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レイソル対ラヌス、栄冠はどちらに? ~スルガ銀行チャンピオンシップ 今夜キックオフ~
2014年08月06日
8月6日(水)のスルガ銀行チャンピオンシップ2014CHIBA王者決定戦で、南米コパ・トタル・スダメリカーナ王者のラヌス(アルゼンチン)と対戦する柏レイソルのネルシーニョ監督は5日(水)、日立柏サッカー場で前日会見に臨み、勝利へ向けて、先週末のJリーグで快勝したパフォーマンスの再演を選手たちに求めました。
昨年のJリーグヤマザキナビスコカップを制して本大会への出場権を得たレイソルは、クラブ初の国際タイトルと日本チームの大会5連覇を賭けて、南米クラブ大会の王者に挑みます。
ネルシーニョ監督は「タイトルのかかった一発勝負の対戦で、レイソルが勝つ必要も責任も感じている。チームとしては試合の入り方や選手たちのモチベーションという点では、この間のフロンターレ戦と同様か、それ以上のものを出さないとならない」と語りました。
ブラジル人指揮官が手応えを感じた試合は、2日のJ1での一戦。上位に位置する川崎フロンターレにレイソルは4-1の快勝でリーグ戦未勝利を4試合で止め、「久しぶりにレイソルのフットボールができた」(ネルシーニョ監督)と言わしめる、好ゲームを見せました。
「うちの選手それぞれが攻守において決断できる力を持っている。自信を持って、チームとして個人として想像力を出しながら、そういうプレーを続けてほしい」と期待を示しました。
一方、ネルシーニョ監督が「フロンターレに似ている」と評する攻めを見せるラヌスは、時差と気候の違いを考慮して7月末に来日。元アルゼンチン代表でボカジュニアーズMFのギジェルモ・バロスケロット監督の下、千葉県内のグランドで調整を続けてきました。
今回のチームには元パラグアイ代表MFビクトル・アヤラ、元アルゼンチン代表MFレアンドロ・ソモサ、アルゼンチン代表経験のあるGKアグスティン・マルチェシンらが名を連ね、「来日した全員がプレーできる状態」と指揮官は自信を見せています。
さらに、「スルガ銀行チャンピオンシップのタイトルは、ラヌスにとって非常に重要な意味を持ちます。プロとしても、この試合にはぜひ勝ちたい」と、タイトル獲得に強い意欲を見せました。
しかし、ネルシーニョ監督も、「今のレイソルにはこれまでに得た大きな経験がある」と語り、Jリーグ王者として出場して4位になった2011年のFIFAクラブワールドカップやAFCチャンピオンズリーグでの経験に触れ、「違うタイプのチームと対戦してきて、実績も残してきた。私の選手たちは大きな自信を持っている。明日の試合で厳しい局面でもやってくれるだろう」と、信頼を口にしました。
試合は6日(水)19時から、柏の日立柏サッカー場で行われます。
コメント
柏レイソル ネルシーニョ監督
明日はレイソルにとっていくつかの意味で非常に重要な試合だと捉えています。選手たちには南米アルゼンチンのチームと試合をして経験を積み、彼らのこれからにも生かしていってほしいですし、タイトルのかかった一発勝負で、レイソルが継続して必ず勝つという必要も責任も感じています。ラヌスは非常に経験値の高いチームです。中盤の技術力の高さと、サイドバックが攻撃に行ったときにやり切るパワーを持っていますし、我々のボックスのところで、入れ代わり立ち代わりでFWとインサイドに入って来る選手の絡みは、フロンターレに雰囲気が似ていると思います。守備では、このような点を注意して対応し、我々がボールを持った時は、状況をしっかりと判断して、的確な攻撃に移っていきたいと思っています。
柏レイソル MF 大谷秀和選手
選手全員、モチベーションが非常に高いですし、タイトルのかかった重要なゲームだということはしっかり認識しています。日本の代表としてしっかりと自分たちが勝って結果を残すことが一番重要なので、そこへむけて準備をしたい。なかなかリーグ戦で勝てない状況が続いていましたが、土曜日のフロンターレ戦でレイソルがやろうとしているゲームをしっかり出せました。そこをしっかり継続していくことができれば、アルゼンチンの経験も力もあるチームに対しても、しっかり勝負ができると思うので、継続した力を発揮できるように準備をしたいと思います。自分たちがピッチに入ってから、相手の特長などを短い時間の中でしっかり把握して表現していく。その柔軟性が一番大事になると思っています。
ラヌス ギジェルモ・バロスケロット監督
明日の試合には大いに期待しています。今回早めに来日しましたが、気候や時差に順応するには、これぐらいの時間が必要だと考えました。レイソルはブラジルのクラブチームに似た戦い方で、3バックに攻撃的な選手2人をサイドにおく形です。警戒すべき選手はレアンドロ選手かと思いますが、攻撃に関わる3選手でだけでなく、中盤のサイドの選手にも警戒が必要だと思います。チーム全体に警戒を払いながらプレーしていきたいと考えています。
ラヌス DF マキシミリアーノ・ベラスケス選手
国際大会ということで、私たちにとって非常に重要で、モチベーションも高いです。2日ほど前からようやくチームは体力回復に必要なだけの睡眠時間をとれるようになったので、明日の試合には準備万端で臨めます。難しい試合になると思いますが、是非、勝ちたいです。勝つためには90分間集中を切らさないことが重要だと思います。FW3人とサイドの選手に加えて、レイソルはセットプレーもうまいので注意していきたい。ただ、一番重要なのは自分たちのサッカーをするということです。それができれば、私たちは勝利を手にすることが出来ると思います。
スルガ銀行チャンピオンシップ2014 CHIBA
Jリーグヤマザキナビスコカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦
柏レイソル(日本)vsラヌス(アルゼンチン)
2014年8月6日(水) 19:00 キックオフ (予定) 千葉/日立柏サッカー場
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