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降格圏脱出へG大阪から勝点3を狙う神戸弘陵 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第12節
2017年09月08日
WEST第12節の注目試合 神戸弘陵高校 vs ガンバ大阪ユース
高円宮杯U-18プレミアリーグのWEST第12節が9月9日(土)、10日(日)に開催されます。兵庫の五色台運動公園『アスパ五色』メイングラウンドでは10日(日)、神戸弘陵学園高校(兵庫)とガンバ大阪ユース(大阪)が対戦します。
プレミア2年目の今季、ここまでわずか1勝で順位も最下位に沈む神戸弘陵は、善戦しながらもあと一歩のところで勝点を逃がすゲームが多く見られます。勝点を逃がす理由として谷純一監督が挙げるのが、「チャンスはあるけど、決定力が低い」という点。この課題を解消するため、動き出しのタイミングや、ラストパスの精度アップを再徹底し、今節に挑みます。ポイントになるのは、交代選手の活躍です。前節の大津高校(熊本)戦では、「夏にグッと伸び、勝負強くなった選手」と谷監督が評する山瀬翔輝選手(MF #27)と奥田太陽選手(MF #32)が途中出場でチームの流れを変えて、後半に2ゴール。今節も、チームに勢いを与える働きができるか注目です。
一方の守備は、後期に入ってから不安定さが目立ち、2試合連続で4失点。谷監督が「上位陣と対戦するときは、基本的に守備をしっかりやらなければいけない」と話すように、5位のガンバに勝つためには、全体の守備意識を上げるために改善が必須です。「GK含めた最終ラインの選手たちの声かけを強く求める」(谷監督)ことで安定感を高め、巻き返しのきっかけとなる2勝目を狙います。
対するG大阪は、ここまで連勝できずにいますが、實好礼忠監督は「毎試合、良いトライができている。みんな大事に一戦一戦を戦っている中での結果なので仕方ないし、充実しながら選手たちはやってくれていると思います。勝点に一喜一憂するのではなく、自分たちが目指す優勝という目標に向かいながら、負けた後にどう反発していくか楽しみ」と意に介しません。
後期に向けての手応えも十分で、夏休みの中断期間中には、多くの練習試合を実施。實好監督も「いろんな競争が生まれ、選手たちが自信を積み上げてきている感じはあるし、選手個人がやろうとする力はすごく感じる」と話します。取り組みの成果は如実に表れ、後期初戦となった第10節のアビスパ福岡U-18(福岡)戦では9点を奪い大勝。前節のセレッソ大阪U-18(大阪)戦は1-2で敗れはしましたが、奥野耕平選手(MF #15)が自信を持つ「最終ラインからのビルドアップで、ゴールに迫るプレー」を何度も披露。奥井大貴選手(DF #2)と臼井貫太選手(DF #46)の両サイドバックも果敢な攻撃参加で好機を演出しました。今節も目標は変わらず、積極的なトライを繰り返しながら勝点3を目指します。
監督・選手コメント
谷純一 監督(神戸弘陵学園高校)
3連敗中ですが、負けたことを振り返っても仕方ありません。これ以上、順位が下がることはなく、上がるだけなので、今は覚悟を決めてやっていけばいいかなと思っています。上位には勝点1をしっかり取れるように戦うこと、勝点が近い相手に関してはしっかり勝点3を狙うことが順位を上げるために必要なので、他のチームの試合の結果は気にせずに、目の前の相手に向かっていくことだけを選手には意識してほしいです。
DF #5 綿田龍二 選手(神戸弘陵学園高校)
ガンバはボールを回して崩してゴールを奪いにくるイメージがあります。特に攻撃に起点となる選手がいるので、自信があるカバーリングの速さと、ディフェンスからの声で周りを動かすプレーで、そこをしっかり抑えたいです。今年は、先輩が残してくれたプレミアリーグに残留して後輩たちにつなぐことが目標なので、そのために1試合1試合戦う気持ちをもっと上げていき、チームコンセプトの和衷協同(心を同じくして共に力を合わせること)の精神で戦います。
實好礼忠 監督(ガンバ大阪ユース)
これから上位に進むためには、前回の対戦結果や今の順位などに捉われることなく、常にトレーニングしたものをしっかり出せるようなチームになっていかなくてはいけません。今節対戦する神戸弘陵も、前期に3-1で勝った相手ではありますが、今節に向けて特別な準備をしたりプランを立てたりするのではなく、我々が目指す「ボールを持ったらゴールに向かう、ボールがなければ奪いにいく」という戦いを90分間しっかり続けたいです。
MF #11 宮脇和輝 選手(ガンバ大阪ユース)
僕たちのストロングポイントは攻守の一体化です。守備では、ボールを失ってからの切り替えを早くし、球際では絶対に負けないという気持ちで試合に挑んでいます。ゴール前で全員が身体を張り、粘り強く守る部分は、他チームには負けていません。攻撃では、守備からの切り替えが早く、パスワークやサイド攻撃など、連動した攻撃が特徴です。自信があるスピードを生かしたドリブルや背後への動き出しで得点につながるプレーをしたいです。
MF #15 奥野耕平 選手(ガンバ大阪ユース)
自分たちのストロングポイントは「攻守一体化」と、最終ラインからのビルドアップからゴールに迫るところです。神戸弘陵はセットプレーが強く、チーム全体で意思統一されているイメージがあります。個人的には、得意とするゲームメイクでチームに貢献し、得点に絡むプレーをしたいです。最終ラインでは確実にビルドアップ、また、ゴール前では多彩なアイデアを出して良いチームになっていきたいです。上位チームを倒して、優勝したいです。
神戸弘陵学園高校 vs ガンバ大阪ユース
日時:9月10日(日) 15:00キックオフ
会場:五色台運動公園『アスパ五色』メイングラウンド
アクセス:●神戸から車で約80分
●津名港バスターミナルから車で約40分
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第12節 スケジュール
9月9日(土)
16:30 サンフレッチェ広島F.Cユース vs 東福岡高校(吉田サッカー公園)
17:00 セレッソ大阪U-18 vs 米子北高校(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
17:00 大津高校 vs 阪南大学高校(大津町運動公園球技場)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs アビスパ福岡U-18(いぶきの森球技場)
9月10日(日)
15:00 神戸弘陵学園高校 vs ガンバ大阪ユース(五色台運動公園『アスパ五色』メイングラウンド)
JFA-TV
第12節を前に、第11節ダイジェスト映像をお届けします。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定するという大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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