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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 名古屋が好調・神戸を迎える
2016年06月30日
WEST第7節の注目試合
名古屋グランパスU18 vs ヴィッセル神戸U-18
高円宮杯U-18プレミアリーグのWEST第7節が7月2日(土)と3日(日)に開催され、トヨタスポーツセンターでは名古屋グランパスU18(愛知)とヴィッセル神戸U-18(兵庫)が対戦します。
ホームの名古屋は、2勝4敗で現在6位。第2節の京都サンガF.C. U-18(京都)戦で5得点、前節の大津高校(熊本)戦は3得点を挙げるなど、高い攻撃力を誇ります。しかし、「守備に課題が残る」と山崎真監督が語るとおり、ここまでの6試合で14失点とディフェンスに不安を抱えています。
前節の大津戦は62分から78分の間に3失点を喫したように、一度崩れると歯止めが効かないことが改善点。山崎監督は「悪い流れのときこそ踏ん張る力と、相手の勢いを食い止める力を身につけてほしい」と選手たちに期待を寄せます。
一方、名古屋と勝点4差で5位に位置する神戸は第3節以降、3勝1分けと好調。プレミアリーグの中断期間に開催された日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会関西地区予選大会では、並みいる強豪を抑えて首位突破するなど、選手たちも自信をつけています。
「(クラブユース選手権で)いろいろな選手にプレーさせることができ、チームとして新しい形が見えつつある」と野田知監督は手応えを得ていますが、不安材料もあります。DF小林友希選手、MF安井拓也選手、FW原尊選手らが負傷で離脱。手負いの中で戦った前節同様、今回の一戦もチームの総合力が試されます。
監督・選手コメント
山崎真 監督(名古屋グランパスU18)
われわれより上位にいる神戸に対し、挑戦者として臨みたいと思います。カギは守備です。開幕以降、「守備が改善点」と言い続けてきたので、選手たちも分かってはいるのですが、まだ結果に結びついていません。劣勢でいかに粘ることができるか、粘り強く耐えていれば状況が好転していくということは、成功体験がないと分からない。失点したとき、必要以上に落胆するのではなく、切り替えるマインドが大切です。課題を克服し、収穫を増やすことができれば、チーム状態も上向くと思います。
梶山幹太 選手(名古屋グランパスU18)
自分たちの強みは、カウンターの迫力とスピードです。次節では、特に攻撃から守備への切りかえと、攻守のセットプレーがポイントになるかと思います。中盤でゲームを組み立てながらも、2列目からどんどん飛び出してゴール前で仕事をすることが自分のプレーの特徴です。守備面ではアグレッシブさ、攻撃面ではゴールに向かってプレーするところに注目してほしいです。プレミアリーグを戦う中で楽しみにしているのは、練習でやっていることが強いチームとの対戦でどのくらい出せるのかということです。リーグ戦なのですぐ次の試合がやってきますし、対戦相手も強いチームばかりなので、常にワクワクしながら試合に臨んでいます。リーグ戦を通じてチーム、個人が成長できることを期待していますし、楽しみにしています。
野田知 監督(ヴィッセル神戸U-18)
開幕後に連敗しましたが、その後は少しずつチームの形が固まってきました。リーグ第3節以降は無敗を維持しているので、この流れを保ちたい。現状には満足していません。僅差の試合が多いですし、前節の大分戦(1-0)のように、決めるべきところで決め切れず、自らの手で自分たちを苦しめた試合もありました。こうした反省点を生かしつつ、けが人が多いという逆境をどう乗り越えるかがポイントです。けが人が戻ってきたとき、競争が激しくなっていてほしいと思います。
堂鼻起暉 選手(ヴィッセル神戸U-18)
FWが個人の力で局面を打開するところと、多くの選手が関わってゴールを狙う点がチームの長所です。けが人が多い中、選手が入れ替わっても結果を残した部分が自信になっています。今節はスピードがある名古屋に対してセカンドボールへの意識を高く持つことが必要です。得点力がある相手に対して、どう抑えるかもポイントになります。自分の特徴は1対1やヘディングの強さなので、名古屋戦は持ち味を生かして、勝利に貢献したいです。プレミアリーグにいるチームは強豪ぞろいですので、自分たちがどこまで通用するか楽しみです。
名古屋グランパスU18 vs ヴィッセル神戸U-18
日時:7月3日(日) 11:00キックオフ
会場:トヨタスポーツセンター
アクセス:●名鉄豊田線「三好ケ丘駅」下車、徒歩約10分
プレミアリーグWEST第7節
7月2日(土)
11:00 大津高校 vs セレッソ大阪U-18(大津町運動公園 球技場)
15:00 神戸弘陵学園高校 vs 京都サンガF.C. U-18(みきぼうパークひょうご 第2球技場)
16:30 東福岡高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(東福岡高校)
7月3日(日)
11:00 大分トリニータU-18 vs ガンバ大阪ユース(大分スポーツ公園だいぎんサッカー・ラグビー場)
前節、逆転でリーグ初勝利を挙げた大津高校(熊本)は、ホームで首位・セレッソ大阪U-18(大阪)と対戦します。神戸弘陵学園高校(兵庫)は、京都サンガF.C. U-18(京都)との一戦で、開幕戦以来の白星を目指します。2位の東福岡高校(福岡)は、4位のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)と上位対決。前節、ガンバ大阪ユース(大阪)を破り、勢いに乗る相手を迎え、どのような戦いに出るか見どころです。そのG大阪はアウェイで大分トリニータU-18(大分)と対戦。前節の敗北を払拭することができるか注目です。
JFA-TV
第7節を前に、第6節ダイジェスト映像をお届けします。
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