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中断前のさいたまダービーを2‐0で大宮が制する!高円宮杯U-18プレミアリーグEAST
2017年05月07日
高円宮杯U-18プレミアリーグEASTの第5節が5月6日(土)に開催され、浦和駒場スタジアムでは6位の浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)と最下位の大宮アルディージャユース(埼玉)が対戦しました。
今季から浦和がプレミアリーグに復帰し、リーグ戦ではプリンスリーグ関東に在籍していた2014年以来となるさいたまダービー。先週は先んじてトップチームが明治安田生命J1リーグで対決した両チーム。大宮が1-0で勝利しています。浦和はリベンジを、大宮はトップチームに続く勝利を目指す戦いとなりました。
ゴールデンウィーク終盤に行われた一戦は晴天の下でキックオフ。その中で先に試合の主導権をつかんだのはホームの浦和でした。ボランチの弓削翼選手(MF #7)を軸にテンポ良くボールをつなぐと、シマブク・カズヨシ選手(FW #10)などがペナルティーエリアに侵入していきます。
しかし、15分を過ぎると大宮が徐々に盛り返す展開に。最終ラインと中盤で巧みにボールを回し、相手のプレスをはがしていく場面が増えます。ボールを失う場面も激減し、試合の流れを引き戻していきます。すると29分、大宮に待望の先制点が生まれます。奥抜侃志選手(FW #10)がペナルティーエリア内に侵入すると、3列目から駆け上がりラストパスを受けた植松亮選手(MF #8)が右足でネットを揺らしました。これで勢いに乗った大宮は前半終了間際にも、高柳郁弥選手(MF #7)の右CKをニアで吉永昇偉選手(DF #15)が頭で合わせて追加点。2-0のリードで前半を折り返しました。
後半は2点を追う浦和がシステムを変更して反転攻勢を仕掛けますが、大宮は高い集中力でゴール前に鍵を掛けます。59分に浦和の立川将吾選手(MF #8)に放たれたボレーシュートもきっちりと身体を寄せ、良い状態でシュートを打たせません。80分を過ぎると、浦和はこの日最終ラインでプレーしていた187cmの大桃伶音選手(FW #12)を前線に送り込みますが、大宮はセンターバックの坪谷直樹選手(DF #17)とGK宮﨑浩太朗選手(#1)を中心に相手のパワープレーに粘り強く対応します。
終盤に浦和はもう1人のセンターバック、橋岡大樹選手(DF #4)を前線に配置しましたが、大宮は高い集中力を維持し、得点を許しません。最後まで堅守を誇った大宮がアウェイでのさいたまダービーを制し、今季初勝利を手にしました。試合後、大宮の大塚真司監督は「選手はこのゲームに勝ちたい。レッズに勝ちたい。そういう気持ちがプレーに出たのかなと思う」と話し、中断前最後のゲームを最高の形で締めくくった選手に賛辞を送りました。
監督・選手コメント
大槻毅 監督(浦和レッドダイヤモンズユース)
今日の試合は守備に問題があったと思います。前半、相手がサイドを変えた時にサイドハーフがプレッシャーを掛けられませんでした。それで前に出られなくなり、ボランチも前で捕まえられなくなり、相手がボールを持ち始めたので、後半はシステムを変えました。前半のうちにシステムを変えても良かったのですが、ハーフタイムまで待とうと考えていた中で、前半終了間際に2点目を決められてしまった。これが痛かったと思います。あと13試合ありますけど、今日の負けはしんどいですね。声や気持ちで負けてしまってはいけないと改めて思いました。
DF #4 橋岡大樹 選手(浦和レッドダイヤモンズユース)
やっぱり、前半開始から僕たちが押し込んでいたので、その時間帯にゴールを取りたかったです。そこで取れなかったことが敗因の1つだと思います。前半の最後に得点を決められてしまい、気持ちが下がってしまってしまいました。でも、青森山田戦もそこから逆転していたので、諦めずに逆転しようと話し合って後半に挑みましたが、最後まで得点が決められなかった。今日の試合は本当に完敗だったと思います。
大塚真司 監督(大宮アルディージャユース)
最近は結果が出ていなかったので、ここ3試合の引き分けと敗戦は正直きつかったですが、選手はその敗戦を生かして、最後までやってくれたと思う。自分たちのやりたいことがある中で、それができていた時間もあった。ただ、それ以上に戦う姿勢や気持ちが本当に大事だと感じさせられました。選手たちがそれをプレーで示してくれたと思います。立ち上がりは相手の勢いを受けてしまいましたが、プレーをしていく中で選手たちは自信をつかんでくれました。試合中に自信を得て、選手たちはしっかりと戦ってくれたと思います。そうやって、自信をつかんだ時間帯にもう1点取れたのが本当に良かった。それでさらに自信が加わって、良いゲームができたと思います。
GK #1 宮﨑浩太朗 選手(大宮アルディージャユース)
ダービーというのは意識をしていました。昨冬に親善大会で戦った時は0-5で負けて、内容も完敗でした。何もできずにやられてしまったので、リベンジしたいという思いがありました。しかも、トップチームが7試合勝ちなしの状態で首位の浦和に勝っていました。そこから勇気と自信をもらうことができたので、僕たちもそれでできるんだと思えました。それが勝利につながり、一人一人の気持ち次第で変わると思い知らされました。
その他の試合結果
横浜F・マリノスユース 0-2(前半0-1、後半0-1)鹿島アントラーズユース
アウェイに乗り込んだ鹿島アントラーズユース(茨城)は7分に金澤蓮選手(FW #9)のゴールで幸先良く先制。後半にもオウンゴールで追加点を得て、横浜F・マリノスユース(神奈川)を引き離し、今季4勝目を挙げて暫定で首位に立ちました。なお、その他3試合は7日(日)に開催されます。
プレミアリーグEAST第5節
5月7日(日)
11:00 市立船橋高校 vs 清水エスパルスユース(船橋市法典公園(グラスポ)球技場)
11:00 京都サンガF.C. U-18 vs 青森山田高校(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
14:00 FC東京U-18 vs 柏レイソルU-18(東京ガス武蔵野苑多目的グランド人工芝)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
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