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準々決勝進出チームが決定!“夏の王者”C大阪は前回優勝の鳥栖を破る 高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会

2022年12月12日

準々決勝進出チームが決定!“夏の王者”C大阪は前回優勝の鳥栖を破る 高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会

高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会は12月11日(日)、各地で2回戦8試合が行われました。コーエィ前橋フットボールセンターでは、2試合が行われました。

ピックアップマッチ1

横浜F・マリノスジュニアユース 3-0(前半3-0、後半0-0) FC.フェルボール愛知

第1試合では、横浜F・マリノスジュニアユース(関東2/神奈川)とFC.フェルボール愛知(東海2/愛知)が対戦しました。序盤からペースを握ったのは横浜FMで、開始5分にはCKの流れから小山海音選手が先制点を蹴り込みました。17分には左から右へ大きく展開しつつ、ゴール前では落ち着いてボールを動かし、最後は岩藤利龍選手が追加点。前半アディショナルタイムには岩藤選手の切り返しからの強シュートが弾かれたところを、八尋海斗選手が押し込みました。

大量リードを奪われたフェルボールですが、後半に気持ちを切らさず逆襲に移りました。前からボールを奪いにいく姿勢を打ち出し、後半40分間のシュート数は相手を上回りました。足をつる選手が続出するなどハードワークを続けましたが、スコアは動かず。横浜FMが準々決勝進出を決めました。

ピックアップマッチ2

セレッソ大阪U-15 6-1(前半3-1、後半3-0) サガン鳥栖U-15

第2試合では、セレッソ大阪U-15(関西3/大阪)とサガン鳥栖U-15(九州2/佐賀)が顔を合わせました。試合は開始7分で動きました。C大阪の平山大河選手が、見事なミドルシュートを突き刺します。さらに11分、17分と、小野田亮汰選手のシュートのこぼれ球を伏見晄永選手がしっかり押し込むという同じ形でC大阪が2点を追加。鳥栖がロングスローから押し込んで1点を返したものの、C大阪が2点リードで試合を折り返しました。

後半開始から選手交代を施すなど、鳥栖は巻き返しを図ります。52分、63分と交代カードを切って選手の配置も変えますが、ボールを奪い切る、シュートを打ち切るという個のプレーが際立つC大阪に圧倒される展開が続きました。その流れのままに、C大阪が3点を追加。今年のクラブユース選手権で初優勝を果たしたC大阪を相手に、前回王者が2回戦で姿を消しました。

監督・選手コメント

浅田大翔 選手(横浜F・マリノスジュニアユース)
前半は良い展開で、後半にもカウンターから追加点を取れればもっと良かったのですが、しっかりブロックを敷いて守り切れました。いつも自分たちが主導権を握ってプレーするアタッキングフットボールを頭に入れてやっています。チームとして最後の大会なので、絶対に優勝して、ここに出られない仲間の分までやりたいと思います。波に乗れたと思うので、この勢いでいきたいと思います。

細萱信行 監督(FC.フェルボール愛知)
最後の大会でしたが、どの試合でも一番良くないのは後悔することです。今までやってきたことを出し切って悔いのないゲームをすることが大事でした。前半だけで3点取られたのは想定外で、後半に反撃しても1点が取れずに残念でしたが、みんな良く頑張ってくれました。ここが終わりではなく通過点です。次の年代で花開くよう、基本を積み上げています。2年生も全国大会で先輩の背中を見たので、しっかりやってくれると思います。

平山大河 選手(セレッソ大阪U-15)
風間八宏さんの指導を受けるようになり、相手を動かす「止める・蹴る」を身に付けられました。個で打開できれば、相手が対策を施してきても複数人や組織で打開できます。今日も疲れている時間帯に、技術が身についているからこそのゴールがありました。1回戦での関東第1代表に続き、前回王者も倒せました。クラブユース選手権ではギリギリ勝てた相手に差を付けられたので手応えはありますが、目標は優勝なので次の試合に向けて切り替えます。

森惠佑 監督(サガン鳥栖U-15)
夏から積み上げてきた力を、最大値で出してくれたとは思います。グループとしてもそうですが、個々の武器を夏以上に出せている選手もいました。結果的にはショックな負け方でしたが、挑戦する姿を見せてくれたので、成長はあったのだなと思います。勝っても負けても得るものがあると思うので、このゲームの経験がより強烈にそれぞれの記憶に残って、次のステージに生きることを期待します。

大会期間:2022年12月10日(土)~12月27日(火)

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