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第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会 頂点への戦いは終盤に突入

2016年06月27日

第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会 頂点への戦いは終盤に突入

第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会は6月26日(日)に大会2日目を迎え、1次ラウンド第2節と第3節を開催。決勝ラウンドに進む4チームが確定しました。

グループAを突破したのは福岡とびうめシニアサッカークラブ(九州/福岡)でした。連勝を懸けて臨んだアルフット安曇野シニア(北信越1/長野)との第2節に1-0で勝利し、初日に続いて首位をキープ。第3節こそ香川FC50(四国2/香川)に黒星を喫しましたが、勝点6で並んだ安曇野を得失点差1で上回り、決勝ラウンドへと駒を進めました。開催地代表の秋田シニアフットボールクラブのグループ突破はかなわず。それでも、「『やらなければ』と空回りしていた」(佐藤重徳選手)という大会初日の反省を生かし、第2節の香川戦は2-0で勝点3を獲得、開催地代表の意地を見せました。

グループBは、第3節を迎えた時点で全チームに決勝ラウンド進出の可能性が残る混戦となりました。初日に白星スタートを切った東京ベイフットボールクラブ 0-50(関東2/東京)は、第2節にアンシアーノ三重(東海2/三重)に1-2で敗北。同じく連勝を狙った兵庫サッカークラブ(関西1/兵庫)も松江地区シニアサッカーFCだんだん(中国1/島根)の守りを崩せず、スコアレスドローで試合を終えました。最終的に決勝ラウンド行きの切符をつかんだのは東京ベイ。第3節に兵庫との上位対決を2-0でものにして、4強に名乗りをあげました。

グループCでは、初日に続いて1点を争う接戦が続きました。KYOTO MAYUMARO FC(関西2/京都)は、特定非営利活動法人 千葉四十雀サッカークラブ(関東1/千葉)との第2節で前半のPK失敗が響き、スコアレスドローに。それでも、第3節の広島YU-YUフットボールクラブ(中国2/広島)戦では後半に奪ったPKを松山吉之選手がきっちり決めて1-0で勝利。無敗のまま、首位通過を決めました。KYOTO MAYURARO FCは、第8回大会の兵庫県シニア選抜(50)以来となる関西勢の日本一を目指します。

グループDは、静岡駿府フットボールクラブ(東海1/静岡)が勝負強さを発揮。1点差で逃げ切り勝ちを収めた初日に続き、第2節の羊ヶ丘オールドキッカーズ2002/Ov50(北海道)戦、第3節のクラブ50~(北信越2/福井)戦にそれぞれ1-0で勝利し、3連勝を達成しました。羊ヶ丘も第3節に大洲シニアFC(四国1/愛媛)を2-0で退け、勝点を6に伸ばしましたが、静岡との直接対決の結果が響いて準決勝には届きませんでした。

大会最終日の6月27日(月)は、決勝ラウンド(準決勝と決勝)の3試合を秋田県のあきぎんスタジアム、八橋運動公園陸上競技場で実施。準決勝では福岡と東京ベイ、KYOTO MAYUMARO FCと静岡駿府が激突します。

選手コメント

佐藤重徳 選手(秋田シニアフットボールクラブ)
大会初日の初戦で敗れたため、今日の試合を落とすと決勝ラウンドに進めない状況でした。結果的には1次ラウンド敗退となりましたが、一つでも良い順位を目指すために1点でも多く決めようと意識していました。若いころは別のチームでプレーしていた人がシニアになってから同じチームになって、仲間が増えるのが私の喜びです。サッカーは生涯スポーツだと思っているので、60歳、70歳になっても仲間をつくりながらプレーを続けていくことできればと思っています。

青戸忍 選手(松江地区シニアサッカーFCだんだん)
初日は相手のパワーに負けてしまう場面もありましたが、2日目は多くのチャンスをつくって、良い試合ができたのではと思います。特に第2節の兵庫サッカークラブ戦は引分けに終わりましたが、勝てるチャンスがあったので悔しいです。私にとってサッカーは生き甲斐です。チームには小学校のころから知っているメンバーが多い。高校や大学では別々の道を進んだけれど、シニア年代になってからまた同じチームでプレーするようになったんです。60歳以降も、いまのメンバーと一緒にプレーができればと思います。

田中久雄 選手(特定非営利活動法人 千葉四十雀サッカークラブ)
関東地域大会は、運にも恵まれて優勝することができましたが、今回はほとんどの選手が初めての全国大会ということで、力を出し切れないまま試合が終わってしまった気がします。また、2日間で3試合というスケジュールを乗り切るだけの選手層がなかったとも感じています。悔しい結果に終わりましたが、今大会では静岡や広島のチームに所属する高校、大学の先輩や後輩に数十年ぶりに会うことができました。久々に再会して、「見た目が変わったね」などと話ができて、本当に良かったです。

河野敏男 選手(大洲シニアFC)
われわれは、今回で5年連続の全国大会出場になります。昨年に初勝利を奪うまでは、なかなか勝てずにいました。今年も一瞬の隙を突かれて失点してしまう、全国大会ならではの厳しさを痛感しましたが、通算2勝目を奪えたこと、これまでとは違い、1次ラウンドの第3節まで決勝ラウンド進出の可能性を残したことは収穫です。普段は同業の仕事の方としか交流できませんが、シニアサッカーをやっていると、さまざまな職種の方が集まって仲良くなれます。全国大会では、みんなとお酒を飲んで盛り上がるのも楽しみの一つです。

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第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会

2016年6月25日(土)~6月27日(月)
秋田/あきぎんスタジアム、八橋運動公園陸上競技場、八橋運動公園健康広場

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