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全国シニア(60歳以上)サッカー大会、藤枝で開幕!
2014年06月01日
5月31日(土)、第14回全国シニア(60歳以上)サッカー大会と、シニア(70歳以上)サッカーフェスティバルが静岡県藤枝市で開幕し、大会初日はグループステージ第1節を行いました。
全国シニア(60歳以上)サッカー大会は同年代の日本一を決める大会とあって、選手たちの気合いも十分。現役時代、ヤンマーで釜本邦茂さんと共にプレーし、日本代表歴を持つ西村博治選手(大阪シニア60/大阪)は「2月以降、大阪近郊のチームと実戦形式の練習を重ねて、チームメイトとの連係を確認した」とコメント。徳島カバロスシニア60(徳島)は「60歳以上と70歳以上の選手が毎週日曜日に集まって、トレーニングを積んできた」と三谷淳一選手が語り、各チームが着々と準備を進めてきた様子が伺えます。
グループAでは地元・静岡県選抜(静岡)と高知昭和OB会(高知)の一戦が引き分けに終わり、共に勝点1を獲得。宮城フェニックスサッカークラブ(宮城)を1-0で退けた千葉四十雀サッカークラブ(千葉)が同グループで唯一、勝点3を獲得し、首位に立ちました。
連覇を狙う大阪シニア60は、グループBで福岡60雀フットボール倶楽部(福岡)と対戦。西村選手と永井利明選手のゴールで2-0と勝利しました。その大阪シニア60を得失点差で追うのが、徳島カバロスシニア60です。シニア岡山FC(岡山)との一戦では前半に記録した1点を守り抜き、勝点3を手にしています。
グループCでは、浜松怪童クラブ(静岡)が4-0で岩手60(岩手)を、東京都選抜(Lazos27/東京)が2-0で鹿児島SFC O-60(鹿児島)を下して好スタートを切りました。浜松怪童クラブは前半だけで4点を奪うなど、攻撃陣が好調です。
グループDに目を移すと、SUPER GOAL 3(北海道)と広島県選抜60(広島)の一戦は1-1の引き分けとなり、勝点1を分け合うことに。この結果、接戦の末、信州惑々サッカークラブ(長野)に2-1で競り勝った兵庫県シニア60選抜(兵庫)が首位に立っています。
大会2日目の本日は、グループ第2節と第3節を開催します。決勝ラウンド(準決勝)に駒を進めるのは、どのチームでしょうか。
選手コメント
錫木康夫 選手(福岡60雀フットボール倶楽部)
ボール支配率が低く、五分のこぼれ球も拾うことができなかったため、シュートが少なくなってしまいました。後半の立ち上がりは、前からプレッシャーをかけて奪うことができましたが、シュートに持ち込めなかった点は課題です。とはいえ、この年代でプレーできるのは楽しい。サッカーは難しいところが、楽しいんです。このスポーツを始めた頃は「うまくなりたい」と自分のことしか考えていませんでしたが、今は仲間たちと工夫して勝利を目指すことが面白い。体力を維持して、死ぬまでサッカーができたらいいなと思っています。
今村博治 選手(大阪シニア60)
勝てて良かったです。先制点の場面は、射場伸二選手のクロスが素晴らしかった! 僕は合わせるだけでした。練習のときから気持ちで負けないように取り組んでいますし、今日もみんなが同じ気持ちで戦えたことが勝利につながったと思います。こういう大会は良いですね。全国の友人と会って「元気でやってんのや」と旧交を温められるのはうれしい。現役時代は16年間、ヤンマーでプレーさせてもらいましたし、今でもこうしてサッカーができるのは最高。僕らも頑張っているので、日本代表もブラジルで頑張ってほしいです。
三谷淳一 選手(徳島カバロスシニア60)
守備を重視して序盤に入ったのですが、相手の最終ラインが浅かったため、攻撃時は裏を狙うように中盤に指示を出しました。結果的にその狙いが当たって、勝利に貢献することができてうれしいです。この年代でサッカーをすることの楽しさは、練習した量によって、プレーの質が変わること。才能や素質の占めるウェートは少なく、練習を積み重ねた分がしっかり自分に跳ね返ってくるんです。ですから僕は週に3回か4回、サッカーをしていますし、蹴る素質はないけれど(笑)、運動量で勝負することができます。
笠原禎宏 選手(シニア岡山FC)
われわれの実力通りとでも言いますか、相手の力が上だったから、われわれは負けたのだと思います。ただ、すでに次に気持ちを切り替えています。この年代になってもみんなで集まり、県の代表として全国大会に出場することだけでも楽しい。いつもおいしくお酒を飲んでいますが、今日はさらにおいしいお酒を飲み、次の試合に臨みたいです。サッカーは続けることに意味がありますし、ボールは丸いから、人生と同じで何が起きるか分からない。自分たちで終わりを決めず、最後の最後まで走り抜きたいと思います!
第14回全国シニア(60歳以上)サッカー大会
2014年5月31日(土)~6月2日(月)
藤枝総合運動公園サッカー場(天然芝)、藤枝総合運動公園陸上競技場(天然芝)、藤枝市民グラウンド(天然芝)、中外製薬工業株式会社藤枝工場グラウンド(天然芝)
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