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サイドの攻防に自信をのぞかせるG大阪が首位・広島を迎え撃つ 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第14節

2017年09月21日

サイドの攻防に自信をのぞかせるG大阪が首位・広島を迎え撃つ 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第14節

第14節の注目試合 ガンバ大阪ユース vs サンフレッチェ広島F.Cユース

高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは、24日(日)に第14節を開催します。5位のガンバ大阪ユース(大阪)は、OFA万博フットボールセンターで、首位のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)と対戦します。

上位進出を目論むG大阪ですが、後期からは芝本蓮選手(MF #14)と白井陽斗選手(FW #10)の活動の場が、ガンバ大阪U-23へと移行。2年生の河井哲太選手(DF #30)らもJ3が主戦場となり、前期とは異なったメンバー構成での戦いを強いられましたが、「戻ってきたからには、下手な試合はできない。絶対に勝つという気持ちでいるし、いらない失点をしないようチームに落ち着きをもたらせたらと思っている」と意気込む梅津克貴選手(MF #47)などU-23チームからユースに復帰した選手の活躍もあり、チーム力の低下は見られません。

今節は上位に詰め寄るため、白星が欠かせない重要な一戦になります。勝負のポイントになるのはサイドの攻防です。實好礼忠監督が「ピッチを広く使って、素晴らしいサッカーをするチーム」と評するように、両サイドからの仕掛けを積極的に繰り返す広島の攻撃はWEST屈指。相手の長所を封じ、攻撃に転じるためには、「ボールを持つ時間が増えて、オーバーラップがしやすくなっていると思うし、攻撃参加と守る場面の判断もしっかりできている」と指揮官が信頼を寄せる両サイドバックの奥井大貴選手(DF #2)と臼井貫太選手(DF #46)の働きが鍵を握ります。

アウェイに乗り込む広島は第2節のヴィッセル神戸U-18(兵庫)戦以降、負けなしを維持しています。前節の勝利によって、暫定で首位に浮上しました。負傷者が多くベストメンバーがそろわなかった前期は白星を奪いながらも、内容が伴わない試合も見られましたが、沢田謙太郎監督が「第3クールに入って、攻撃と守備の方向性がそろい始めた。昨年から引き継いだものがやっと形になりつつある」と話すように、ここに来て結果と内容がリンクし始めました。

しかし、大迫敬介選手(GK #1)ら3選手がU-18日本代表のカタール遠征のメンバーに選出されたため、今節は欠場。主力の離脱は痛手ですが、前節の大津高校(熊本)戦では、代役として期待される松本大弥選手(MF #5)と桂陸人選手(FW #20)を途中出場で試すなど準備は万全で、チームを離れる川井歩選手(DF #8)も「僕の代わりに入った陸人も練習から頑張ってくれているし、キャプテンも『任せろ』と言ってくれているので、安心している」と口にします。彼らと共に、「まだ優勝は考えていない。ヴィッセルにプレッシャーを与えるために目の前の試合に勝ち続けたい」と話す仙波大志選手(MF #14)ら攻撃陣の主力不在を感じさせないプレーに期待が高まります。

監督・選手コメント

實好礼忠 監督(ガンバ大阪ユース)
みんなが意識してボールに携わり、常にゴールを目指す姿勢を前期から継続した成果によって、後期から点が取れる試合が増えています。また、夏以降は選手が学年関係なく良い競争ができています。第5節に広島と対戦した際はスコアレスドローでしたが、そこから広島との勝点はかなり差が開いてしまいました。今節はその差を埋めるために戦っていきたいですし、できれば点をたくさん取って、失点ゼロで終わりたいです。

DF #4 岸田悠佑 選手(ガンバ大阪ユース)
広島は後ろからうまく組み立ててくるイメージがあります。10番の選手(MF満田誠選手)は足が速く、得点力があるので警戒したいです。僕たちのストロングポイントは「攻守一体化」です。みんなでハードワークして、攻撃から守備、守備から攻撃を早くして常にゴールを狙います。チームコンセプトとチームワークを積み上げてプレミアリーグで優勝したいと思います。

沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
前期は大津高校戦や東福岡高校戦など負けてもおかしくない試合がたくさんありましたが、その中でもなんとか勝点を取れたことは収穫です。終盤にかけてチームの形ができてきた昨年と同じように、今年も成熟してきたと思います。今後は攻撃の精度を上げつつ、守備もチームとしてはだいぶ守れるようになってきたので、個人としての守備の判断を良くしていきたいです。ガンバ大阪はうまいチーム。代表で主力が3人いないので、チーム力が試される試合だと思っています。

MF #14 仙波大志 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
ガンバはとても足元の技術がうまくて、簡単にはボールが取れないチームです。前期はブロックを敷くことしかできず、思うようにボールを奪えなかったので、今回は前線からのボール奪取を狙いながら、中盤がスライドして対応するなどメリハリのついた守りをしていきたいです。代表組がいないので、不安もありますが、チーム全員で頑張りたいです。個人としては、(満田)誠が怪我から復帰して、得点数で一気に抜かれた悔しさがあります。自分も負けないように得点を取っていきたいです。

ガンバ大阪ユース vs サンフレッチェ広島F.Cユース
日時:9月24日(日)15:00キックオフ
会場:OFA万博フットボールセンター
アクセス:●JR「茨木駅」より阪急バスまたは近鉄バスで「万博記念公園駅(エキスポシティ前)」行「記念公園南口」下車、徒歩3分

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第14節 スケジュール

9月24日(日)
11:00 アビスパ福岡U-18 vs 神戸弘陵学園高校(福岡フットボールセンター)
15:00 ガンバ大阪ユース vs サンフレッチェ広島F.Cユース(OFA万博フットボールセンター)
17:00 大津高校 vs 東福岡高校(えがお健康スタジアム)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs セレッソ大阪U-18(いぶきの森球技場)
10:00 阪南大学高校 vs 米子北高校(J-GREEN堺 S2)

JFA-TV

第14節を前に、第13節ダイジェスト映像をお届けします。

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定する大会。

大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら

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