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横浜FCが東福岡を破って連敗をストップ! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WEST第15節

2023年09月25日

横浜FCが東福岡を破って連敗をストップ! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WEST第15節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WESTは9月23日(土・祝)と24(日)に第15節を実施。24日の日産フィールド小机では横浜FCユース(神奈川)と東福岡高校(福岡)が対戦しました。

ピックアップマッチ

横浜FCユース 3-1(前半1-0、後半2-1)東福岡高校

今季の横浜FCは勝ち切れない試合が続き、第14節を終えた時点での順位は降格圏内間近の10位。「今まで先輩方がプレミアリーグという舞台をしっかり残してくれたのに、降格しそうな状況をつくってしまったことに責任を感じていた。今日は何としても勝ちにつなげて、少しでも残留に近付こうと、全員がしっかり気持ちを込めて挑んだ」。そう振り返るのはMF加藤嵩寅選手(#8)です。

立ち上がりは高い位置からプレスを掛けて、ショートカウンターを狙った東福岡に押し込まれる時間もありましたが、試合展開は想定内。「ミスして失点してしまうともったいない。最初は慎重につないで、流れができてから自分たちのサッカーをしようと共通意識を持っていた」(加藤選手)。時間の経過と共に横浜FCらしい相手に応じた攻撃を繰り出す場面が増えると、24分にはFW須田龍心選手(#9)を中心としたカウンターを披露。ラストはDF飯塚大地選手(#2)がシュートを打ちましたが、得点には至りません。

均衡が崩れたのは29分。須田選手が放ったシュートは相手DFに阻まれましたが、MF朝見友樹選手(#24)が高い位置で拾ってペナルティーエリアの左に展開。このボールをMF宮本新選手(#7)がダイレクトで合わせて、横浜FCが1点リードで前半を終えました。

後半に入ってからの横浜FCは東福岡の守備に合わせて、自陣から長いボールを入れてチャンスをつくります。50分には中盤でボールを持った加藤選手が、「あそこに走ってくれるのは知っていたし、見えていた。あとは託して良いパスを送るだけだった」とゴール前に長いスルーパスを入れると反応したのは須田選手。「スルーパスがすごく良かったので、あとは落ち着いて流すだけだった」と冷静に相手をかわして右足シュートを決めました。

後がなくなった東福岡は、後半途中からDF大谷圭史選手(#36)を最終ラインに下げ、両サイドバックを押し上げるビルドアップに変更。「ボールを保持するため、後ろに枚数を掛けた。大谷(圭史)で安定させて、そこから組み立てようと考えた」とチームの意図を明かしたMF西田頼選手(#6)の話す通り、テンポ良くボールを動かす場面が増えていきます。その結果、75分にはペナルティーエリア右からMF吉岡拓海選手(#11)が豪快なシュートをたたき込みました。

80分には左クロスの折り返しから、西田選手がボレーシュートを放つなど同点への期待が高まりましたが、直後の81分には横浜FCが前掛かりになった東福岡の背後を突いて反撃。DF林賢吾選手(#5)のロングボールを受けた途中出場のFW前田勘太朗選手(#30)がゴールネットを揺らし、横浜FCが3-1で勝利しました。

監督・選手コメント

小野信義 監督(横浜FCユース)
後期に入ってから2連敗していたので何とか勝ちたかった。今日は勝てて良かったです。守備のところは相手がやってくることに対して、素早く対応できた印象があり、危ない場面が少なかった。攻撃はどうやって点を取るかが課題である中、今日は何とか3点取れましたが、今後も課題だと感じました。まだ降格が見えているので、何とか勝ち点を稼がないといけません。次節以降も、粘り強く勝ち点を積み上げていきたいです。

FW #9 須田龍心 選手(横浜FCユース)
今日の試合で負ければ降格圏内に入る可能性があったので、みんなで絶対に勝とうと話していました。後期は2連敗し、このまま負け続けて降格するのは絶対に嫌だったのでFWの自分が決めなければと思っていました。今季はなかなか点が決められなくて焦っていた中、初ゴールを決めることができて安心しました。今年の目標は、昨年の守屋(颯人)選手が決めた8点以上。ここから勢いに乗って守屋選手の得点数をまず抜きたいです。

森重潤也 監督(東福岡高校)
うちとしては下位にいるチームを引き離すために、勝ち点が欲しかった。相手も上位に追い付くためには勝ち点が欲しかった試合で、非常に強度も緊張感もありました。そうした中、前半はマイボールにしても、簡単に失っていました。守備も相手のポゼッションに振り回されながらも何とかしのいでいましたが、やられてしまった。後半は何とか1点返して流れを持ってこられるかなとは思っていましたが、いくつかチャンスはありながらもゴールまで遠かったのが痛かったです。

MF #11 吉岡拓海 選手(東福岡高校)
今季はしっかり自分が点を決めないとダメだと思っています。決め切れた場面は良かったのですが、まだ何本も決めるシーンがありました。1点で満足せず、自分が何点も取ってチームを勝たせないといけません。前線が点を取って、守備もしっかり守ってゼロで抑えたら、自分たちは絶対に勝てるチームだと思っています。勝ち切れるチームになるため、そうした部分をしっかり練習から自分たちが声を掛け合いながら、良くしていきたいです。

その他の試合結果

ヴィッセル神戸U-18 0-1(前半0-0、後半0-1)サンフレッチェ広島F.Cユース
静岡学園高校 0-4(前半0-1、後半0-3)米子北高校
神村学園高等部 0-0(前半0-0、後半0-0)大津高校
名古屋グランパスU-18 2-1(前半2-0、後半0-1)ジュビロ磐田U-18
履正社高校 延期 サガン鳥栖U-18

ヴィッセル神戸U-18(兵庫)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)の上位対決は、90+4分に生まれたDF黒木一心選手(#3)の得点によって広島が1-0で勝利。静岡学園高校(静岡)との一戦に臨んだ米子北高校(鳥取)はFW鈴木颯人選手(#9)の先制点を皮切りに4点を奪って勝利し、連勝を4に伸ばしています。大津高校(熊本)をホームに迎えた神村学園高等部(鹿児島)は決定機を生かせず、スコアレスドローに。名古屋グランパスU-18(愛知)は前半に奪った2点を守り切り、ジュビロ磐田U-18(静岡)から勝ち点3をつかみました。なお、今節開催予定だった履正社高校(大阪)とサガン鳥栖U-18(佐賀)の試合は、鳥栖の関係者に感染症が拡大しているため、拡大防止のため延期となりました。

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大会期間:2023年4月1日(土)~2023年12月3日(日)

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