、68分にも再び前田選手。今度は相手GKもしっかり見てのシュートを冷静に決め、2-1と逆転に成功します。

その後は流経大柏も迫力ある攻撃でゴールに迫りますが、横浜FC守備陣はしっかり体を張って粘り強く対応。1点のリードを守って逃げ切りに成功し、逆転勝利。前半の折り返しとなる節を終え、暫定ながら流経大柏を抜いて首位に立ちました。

監督・選手コメント

和田拓三 監督(横浜FCユース)
結果よりも自分たちのサッカーを表現できたことが試合の収穫です。ハーフタイムでは自分も話をしましたが、選手たちの中でも整理できていたので確認するだけでした。このスタジアムでやれることは本当にありがたい。「ここで緊張して自分たちのプレーができないというのなら、それは実力じゃない」という話は選手たちにしていました。

FW #23 前田勘太朗 選手(横浜FCユース)
ゴールの場面は自分の特長である裏への抜け出しを見せることができました。今週は自分の課題としてポストプレーの改善に取り組んできていて、腕の使い方や腰の落とし方など工夫してやってきたことを試合で出せた場面があったのも良かったと思います。ここまで(リーグ戦通算で)4点しか取れていなかったので、もっと決めていきます。

榎本雅大 監督(流通経済大学付属柏高校)
思っていた以上に選手が動けていませんでした。厳しい暑さが続く中でトレーニングの負荷をどうコントロールするか考えて練習時間の短縮などにも取り組んできましたが、そこがうまくいっていなかったのかもしれません。13日にある未消化試合で勝てば首位に戻れるので、自分たちのサッカーへしっかり立ち返ることに取り組んでいこうと思います。

DF #4 奈須琉世 選手(流通経済大学付属柏高校)
チームとして甘さが出た試合だったと思います。暑さで足が止まってしまっていましたし、自分たちの実力不足だと受け止める必要があります。点を取れた場面は良かったのですが、集中を切らさなければ失点も防げていたと思いますし、個人としても反省しないといけない試合でした。キャプテンとしてもっとチームを支えられる選手になっていきたいと思います。

その他の試合結果

EAST
尚志高校 4-1(前半1-1、後半3-0) 市立船橋高校
鹿島アントラーズユース 4-3(前半1-1、後半3-2) 川﨑フロンターレU-18
青森山田高校 1-0(前半1-0、後半0-0) 柏レイソルU-18
昌平高校 2-2(前半1-1、後半1-1) FC東京U-18
大宮アルディージャU18 2-2(前半1-0、後半1-2) 前橋育英高校

WEST
帝京長岡高校 1-1(前半1-1、後半0-0) 名古屋グランパスU-18
ファジアーノ岡山U-18 2-5(前半0-2、後半2-3) ヴィッセル神戸U-18
サガン鳥栖U-18 1-0(前半1-0、後半0-0) サンフレッチェ広島F.Cユース
大津高校 3-1(前半1-1、後半2-0) 東福岡高校
鹿児島城西高校 1-2(前半1-2、後半0-0) 静岡学園高校
米子北高校 2-4(前半1-3、後半1-1) 神村学園高等部

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大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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