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チーム紹介vol.3 高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ
2016年04月05日
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグが4月9日(土)に開幕します。
開幕戦は東西それぞれの全カードを同じ地域で行う「セントラル方式」で新シーズンが始まります。WESTはヤンマースタジアム長居と万博記念競技場で、EASTは味の素スタジアム 西競技場とアミノバイタルフィールドで開催します。
今回はEASTの下記5チームをご紹介します。
流通経済大学付属柏高校
【昨季の成績:プレミアリーグEAST 7位】
昨季は、開幕3連敗から負の連鎖に陥った。本田裕一郎監督は「メンバーやポジションをその場しのぎで変えて、チームのスタイルを作れなかった」と過去最低の7位に終わった昨季を振り返った。巻き返しの鍵を握るのは、チームの安定感だ。主将の河内渉真選手は「昨季は失点が多かったので、今年は我慢強く戦いたい。パスを回して攻撃する時間を作ることは、ある程度自信がある。だからこそ、耐えるべきところを耐えることが大事」とチーム全体のバランスを重視する考えを示した。
得意とするパスワークでは、U-15日本代表候補の経験を持つ鬼京大翔選手ら新2年生が高い評価を受けており、本田監督は「3年生は気合いでやるタイプが多い。2年生は技術があって、ボールを奪った後がうまい。どう混ぜるか」と学年を超えた融合に期待を込めた。攻守の両立と世代の融合。両面で最適なバランスを見つけられるか。昨季の苦しみを次なる飛躍の糧にするべく、逆襲のシーズンに臨む。
監督コメント
本田裕一郎 監督
リーグ立ち上げから6年を振り返ってみると、高校チームはJクラブチームのいいところを一生懸命盗み、逆にJクラブチーム側も高校チームの鍛え方を何か取り入れようとし、互いに相乗効果が出て全体のレベルがかなり上がってきていると感じます。6年間の積み重ねで非常に良い大会になりました。今年も選手にはもっと強く、もっとハードに戦ってもらいたいです。頑張りましょう。
FC東京U-18
【昨季の成績:プレミアリーグEAST 5位】
4年ぶりのプレミアリーグ参戦だった昨季は「大会のレベルや雰囲気も分かっておらず、手探りだった」と佐藤一樹監督は振り返る。その意味で言えば、選手にその経験値が残っているのが新シーズンに向けた強みとなる。昨季は勝てそうな試合を落とすことが多かったのも反省点で、新チームになってからは「思い切って蹴る時間帯があってもいい。チームとしてのバリエーションを増やす」(佐藤監督)ことを意識し、攻守で幅のあるプレーを戦況や時間帯に応じて使い分けることを選手に求めてきた。守備陣の軸となる主将のDF蓮川壮大選手は「大事なところで失点しないこと」を何よりも大きなポイントに挙げる。
また今季からはFC東京U-23が明治安田生命J3リーグに参戦しており、“二足のわらじ”を履く選手が出てくる中にあって「選手層」も一つのキーポイントになる。「U-15から上がってきた選手も当然候補になってくる」と、U-16・17日本代表のMF平川怜選手、FW久保建英選手ら個性あふれるルーキーたちも組み込みながら、「本当にタフなリーグ戦」(佐藤監督)を戦い抜く覚悟だ。
監督コメント
佐藤一樹 監督
今年度もこのプレミアリーグに参加できることを幸せに思っています。今シーズンは、徹底的に個を鍛えて成長させていき、日本、世界で活躍できるような選手を育てていきたいです。
横浜F・マリノスユース
【昨季の成績:プリンスリーグ関東 1位】
今季から初参戦となる横浜の名門は、早くも各チームから「今年は横浜F・マリノスユースが強い」と警戒される存在でもある。ディフェンスラインを含めて昨季の主力がほとんど残っているのは一つのアドバンテージ。新規参入してくるチームは「前年がピークだった」というケースがしばしばあるが、横浜FMに関してこの方程式は当てはまらない。
チームを率いるのは横浜FMの育成組織で10年以上指導を続けている松橋力蔵監督。「厳しく対策されることもあるタフなリーグだと聞いているが、何か特別なことをやろうとは思っていない」と語る情熱の指揮官が意識するのは、昨季の参入決定戦。「ちょっと見たこともないくらいに徹底されていた」(松橋監督)九州国際大学付属高校の分厚い守りを、アイディアと技術で切り崩したその一戦だ。つまり対策の上をいくような技術なり個性なり頑張りなりを出し切って勝つこと。それができるような「違いを見せられる選手であってほしい」と語る指揮官は同時に、「決してそれがすべてじゃないけれど、代表を意識してほしい。『呼びたい』と思ってもらえるようなプレーをこのリーグでしてもらえれば」と力を込めた。
監督コメント
松橋力蔵 監督
まずは選手が主体的にリーグを戦うことで、大きな成長をし、日本を支える人材になるというのが一番大事だと考えています。1年間タフに戦って、その結果として、最後に頂点に立てるように、一生懸命戦っていきたいです。
アルビレックス新潟U-18
【昨季の成績:プリンスリーグ北信越 1位】
プレミアリーグ参入戦が始まってから4度目の挑戦で、ついに念願のプレミア初昇格を果たした。「北信越で唯一のJ1のチームでありながら、その下部組織がプリンスリーグにいてはいけない。それだけにプレミア昇格はクラブ全体の目標だった。だが、それを成し遂げたからOKではなく、次は残り続けないといけない。」と入江徹監督が語ったように、先輩たちが残してくれた大きな財産を、全員で守り抜く。
今季のチームはサイド攻撃が持ち味だ。山賀和輝選手と長谷川巧選手の攻撃的サイドバックと、期待のルーキー・本間至恩選手と中野優也選手の両サイドハーフがポイントとなる。彼らの攻撃力を生かし、最後はエースストライカーの堀航輝と、トップ下の山下廉選手が着実にゴールを陥れる。「ウチよりもレベルの高い9チームと戦わないといけないと思っている。その中でどれだけ恐れずにチャレンジできるか」(入江監督)。待ちこがれた初の大舞台は、全員がチャレンジャーの意識を持って臨む。
監督コメント
神田勝夫 強化育成本部長(監督代理)
今シーズンから最高峰のリーグに挑戦することになりましたが、新潟は挑戦をするというチームなので、その気持ちで戦い、皆様の胸を借りながら一つでも上を目指していきたいと思います。
清水エスパルスユース
【昨季の成績:プレミアリーグEAST 6位】
昨季は6位に終わった清水エスパルスユースだが、今季は個性豊かな選手が顔を揃えた。特に守備陣は昨年からレギュラーを務めていた選手が多い。安定感のある守護神の水谷駿介選手、189cmの高さが武器のDF立田悠悟選手、ポリバレントな能力を持つDF梅村豪選手などを軸に、昨季以上の堅守を構築することは可能だ。
一方で攻撃陣は、昨季からのレギュラーがほとんどおらず、リーグ最下位タイの14得点に終わった攻撃をどう立て直すかが課題となる。ただ、個々にスピードに長けた選手が多く、「誰がそれを生かすのか重要」(平岡宏章監督)という組み合わせ次第で、攻撃の破壊力は増す。決定力不足を改善すべく、MF佐野皓平選手やMF望月陸選手などのアタッカー陣の活躍に期待をしたい。
「抜群の力を持った選手が今年はいない」とキャプテンのMF平松昇選手は言うが、それを補って余りあるチーム力は十分にある。「球際のところや攻守の切り替えの部分は非常に弱いので、そこは改善しないといけない」(平岡監督)という攻守の課題を克服することができれば、上位進出の可能性は大きく広がるはずだ。
監督コメント
平岡宏章 監督
EASTでは関東勢が更に多くなり厳しくなってきていますが、静岡県代表として、東海の代表として、誇りと責任を持って、また最高峰リーグで戦えることを嬉しく思って、一戦一戦全力で戦っていきたいと思います。選手たちにはこの大会を通してたくましくなってほしいです。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ EAST 第1節
2016年4月9日(土)
11:00 市立船橋高校 vs アルビレックス新潟U-18(味の素スタジアム 西競技場)
13:30 FC東京U-18 vs 清水エスパルスユース(味の素スタジアム 西競技場)
2016年4月10日(日)
10:30 大宮アルディージャユース vs 鹿島アントラーズユース(アミノバイタルフィールド)
13:00 流通経済大学付属柏高校 vs 青森山田高校(味の素スタジアム 西競技場)
15:30 柏レイソルU-18 vs 横浜F・マリノスユース(味の素スタジアム 西競技場)
※全試合入場無料
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