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高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 エリートユースコーチフォーラムが開催されました
2022年08月30日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022の出場チーム監督を招き、エリートユースコーチフォーラムを開催しました。
ここでは、リーグの前期を振返りつつ、今後のリーグの発展や、より世界基準のリーグとなることを追求する上で、映像を交えながら、ゲーム分析やインテンシティをテーマに様々な意見交換を行いました。
2011年に創設させた高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグも既に10年が経過し、多くの日本代表選手がユース年代に同リーグを経由し、その後大きく成長を遂げています。
今後も参加チームの皆様と共にリーグを更に発展させることで、選手たちの成長機会を創出してまいります。
JFAコメント
影山雅永 JFA ユース育成ダイレクター
JFA夢フィールドにおいて8月29日にエリートユースコーチフォーラム2022を開催しました。U18プレミアリーグ監督会議としてこれまでも行われてきましたが、この名称での開催は初めてのことで、しかも対面での開催は3年ぶりです。それぞれにお忙しい中、24名中21名の監督に参加頂きました。
なぜフォーラムにしたのか?それはU18年代最高峰のリーグとして自分達のリーグを世界のトップクラスのリーグに成長させよう。そのためには選手も競い合う、チームも競い合う、指導者も競い合いリーグとしても競い合う。その成長の為にしっかりと議論しようという理由です。
ピッチ上のパフォーマンスについてだけではなく、どうやってレベルと価値を上げることが出来るのかを今回は話し合うことが出来、普段は勝敗をかけて戦っているエリートユースコーチたちが意見を出し合いました。
これから後半戦が始まりますがシーズン後にはJFAとしての分析レポートを作り、同年代の他国リーグとはどんな差があるのかをしっかりと示して育成年代の世界トップクラスのリーグへの成長に繋げたいと思います。
お忙しい中この趣旨に賛同して参加して頂いたエリートコーチの皆様ありがとうございました。
参加チーム監督コメント
島岡健太 監督(セレッソ大阪U-18)
林副会長からもあった様に、日本のサッカーを真剣に考えている指導者の方々がリアルで顔を合わせて集まれた事が非常に意味深いものであったと感じました。
今後も日本サッカーの更なる進化、発展に繋がって行く議論の場になる事を期待したいと思います。
フォーラム中に影山ダイレクターからも、今夏のクラブユース選手権の優勝へのお祝いのお言葉を頂きました。
昨年はリーグ戦7連敗からの残留と厳しいシーズンを経て今シーズンの戦いとつながっています。我々は選手一人一人がもっとボールの価値を高めていかなければなりません。チームとしてプレー出来る時間は増えて来てますし、その結果がクラブユース選手権での優勝にも繋がったように感じています。
一方、その中で個人の技術に目を向けると、誰のボールか分からない、無駄が沢山存在しています。そういう点からすれば前期を終えた順位は妥当なものかもしれません。後期に向けてというよりも、今後も一貫してプレーの一つ一つを曖昧にすることなく技術を定義づけ、今まで見た事が無いような選手が現れる環境を作り続けていきたいと思ってます。
中村裕幸 監督(桐生第一高等学校)
日本でのユース年代最高峰リーグを戦う監督の皆様と、このプレミアリーグが世界のリーグを超える価値を見出すために何が必要であるかを模索し探求するべく、有意義な時間を過ごさせて頂きました。世界で戦う上では、戦術の進歩・選手のアスリート化が進む中だからこそ、人間としての成長・成熟も必要不可欠であることも再認識させて頂きました。育成年代だからこそ、選手とともに我々指導者も学び続けていこうと思います。
今年度より、プレミアリーグに参戦し、毎試合素晴らしい経験をさせて頂いております。1試合1試合、選手の成長は計り知れません。攻守ともに、わずかなミスも許されない試合の中で最善のプレーの決断をしていく、思考と技術が必要であることを選手自身が自覚し、その試合に向け日常を過ごしてくれている事は、育成年代において最高な環境でしかありません。後期も全力で向かっていきたいと思います。