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広島が岡山に快勝 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第2節
2024年04月15日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024WESTは4月14日(日)に第2節を実施。政田サッカー場(人工芝)ではファジアーノ岡山U-18(岡山)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)が対戦しました。
ピックアップマッチ
ファジアーノ岡山U-18 0-3(前半0-0、後半0-3) サンフレッチェ広島F.Cユース
今年からプレミアリーグに挑む岡山のホーム初戦は、序盤から均衡した展開が続きました。広島がボールを動かす時間帯が続く中、岡山は高い位置からの積極的な守備で対抗。梁圭史監督は「アグレッシブに相手陣内でボールを奪う部分は少なからずできていた」と振り返ります。
ボールを奪うと、「相手3バックの脇や背後へのランニングが必要だと思っていた」と話すFW石井秀幸選手(#11)らがゴール前に進出。26分には右CKのこぼれ球を拾い、最後はMFミキ・ヴィトル選手(#9)が強烈なシュートを放ちましたが、広島のGK小川煌選手(#16)の好セーブに阻まれました。29分にはサイドチェンジを受けたMF磯本蒼羽選手(#10)が仕掛けてクロスボールを上げますが、広島の守備陣にクリアされ、得点には至りません。
岡山にとっては、見せ場をつくりながらも1点が奪えない展開について、MF藤田成充選手(#7)は「プレミアリーグは質が違う。あと一歩のところで相手の足が出てきてシュートをブロックされるなど、一つ一つの質が高かった」と話します。
対する広島が前半放ったシュートは2本。「ビルドアップから前進して最後、突破するときに慌ててしまっていた。前線の選手が一発を狙いすぎていた」(野田知監督)という課題をハーフタイムに共有して後半に挑みました。
すると60分、広島はMF橋本日向選手(#6)のパスで左サイドを抜け出したMF長沼聖明選手(#23)がゴール前にクロスボールを供給。ニアサイドのDFに当たったこぼれ球をFW井上愛簾選手(#9)が左足でたたき込み、均衡を崩します。
81分には守備の乱れから岡山に決定機を与える場面もありましたが、このピンチはGKの小川選手がストップ。「(小川)煌がピンチを防いでチームとして勢いづいた」とDF木吹翔太選手(#4)が話す通り、広島は83分にMF桝谷歩希選手(#7)が豪快なミドルシュートを決め、リードを2点に広げました。これで完全に主導権を握った広島は試合終了間際にMF小林志紋選手(#14)が3点目をマーク。昨年のWEST王者が3-0の快勝を収め、開幕2連勝としています。
監督・選手コメント
梁圭史 監督(ファジアーノ岡山U-18)
ジュニアユースの選手をはじめさまざまな方の声援を受け、多くの人たちに注目される中、「またこのゲームが見たい」と思ってもらえるプレーを多くしていきたい。そうすることで、小さい子どもたちに夢を与えることできると思いますし、岡山県のサッカーも発展すると考えています。プレミアリーグの舞台で試合ができるというメリットを最大限に生かして、自分たちの力で相手を上回り、勝ち点を積み上げていければと考えています。
FW #11 石井秀幸 選手(ファジアーノ岡山U-18)
前節も自分が決められずに負けてしまいました。この2試合は梁監督の期待に応えられず、悔しさを感じています。ホームゲームで多くのサポーターが来てくださったのに、チームを勝たせることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。プレミアリーグは相手のプレスの強度も高いですが、自分たちの戦いぶりに手応えも感じています。あとは自分が決め切るだけです。
野田知 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
試合の前日まで誰がメンバーに入るか分からない状況が続いていますが、選手のやりくりを含めて楽しいです。メンバーが全員そろえばもっと戦えると思いますし、リーグを戦う中でパフォーマンスも上がると思いますが、パスをつなぎながら相手守備陣を崩すところは改善の余地があります。今回も勝ちはしたけれど、全てが良かったわけではない。チームとしても個人としてもまだ足りないと試合後、選手たちに伝えました。
DF #4 木吹翔太 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
開幕戦は(トップチームに帯同した)中島洋太朗選手と井上愛簾選手がいなかった上、けが人も出てメンバーがそろいませんでした。その難しい試合を乗り切った後、今節の試合でも勝利を収められたことは自信につながりますし、チームに勢いが出ます。周りからは「昨年のWEST王者」と見られていると思いますが、みんなが目の前の試合に向けて日々の練習に取り組んでいます。気負わずに戦っていることが連勝という結果につながったと思います。
その他の試合結果
EAST
昌平高校 4-2(前半1-1、後半3-1) 前橋育英高校
青森山田高校 1-1(前半0-0、後半1-1) 流通経済大学付属柏高校
尚志高校 0-3(前半0-1、後半0-2) 横浜FCユース
鹿島アントラーズユース 1-1(前半0-0、後半1-1) 市立船橋高校
大宮アルディージャU18 2-3(前半2-2、後半0-1) 柏レイソルU-18
FC東京U-18 0-2(前半0-1、後半0-1) 川崎フロンターレU-18
WEST
帝京長岡高校 4-0(前半3-0、後半1-0) 神村学園高等部
静岡学園高校 0-3(前半0-1、後半0-2) ヴィッセル神戸U-18
サガン鳥栖U-18 5-0(前半0-0、後半5-0) 米子北高校
大津高校 2-1(前半1-1、後半1-0) 名古屋グランパスU-18
鹿児島城西高校 0-0(前半0-0、後半0-0) 東福岡高校
大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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