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積極的な立ち上がりも、神戸弘陵と広島の試合は中止に 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第9節
2017年07月17日
ピックアップマッチ
神戸弘陵学園高校 中止(前半0-0、後半0-0) サンフレッチェ広島F.Cユース
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは7月15日(土)、16日(日)に第9節を開催し、神戸弘陵学園高校(兵庫)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)が対戦しました。
昨季は広島にホーム・アウェイともに敗れた神戸弘陵ですが、今回は「この試合のために1週間きっちり準備をしてきた」(谷純一監督)と対策は十分。試合開始直後に立岩玄輝選手(FW ♯14)が強烈なシュートを放つなど、上々の滑り出しを見せましたが、以降は広島が試合の主導権を握ります。後方からの丁寧なポゼッションからサイド攻撃を引き出した広島が神戸弘陵を押し込むと、10分には川井歩選手(DF ♯8)の右クロスに仙波大志選手(MF ♯14)が飛び込みましたが、わずかに合いません。
18分にも、岡野周太選手(DF ♯13)の左クロスから仙波選手が決定的な一撃を放ちましたが、野村昌平選手(GK ♯12)の好セーブに阻まれました。ここから、攻撃のギアをさらに上げて、均衡を崩したい両チームでしたが、このプレーの直後に天候が悪化し、試合が中断。回復の見込みが立たないため、中止が決定しました。
再試合の日程は決まり次第、日本サッカー協会公式サイト「JFA.jp」でお知らせします。
監督・選手コメント
谷純一 監督(神戸弘陵学園高)
先に強烈なシュートが打てたので、ゴールが決まったと思ったのですが、相手の好セーブに阻まれてしまいました。さすが、代表のGKというプレーでしたね。そこからは押し込まれる時間が続き、ピンチもあったのですが、何とか失点しなかったことは評価できると思います。できるなら試合を続けたかったのですが、天候を考えると違う日にベストな状態でできるのが一番良い。サンフレッチェと試合する時はいつも対策を練るのが楽しみなので、再試合までにまた策を練って準備します。
MF #8 上月翔聖 選手(神戸弘陵学園高)
今日は相手にボールを持たれることを想定して、試合に入りました。自分たちのチャンスは少ないとも予想している中で、粘り強く守ることができましたし、1つ決定機をつくることができました。試合は中止になってしまいましたが、自分たちが狙っていたサッカーができたので、良かったと思います。サンフレッチェは昨年、目の前で優勝を決められ、悔しい思いをした相手なので、次に対戦する際はしっかりチャンスを決めて勝点を奪いたいです。
沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
前節のセレッソ大阪U-18戦に続き、2週連続で試合が中止となり、選手は悔しそうにしていましたが、試合再開後のコンディション維持が難しく、命の危険性もあるため中止はやむを得ません。選手が怪我をしなかったことが何よりです。開幕から思うようにベストメンバーが組めず苦しい試合内容が続きましたが、ようやく選手がそろいつつあり、競争力も出てきました。ここから、もうすぐ始まるクラブユース選手権に向けて調子を上げていきたいですし、プレミアリーグの再開後はよりよいサッカーができるようにしたいです。
MF #14 仙波大志 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
試合の入り方はよくなかったのですが、徐々にスペースがあったサイドからクロスを上げることができました。CKからもチャンスを作ることができていたので、決め切ることができず残念です。前期の序盤は足元でつなぎすぎていたのですが、試合を重ねることに前に飛び出す選手が増えてチームとして良くなってきました。雰囲気も良く、ここからという感じだったので、2試合続けての試合中止は少し痛いです。後期は自分たちのサッカーをすれば勝てると思うので、もっともっと上を目指していきます。
その他の試合結果
大津高校 2-2(前半1-1、後半1-1) アビスパ福岡U-18
セレッソ大阪U-18 3-2(前半1-2、後半2-0) 東福岡高校
ヴィッセル神戸U-18 2-1(前半1-0、後半1-1) 阪南大学高校
米子北高校 2-2(前半0-2、後半2-0) ガンバ大阪ユース
降格圏内の9位にいる大津高校(熊本)とアビスパ福岡U-18(福岡)の一戦は、22分に平田怜選手(MF ♯9)のゴールで福岡が先制しましたが、大津も負けじと27分に吉村仁志選手(DF ♯4)がゴールを奪い、1-1で前半が終了。後半も両者譲らずともに1点を加え、勝点1を分け合いました。
2位のセレッソ大阪U-18(大阪)はホームで東福岡高校(福岡)と対戦。8分に齋藤遼選手(DF ♯20)のゴールで先制しながら前半のうちに逆転を許す苦しい展開となりましたが、後半に有水亮選手(MF ♯8)と山田寛人選手(FW ♯9)がゴールを奪い勝利を手にしました。
ヴィッセル神戸U-18(兵庫)も先制点を奪いながら、一度は阪南大学高校(大阪)にFKを決められ同点に追いつかれましたが、94分に佐藤昴選手(MF ♯7)がPKを決めて勝ち越しに成功。3試合負けなしで首位を維持しています。
ガンバ大阪ユース(大阪)をホームに迎えた米子北高校(鳥取)は、前半のうちに2失点。後半も劣勢を強いられましたが、残り10分を切ってから反撃を開始します。80分に奪った葉間田累選手(FW ♯20)の得点で一点差に詰め寄ると、アディショナルタイムには奥石龍世選手(FW ♯13)が同点弾をマークし、引き分けに持ち込みました。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第10節 スケジュール
8月26日(土)
16:30 サンフレッチェ広島F.Cユース vs 阪南大学高校(吉田サッカー公園)
18:00 東福岡高校 vs 神戸弘陵学園高校(東福岡高校)
8月27日(日)
10:00 米子北高校 vs ヴィッセル神戸U-18(チュウブYAJINスタジアム)
10:00 大津高校 vs セレッソ大阪U-18(大津町運動公園球技場)
17:00 アビスパ福岡U-18 vs ガンバ大阪ユース(福岡県営春日公園球技場)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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