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出場選手が語るシニアサッカーの魅力 ~第17回全国シニア(60歳以上)サッカー大会~
2017年05月26日
第17回全国シニア(60歳以上)サッカー大会と、シニア(70歳以上)サッカーフェスティバルが6月3日(土)に静岡県藤枝市で開幕し、全国各地から集結したチームが3日間にわたって技を競います。
かつて釜本邦茂氏や杉山隆一氏が活躍した1964年の東京オリンピック、1968年のメキシコオリンピックを機にサッカーを始め、今なお“現役”としてプレーを続ける60歳以上、70歳以上の選手たち。関東第3代表として今大会に出場するセレクシオン・トキオ・ロホ・フットボールクラブ(東京)のキャプテンである宮﨑洋さん、そして「髙橋団吉」のペンネームで書籍も出版しているエースストライカーの髙橋昌男さんに、シニアサッカーとの出会いや魅力を語っていただきました。
――まず、お二人のサッカー歴を教えてください。
宮﨑氏:小学3年生の時に1964年の東京オリンピックが開催されたんですが、その時にサッカー競技を見て「これをやりたい」と思って始めたのがきっかけです。以来、中学、高校、大学と第一線でプレーしました。社会人になってからは、それほど本格的にやっていたわけではないですが、クラブチームなどでプレーしました。30代の頃は仕事の関係で少し遠ざかっていましたが、40代になってからは再び頻繁に活動するようになりました。一度、競技から離れたイメージではなく、年齢を重ねながらずっとプレーしてきた感じですね。
髙橋氏:僕らの頃は野球が盛んで、僕自身も当時は野球少年。掛布雅之さん(現阪神タイガース2軍監督)とは隣町のライバル同士でした。小学3年の時にサッカーを始めて、野球とサッカーを両立させていたんですが、1968年のメキシコオリンピックを機にみんなサッカーをやるようになり、僕も中学ではサッカー部に入りました。高校時代は千葉県大会で優勝し、関東大会にも出場しましたが、高校3年の時に膝の靭帯を断裂してしまい、ドクターストップがかかってサッカーを断念しました。
――その後はサッカーからは完全に離れていたのでしょうか。
髙橋氏:24歳のときに千葉県と東京都のアマチュアの選抜チームに選ばれて、ドイツ、イタリア遠征に行きました。奥寺康彦さん(現横浜FC会長兼スポーツダイレクター)が1.FCケルンに在籍していた頃、親睦を深める目的でチームを作って遠征に行きました。1.FCケルンのアマチュアチームと対戦し、冬で寒かったこともあって、ボロ負けして帰ってきました(笑)。
――どのようなきっかけでシニアサッカーを始めたのでしょうか。
髙橋氏:30代半ばの頃に、妻と陸上競技場でランニングしようと思ったら、全然走れなくて。「これはまずい」と思って、昔のつてをたどって東京のアマチュアチームに入れてもらい、楽しむサッカーを始めました。現在のチームにはセレクシオン・トキオの頃から在籍し、宮﨑と一緒に全国大会にも出場しました。
――シニアサッカーの魅力はどんなところにありますか?
髙橋氏:60代になっても、自分の意識の中で現役選手としていられる点ですね。自分にとっての宝物だと思っています。仕事をしたり、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりするのと同じように、自分にとってもう一つ“現役生活”があるというのはすごくいいことだと思いますし、健康面にも好影響を与えていると思います。
――若い頃と現在とでは、運動量や動き方などもだいぶ変わり、ギャップを感じる部分もあると思います。
宮﨑氏:それは確実にありますね。でも、サッカーって年齢を重ねていればそれなりの楽しみ方があるような気がしていて、今も楽しくプレーできています。今はチームとしてうまくプレーできているかどうかを、より気にするようになっていますね。
第17回全国シニア(60歳以上)サッカー大会
2017/6/3(土)~2017/6/5(月)
藤枝総合運動公園サッカー場 [天然芝]/静岡県
藤枝総合運動公園陸上競技場 [天然芝]/静岡県
藤枝総合運動公園多目的広場人工芝広場 [人工芝]/静岡県
藤枝市民グラウンドサッカー場 [天然芝]/静岡県
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