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G大阪が大量4得点で神戸弘陵を破る! 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第12節
2017年09月11日
ピックアップマッチ
神戸弘陵学園高校 1-4(前半0-2、後半1-2) ガンバ大阪ユース
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは9月9日(土)と10日(日)に第12節を開催し、10日に五色台運動公園『アスパ五色』メイングラウンドで神戸弘陵学園高校(兵庫)とガンバ大阪ユース(大阪)が対戦しました。
最下位脱出のために、是が非でも勝点がほしい神戸弘陵は序盤、「前半はしっかり守って、相手の運動量が落ちた後半に勝負を仕掛けようと思っていた」(谷純一監督)と守備を重視した戦いを選択します。G大阪に主導権を握られながらも、決定機を与えず試合を進めましたが19分に守備の隙を突かれ、「今年初スタメンだったので、やってやろうと思っていた」と話す國分龍司選手(MF ♯39)に先制点を許します。プランが崩れてからも守備を立て直すことができず、33分には森永耀晟選手(DF ♯6)に2点目を献上し、前半を終えました。
後半は神戸弘陵が狙い通り攻勢を強めると、開始直後にチャンスをつくり出します。中浜悠斗選手(MF ♯24)の左クロスから、小西力生選手(FW ♯9)がヘディングシュートを放ちましたが、枠を捉えることができません。すると、流れは「先制しても、勝負を決めきれず追いつかれる試合が多かったので、3点目を早く取ろうと考えていた」(梅津克貴選手/MF ♯47)G大阪に傾き、50分には宮脇和輝選手(MF ♯11)が3点目をマークしました。
神戸弘陵も意地を見せ、56分にはG大阪のビルドアップのミスを見逃さず、ボールを奪うと、竹村史明選手(MF ♯10)のパスから小西選手がゴール。以降も上月翔聖選手(MF ♯8)を中心に惜しい場面をつくりましたが、追加点が奪えずに終わると、ここからはG大阪が後半途中から投入した「生きがよくて、アグレッシブにプレーできる」(實好礼忠監督)塚元大選手(FW ♯37)と大谷優斗選手(FW ♯32)の1年生コンビが躍動します。鋭い2人の飛び出しから攻撃が再び活性化すると、81分には右サイドを抜け出した國分選手のクロスを塚元選手が頭で叩き込み、タイムアップ。勝負所をきっちりものにしたG大阪が勝点3をつかみました。
監督・選手コメント
谷純一 監督(神戸弘陵学園高)
前半のうちに2点取られたのが痛かったです。ゲーム展開としても、1点を返せたところまでは良かったのですが、もう1点を取れば勢いに乗れる状況でゴールが奪えませんでした。反対にうちが攻め込んだ時間帯にきっちり決めてくるガンバはさすがでした。シュート数の差がなく、決定機もつくれていたのに3点差で負けるのはシュートやラストパスの精度が足りなかったからだと思います。少ないチャンスを決めてきた昨年と違い、今年はチャンスをつくれているので、質を高めて勝点につなげたいです。
FW #9 小西力生 選手(神戸弘陵学園高)
前半に失点を防いで、後半に攻撃を仕掛けようと考えていたのですが、早い段階でもったいない失点をしてしまいました。後半は狙い通りチャンスをつくれていたので、僕がしっかり決めきれていればまた違った流れになったと思います。ピンチの時に身体を張ったり、シュート精度の部分でガンバと僕たちとの差を感じました。今年は勝てる試合を落とすことが多いので、ゴール前でもっと粘り強さを発揮しなければいけません。個人としても、得点を決めたら守備も頑張ってくれると思うので、もっと得点を決めたいです。
實好礼忠 監督(ガンバ大阪ユース)
立ち上がりは相手が守備的に入ったこともあって、どう攻めていくか戸惑いも見られましたが、徐々にチャレンジする機会が増えました。前半は危ない場面も少なく、うまく皆で修正できましたし、プレミアの後期からは、ボールを上手くゴールに向かって動かせているのは収穫です。ただ、後半に3点目を取ってからは自分たちのミスから受け身になりました。奪ったボールをつなげなかったり、プレーが雑になった時間に失点したのは課題なので、これからもっと大事にプレーしてほしいです。
MF #47 梅津克貴 選手(ガンバ大阪ユース)
序盤は引いた相手に戸惑い、ボールを持ちながらも、効果的なパスを出すことができませんでした。選手同士で話し合い、ボールを失うことを恐れずにサイドを使えるようになった結果、良い時間帯にゴールが奪えました。前節のセレッソ大阪U-18(大阪)戦も、負けてしまいましたが、良いサッカーはできていました。やっているサッカーは間違っていませんし、チームとしての積み上げも感じます。上位とは離れていますが、まだ優勝は諦めていないので、ここから全員でプレミアリーグとJユースカップを取りに行きます。
その他の試合結果
サンフレッチェ広島F.Cユース 5-2(前半2-1、後半3-1) 東福岡高校
セレッソ大阪U-18 1-1(前半1-0、後半0-1) 米子北高校
大津高校 1-4(前半1-2、後半0-2) 阪南大学高校
ヴィッセル神戸U-18 3-0(前半1-0、後半2-0) アビスパ福岡U-18
サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、満田誠選手(FW ♯10)がハットトリックを達成するなど、攻撃陣が大暴れし、東福岡高校(福岡)に大勝しています。セレッソ大阪U-18(大阪)は中島元彦選手(MF ♯10)の得点を守り切れず、米子北高校(鳥取)とドロー。アウェイゲームに挑んだ阪南大学高校(大阪)は、大津高校(熊本)に先制点を許しましたが、吉田岳晴選手(DF ♯6)の同点弾を皮切りに4得点をマークし、今季初勝利を飾りました。ヴィッセル神戸U-18(兵庫)とアビスパ福岡U-18(福岡)の一戦は、3点を奪った神戸が勝点3を手にし、首位をキープしています。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第13節 スケジュール
9月17日(日)
10:00 阪南大学高校 vs ガンバ大阪ユース(キンチョウスタジアム)
11:00 米子北高校 vs 神戸弘陵学園高校(どらドラパーク米子陸上競技場)
17:00 セレッソ大阪U-18 vs アビスパ福岡U-18(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
17:00 東福岡高校 vs ヴィッセル神戸U-18(レベルファイブ スタジアム)
9月18日(月・祝)
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs 大津高校(吉田サッカー公園)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定するという大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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