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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 激しい点の取り合いを見せた名古屋と神戸
2016年07月04日
ピックアップマッチ
名古屋グランパスU18 3-3(前半2-1、後半1-2) ヴィッセル神戸U-18
高円宮杯U-18プレミアリーグは7月2日(土)と3日(日)にWEST第7節を開催し、名古屋グランパスU18(愛知)はヴィッセル神戸U-18(兵庫)と対戦しました。
ホームでの初勝利を目指した名古屋でしたが、先制点を奪ったのは序盤からサイド攻撃を仕掛けた神戸。13分にはCKを獲得すると、「練習から意識してきた」(野田知監督)というトリックプレーから中央の野田樹選手が右足シュートを叩き込み、均衡を崩します。ビハインドを背負った名古屋も、「今日こそサポーターに勝利を届けたかった」(田中彰馬選手)とすぐさま反撃を開始。23分には、ペナルティーエリア付近で仕掛けた杉浦文哉選手が同点弾を奪うと、35分には成瀬竣平選手が放ったシュートのこぼれ球を梶山幹太選手が押し込み、2-1と逆転して前半を終えました。
後半は、両者ともに攻勢を強めたことで、互いにスペースが生まれます。目まぐるしく攻守が入れ替わるオープンな展開となりました。後半、先にスコアを動かしたのは神戸です。62分に永澤竜亮選手がペナルティーエリアの左外側で倒され得たFKを野田選手が直接決めて試合を振り出しに戻します。
以降もゴールラッシュは続きます。直後の63分に名古屋の田中選手がボレーシュートを決めて、再びホームチームが勝ち越します。それでも、64分、後半から入った泉柊椰選手と升岡栄喜選手のラインで神戸がゴールネットを揺らし、試合はまたも同点に。両者は終盤も決定機をつくるなど、最後まで攻撃姿勢を貫いた末、3-3でタイムアップを迎えます。「悔しいゲームであり、助けられたゲームでもある」と名古屋の山崎真監督が振り返った一戦は、ドローで幕を閉じました。
監督・選手コメント
山崎真 監督(名古屋グランパスU18)
見ている方にとってはスリリングな展開だったかもしれませんが、不安定な戦いで私たちが望んでいる試合ではありませんでした。ゴールに向かうという点に関してはイメージに近かったのですが、自分たちのゴールを守る点に関しては課題がたくさん見えました。中断期間中にここまでWESTで最多失点だった守備を改善しようと取り組み、意識は少しずつ変わってきましたが、まだ成果は出ていません。中断までの2試合、勝負にこだわりながら修正点を確実に改善できればと思います。
菅原由勢 選手(名古屋グランパスU18)
ここまでホームで勝っていなかったので、この一戦に懸けていました。後半に入ってから立て続けに失点してしまったため前半のリードを守り切れず、悔しい結果に終わりましたが、最後まで積極的にゴールに向かう姿勢を見せることができました。また、ボールを保持しながらサイド攻撃を仕掛ける自分たちのスタイルも見せることができたので、攻撃での収穫はありました。結果としては引き分けで終わりましたが、今後を考えた際に前向きになれる試合だったと思います。
野田知 監督(ヴィッセル神戸U-18)
前半は中盤のラインが下がってしまい、相手の攻撃を後追いする状態になりましたが、後半からはうまく修正できたと思います。1試合を通じて互いにチャンスがありましたが、神戸の方が決定機は多かった。3点を決めましたが、決定機の数を考えればもっと点を取っていてもおかしくない試合で、自分たちの課題があらためて出たと言えます。湿気と暑さの中で選手たちはよく頑張ってくれましたが、引き分けに持ち込めたというよりも、勝点2を落とした感覚の方が強いです。
向井章人 選手(ヴィッセル神戸U-18)
最近はチームの調子が上がっているので、前期の残り試合は全て勝つつもりでいたのですが、今日は結果が出せずに残念です。個人としても前半は相手の背後を狙って飛び出そうと考えていたのですが、パスの出し手との距離が遠くて思うようにボールを引き出せませんでした。また、最近は全く点を取っておらず、今日こそはと思ってプレーしていたのですが、後半のチャンスを決めることができませんでした。僕が点を奪わないといけない試合だったと思うので、より悔しいです。
その他の試合結果
大津高校 0-3(前半0-1、後半0-2) セレッソ大阪U-18
神戸弘陵学園高校 2-2(前半0-1、後半2-1) 京都サンガF.C. U-18
東福岡高校 1-2(前半1-0、後半0-2) サンフレッチェ広島F.Cユース
大分トリニータU-18 1-2(前半0-1、後半1-1) ガンバ大阪ユース
首位に立つセレッソ大阪U-18(大阪)の勢いは、大津高校(熊本)とのアウェイゲームに挑んだ今節も止まらず。松岡大智選手の先制点を皮切りに3点を奪って、連勝を3に伸ばしています。今季初勝利を目指した京都サンガF.C. U-18(京都)は神戸弘陵学園高校(兵庫)と対戦。前後半に1点ずつ奪い、一時は2点差としましたが、残り10分を切ってから守備が乱れ、2-2の引き分けに。サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)をホームに迎えた東福岡高校(福岡)も、開始早々に奪ったゴールを守り切れず逆転負けを喫しています。大分トリニータU-18(大分)とガンバ大阪ユース(大阪)の一戦は1-1で迎えた試合終了間際に林実祈選手が勝ち越し点を奪い、G大阪が勝点3を手にしました。
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