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神戸が磐田に快勝!首位を猛追する白星を手にする 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WEST第18節

2022年10月17日

神戸が磐田に快勝!首位を猛追する白星を手にする 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WEST第18節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WESTは10月15日(土)と16日(日)に第18節を実施。いぶきの森球技場Cグラウンドでは、3位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)と2位のジュビロ磐田U-18(静岡)が対戦しました。

ピックアップマッチ

ヴィッセル神戸U-18 5-0(前半3-0、後2-0) ジュビロ磐田U-18

「ここで勝ったら、首位に近付くので、今日の一戦はみんなが気合入っていました」。そう振り返るのは、DF本間ジャスティン選手(#18)です。神戸にとっては磐田との勝ち点差を縮め、優勝争いに生き残るために重要な一戦とあり、試合開始と共に磐田ゴールに襲い掛かりました。

試合のポイントになったのは、前線からの守備で「プレミアWESTには4バックの相手が多かったので、3バックの磐田には今までと違う準備はした」と安部雄大監督。序盤から神戸は、FW冨永虹七選手(#9)を中心に相手のビルドアップに制限をかけ、高い位置やサイドでの狙い通りのボール奪取に成功。奪ってからは空いたサイドのスペースを効果的に突いて、磐田を押し込みました。

19分には本間選手の右クロスを冨永選手が頭で合わせて先制すると、29分にはDF村井清大選手(#3)のクリアを受けたMF永澤海風選手(#10)が左サイドからカットインを狙いました。一度は相手DFに奪われましたが、すぐさま奪い返して2点目をマーク。43分にも相手のクリアを拾った永澤選手が左からクロスボールを上げ、MF坂本翔偉選手(#17)がヘディングシュートをたたき込みました。

MF亀谷暁哉選手(#8)が「試合の入りは自分を含めて、みんな身体が動けていなかった。相手がたたみ掛けてきて、耐える時間だったのに1点取られてしまい、修正できないままもう1点、2点と取られてしまった」と振り返る磐田も、ハーフタイムに軌道修正。後半の立ち上がりはテンポ良くボールをつないで、神戸陣内に攻め込む場面が見られましたが、シュートまで持ち込めません。

反対に前掛かりになった隙を突かれ、52分には右CKをファーサイドの本間選手が折り返すと、ゴール前の坂本選手が左足で合わせて、神戸が4点目を獲得。65分には磐田のゴール前を抜け出したMF安達秀都選手(#8)を倒してPKを献上すると、冨永選手に決められました。

以降は「後半の早い時間帯に4点目が取れたので、無理して点を決めにいく必要はないと判断した」(安達選手)と、神戸が自陣で落ち着いたパス回しでうまく時間を使い、5-0でタイムアップを迎えました。上位2位との勝ち点差がグッと縮まる貴重な一勝。安達選手は「みんなで優勝という目標を立てているので、今日勝てたのはすごく大きい。これからも勝って、優勝争いにもっと食い込んでいきたい」と口にしました。

監督・選手コメント

安部雄大 監督(ヴィッセル神戸U-18)
準備してきたことを選手たちたちが迷わずやってくれました。前節は試合終盤に失点し、引き分けに終わっていたので、5点差に関係なく、最後までやり切ってくれました。守備がベースだということを最後まで選手が切らさずやってくれました。後半にも点が取れて、いろいろな部分がうまくいきすぎました。今日の内容を再現性があるものにしていくには日々のトレーニングが大事です。優勝を意識するのはまだまだ先。まずは次の清水戦に向けて、一つ一つしっかり準備します。

MF #8 安達秀都 選手(ヴィッセル神戸U-18)
前節の広島戦は最後に追い付かれて3-3で終わりました。首位の鳥栖も引き分け、少しでも追い付けるチャンスを逃したので、今週こそは絶対に勝とうというモチベーションで練習をやってきました。自分たちが失点するときは、みんなが下がって前から奪いにいけていないときなので、今日は下がらずに前からプレスを掛け続けようと話していました。それがうまくいって、ピンチがほとんどなく試合を進められたので良かったです。

前田遼一 監督(ジュビロ磐田U-18)
終始、試合の主導権を相手に握られて、完敗でした。後半の最初はやろうとしているところをみんなが実践してくれましたが、セットプレーでやられて相手に再び流れを持っていかれました。守備も攻撃も、普段やっていることの質を高めないといけません。守備ならボール奪いにいくところ、攻撃なら後ろからしっかりボールを動かしながら仕掛けていくところ。今日の試合ではそういったシーンをほとんどつくれなかったので、また練習をして、来週に挑みたいです。

MF #8 亀谷暁哉 選手(ジュビロ磐田U-18)
勝って神戸を突き放し、鳥栖に近付きたかったので悔しいです。シュート2本で終わったので、シュートまでの形をつくり、バリエーションを増やさないといけないと感じました。リーグの残り6試合で全勝を目指さないと絶対、首位には立てません。最後には鳥栖との対決も残っています。自分たちはファイナルに行く気持ちでやっているので、そこに値するような結果や、勝ち点がほしい。練習からこの負けを無駄にしないで、来週から切り替えてやっていければと思います。

その他の試合結果

履正社高校 1-0(前半1-0、後半0-0) 東福岡高校
サンフレッチェ広島F.Cユース 1-1(前半1-1、後半0-0) 清水エスパルスユース
サガン鳥栖U-18 2-3(前半0-0、後半2-3) 名古屋グランパスU-18
静岡学園高校 4-4(前半3-1、後半1-3) セレッソ大阪U-18
大津高校 2-1(前半1-0、後半1-1) ガンバ大阪ユース

履正社高校(大阪)と東福岡高校(福岡)の高体連対決は、21分に奪ったFW古田和之介選手(#9)のゴールを守り切った履正社が勝ち点3を獲得しました。サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、清水エスパルスユース(静岡)に先制点を許しながら、FW中川育選手(#29)のゴールによって引き分けに。名古屋グランパスU-18(愛知)は、2点のビハインドをひっくり返し、サガン鳥栖U-18(佐賀)から白星を奪いました。ホームにセレッソ大阪U-18(大阪)を迎えた静岡学園高校(静岡)は、2点リードを追い付かれて4-4の引き分け。大津高校(熊本)は、FW山下基成選手(#11)と小林俊瑛選手(#9)の2トップがゴールネットを揺らし、ガンバ大阪ユース(大阪)に2-1で勝利しました。

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大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)

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