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帝京長岡がリーグ2勝目 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第4節

2024年04月30日

帝京長岡がリーグ2勝目 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第4節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024WESTは4月27日(土)から29日(月・祝)にかけて第4節を実施しました。29日には新潟県の長岡市ニュータウン運動公園サッカー場(人工芝)で帝京長岡高校(新潟)とサガン鳥栖U-18(佐賀)の一戦を行いました。

ピックアップマッチ

帝京長岡高校 3-0(前半2-0、後半1-0) サガン鳥栖U-18

1,100人の観客が訪れた一戦は、序盤からホーム帝京長岡の流れで進みました。「プレスをかけて相手を飲み込んでいくことがテーマ。開始から相手に『噛みつき』たかった」と帝京長岡のFW安野匠選手(#14)が話す通り、高い位置での守備を徹底し、鳥栖の攻撃陣に圧力をかけます。

一方の鳥栖は、「相手が前から奪いにくることは分かっていたけれど、スピードに慣れず、自分たちのリズムでプレーできなかった」とFW鈴木大馳選手(#10)が振り返るように、帝京長岡の執拗なプレスを前に、なかなか攻撃の糸口を見つけることができません。

帝京長岡ペースで試合が進む中、試合が動いたのは23分。DF香西大河選手(#6)によるクロスボールのこぼれ球を粘り強く拾うと最後はFW柳田夢輝選手(#10)が押し込み、帝京長岡が先制に成功します。

これで勢いに乗った帝京長岡は3分後、MF遠藤琉晟選手(#2)のパスを受けたMF和食陽向選手(#25)がゴール前に低いボールを入れると、「クロスに対してしっかり飛び込む練習をしていた」という安野選手が右足で合わせてチームに追加点をもたらします。

後半も帝京長岡の攻勢が続きます。51分、安野選手が突破を仕掛け、そのこぼれ球に反応した遠藤選手がシュートを決めてリードを3点に広げました。

対する鳥栖はここから交代カードを次々に切って反撃を開始。前掛かりになった帝京長岡ディフェンスの背後を鈴木選手らが狙い、ゴールに迫ります。

57分にはサイドで仕掛けた鈴木選手を起点にパスをつなぎ、MF水巻時飛選手(#18)がゴールを狙いましたが、枠をとらえることができず。61分にはFW新川志音選手(#15)のシュートがゴールポストに阻まれるなど、攻撃の形をつくりながらも、なかなか得点に結びつけることができません。

一方の帝京長岡は鳥栖の猛攻にさらされながらも、キャプテンのDF山本圭晋選手(#5)を中心に声を掛け合いながら無失点をキープ。3-0でタイムアップを迎え、リーグ2勝目を挙げました。

監督・選手コメント

古沢徹 監督(帝京長岡高校)
選手が集中してよく頑張ってくれました。第2節の神村学園戦で本当に素晴らしいゲーム(〇4-0)をしましたが、前節の米子北戦は気の緩みが見られました(●1-2)。敗戦の後、手綱を締め直して今節までの一週間、一生懸命練習したことを表現した試合でした。たくさんのお客さんに来ていただけるのはうれしいですし、長岡市に素晴らしいチームが来てくださるのもありがたい。これを毎年続け、サッカーの街、長岡になれればと思います。

DF #5 山本圭晋 選手(帝京長岡高校)
最高峰のリーグでプレーすることができ、毎週が全国大会のような感覚です。選手たちのモチベーションも高いのですが、簡単に勝てるリーグではないということも分かっているので、勝ち点を積み上げていけるよう、日々努力するしかありません。ホームで無失点を維持している要因は、最終ラインの全員が絶対に失点しないというこだわりを持っているからだと思います。

田中智宗 監督(サガン鳥栖U-18)
前半から何かが噛み合っていない。スムーズにボールが動くはずなのに、テンポが上がらないと感じていました。長いボールを入れても相手にセカンドボールを拾われていました。流れをつかむことができず、我慢すべき展開で立て続けに失点したところが痛かったです。何かを変えようと後半、交代カードを切ったのですが、帝京長岡は自分たちよりもタフで、われわれはやりたいことをやらせてもらえませんでした。

MF #8 森夲勢那 選手(サガン鳥栖U-18)
今年のチームは守備陣にもビルドアップを得意とする選手が多いので、パスをつないで、相手よりたくさんボールを保持して試合を進められます。ただ、今回は自分たちの長所を消され、なおかつ相手の長所を前面に出されてしまいました。これまでのプレミアリーグにはなかったようなプレッシャーをかける帝京長岡に苦しみ、パスをつなげませんでした。前にボールを入れるしかない中、セカンドボールが拾えず、相手ボールになる回数が多かったです。

その他の試合結果

EAST
鹿島アントラーズユース 2-1(前半1-0、後半1-1) 横浜FCユース
青森山田高校 0-1(前半0-1、後半0-0) 尚志高校
昌平高校 3-1(前半1-0、後半2-1) 川崎フロンターレU-18
大宮アルディージャU18 0-2(前半0-1、後半0-1) 流通経済大学付属柏高校
FC東京U-18 0-0(前半0-0、後半0-0) 市立船橋高校
前橋育英高校 3-0(前半0-0、後半3-0) 柏レイソルU-18

WEST
大津高校 3-1(前半0-1、後半3-0) 神村学園高等部
静岡学園高校 1-2(前半0-2、後半1-0) サンフレッチェ広島F.Cユース
ファジアーノ岡山U-18 1-0(前半0-0、後半1-0) 米子北高校
東福岡高校 2-2(前半2-1、後半0-1) 名古屋グランパスU-18
鹿児島城西高校 0-1(前半0-1、後半0-0) ヴィッセル神戸U-18

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大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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