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清水、FC東京、青森山田、三つ巴の戦いを抜け出すのは 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 第18節
2017年12月08日
第18節の注目試合
清水エスパルスユース vs 柏レイソルU-18
FC東京U-18 vs 青森山田高校
高円宮杯プレミアリーグは12月10日(日)に第18節を開催します。首位の清水エスパルスユース(静岡)は6位の柏レイソルU-18(千葉)と対戦、逆転優勝を狙う2位のFC東京U-18(東京)と3位の青森山田高校(青森)は直接対決を迎えます。
前節行われた清水と青森山田による首位攻防戦は、両監督のロースコアという予想に反して打ち合いの展開となりました。開始早々に青森山田が先制し、その後はシーソーゲームとなりましたが、最終的に清水が追いつかれる形で4-4のドローという結果に終わりました。ホームで優勝に近づく勝点3こそ奪えませんでしたが、平岡宏章監督が「追いつかれた後、突き放したところまでは評価できるところ。最後のところ、勝ちきれずに残念な結果になったが、これを糧に次の試合に勝てるようにしたい」と言うように、良い教訓を得て柏との最終戦に向かいます。
前期の柏との対戦では平墳迅選手(FW #9)の2ゴールなどで3-0の快勝を収めています。平岡監督は「良い守備から良い攻撃へというのはうちのチームのコンセプトの一つ。攻撃陣は破壊力があると言われているのでその特徴を出せれば」と言います。新関成弥選手(MF #14)や滝裕太選手(MF #11)らを擁するアタッカー陣はリーグ最多得点を誇っています。また、けがで離脱していた平墳選手も練習に復帰し、最終節に出場する可能性も浮上。初優勝へ万全の態勢で臨みます。
勝点差1で清水を追うFC東京と青森山田は直接対決。清水は得失点でも「5」リードしているため、逆転優勝を達成するには勝利が必要です。
両チームは昨年の最終節でも優勝を懸けて、同会場で対戦しています。均衡したゲームは85分、高橋壱成選手(現ジェフユナイテッド市原・千葉)のPK弾で青森山田が勝利し、EAST初優勝を達成。その後、チャンピオンシップも優勝しています。青森山田は昨年の再現、FC東京はリベンジを期してこの一戦を迎えます。
FC東京は前節、鹿島アントラーズユース(茨城)とスコアレスドローで勝点1を積み上げるに留まりました。明るい兆しもあります。負傷離脱していたキャプテンの岡庭愁人選手(DF #5)が復調。並行して戦っていた明治安田生命J3リーグも12月3日(日)に閉幕し、この最終節をフルメンバーで臨むことができます。シーズン途中にトップチームと契約した久保建英選手(FW #15)も出場可能と追い風が吹いています。「今シーズンの集大成として今回の試合は絶対に勝つ」と意気込む岡庭選手を中心にチーム一丸で初優勝を狙います。
青森山田の無失点試合は「5」でストップしましたが、得点ランキングトップの郷家友太選手(MF #10)が「簡単に抜かれないで粘り強い守備をします」とコメントするように再び守備の意識を高めて最終戦に臨みます。「自力での優勝はないですが、最後まで優勝を目指します」(郷家選手)と昨年のプレミアリーグチャンピオンが意地を見せます。
監督・選手コメント
平岡宏章 監督(清水エスパルスユース)
柏は下の年代からしっかりとしたサッカーをしてきて、基盤ができているチームです。前期はこちらが勝っているということもありますし、順位を気にせずに伸び伸びとプレーしてくると思います。そういう怖さはありますが、僕たちの選手もこの大一番で気負うこともなく、思い切りプレーしてもらえればと思います。自力優勝できるのは自分たちしかいません。選手も勝つしかないと思っていますし、この状況で発奮しない選手はいないと思います。勝ってチャンピオンシップにいきたいです。
DF #5 岡庭愁人 選手(FC東京U-18)
多彩な攻撃と、粘り強い守備で相手よりも球際で勝るというところには自信があります。チームとしての一体感も他のチームには負けません。対戦相手の青森山田は高体連のチームらしい強さや迫力がありますが、臆せず戦いたいです。同時に、鍵山慶司選手(DF #2)や堀脩大選手(MF #8)はFC東京U-15出身なので、最後の対決を楽しみたいと思います。成し遂げたことのないチャンピオンシップ優勝に向けて自分たちを信じてプレミアリーグ優勝したいです。
MF #10 郷家友太 選手(青森山田高校)
僕たちのストロングポイントは、最後まで諦めず、戦い抜くことです。清水戦のように粘り、簡単には負けない勝利への執着心があります。個人的には、両足、ヘディング、どのような形でもゴールを奪えることが特長だと思っています。チームが苦しいときに得点を取って勝利に導きたいです。自力での優勝はないですが、最後まで優勝を目指します。
清水エスパルスユース vs 柏レイソルU-18
日時:12月10日(日)13:00キックオフ
会場:清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP)
アクセス:●JR東海道本線「清水駅」西口からしずてつジャストラインバス「J-STEP」下車
●東名「清水」ICから車で約16分
FC東京U-18 vs 青森山田高校
日時:12月10日(日)13:00キックオフ
会場:東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)
アクセス:●西武新宿線「花小金井駅」より西武バス「錦城高校前」下車、徒歩約1分
●西武新宿線「小平駅」より徒歩約20分
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 次節 第18節
2017年12月10日(日)
13:00 浦和レッドダイヤモンズユース vs 鹿島アントラーズユース(浦和駒場スタジアム)
13:00 大宮アルディージャユース vs 京都サンガF.C. U-18(東洋大学朝霞キャンパスグランド)
13:00 市立船橋高校 vs 横浜F・マリノスユース(船橋市法典公園(グラスポ)球技場)
13:00 FC東京U-18 vs 青森山田高校(東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝))
13:00 清水エスパルスユース vs 柏レイソルU-18(清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP))
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定する大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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