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高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 必見の首位攻防戦
2016年09月15日
EAST第13節の注目試合
市立船橋高校 vs 青森山田高校
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第13節を9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)に開催します。今節の注目カードは、市立船橋高校(千葉)と青森山田高校(青森)による首位対決です。
現在、2位につける市立船橋は、後期の3試合を終えて2勝1敗と勝星が先行しています。第11節こそ横浜F・マリノスユース(神奈川)の攻撃に苦しみ、今季最多となる3失点を喫しましたが、続く12節はアウェイで鹿島アントラーズユース(茨城)に無失点で勝利。「うまく気持ちを切り替えて、大きな勝点3をもぎ取ることができた」と朝岡隆蔵監督は選手たちの反発力を評価します。
今週末の一戦に向けてチームがケアするのは、青森山田のカウンターアタック。堅守を基盤に戦いながら、「点を取り切ること」(朝岡監督)をテーマに掲げます。夏場を経て選手層が厚くなっているだけに、交代のカードを切るタイミング、途中出場の選手のパフォーマンスも試合の流れを左右しそうです。
一方、得失点差で首位に立つ青森山田の黒田剛監督は、「まずは無失点に抑え、1-0、2-0で勝つことが理想。ベースとなる戦い方は相手と同じなのでは」と予想。リーグ最少失点を誇る市立船橋守備陣に対し、少ないチャンスを得点に結びつけられるかがポイントになります。
チームには、攻撃陣に負傷者を抱えているという不安材料もありますが、裏を返せば、それまで出場機会に恵まれなかった選手たちが高いモチベーションで試合に臨むことにつながります。「大事な試合でこそ、先発する11人だけではなく、ベンチの選手も含めた総合力が試される。ピンチはチームが成長するチャンスと捉える」と黒田監督。一枚岩となって、今週末の試合に挑みます。
監督・選手コメント
朝岡隆蔵 監督(市立船橋高校)
残りの試合数を考えると、青森山田との首位攻防戦に勝ってアドバンテージを獲得したいところです。来週末にはFC東京U-18との試合も控えていますし、ここで連勝できればおのずといい順位につけられる。これからの2試合がリーグ終盤戦の肝になると思いますので、何とか勝点1、できれば勝点3を獲得したいですね。プレミアリーグで戦っているチームはいずれもレベルが高いので、われわれは拮抗した展開を強いられます。その中で求められるのは、柔軟な発想を持つこと。内容に乏しくても、勝点を積み重ねるしたたかさが必要です。
原輝綺 選手(市立船橋高校)
今週末の一戦は、ロングボールの対応や、競り合った後のセカンドボールを先に拾うこと、ゴール前での攻防に勝つことがポイントになると思います。僕たちは球際での争い、攻守を切り替えるスピード、運動量をチームコンセプトに掲げているので、この3つの要素でも負けられません。個人としては、空中戦での強さや運動量、タイミングよく攻撃に参加するプレーを見てほしいです。今週、来週と上位チームとの対決が続くので楽しみです。
黒田剛 監督(青森山田高校)
ここ2試合、先制されて苦しむ展開が続いています。その中で勝点を拾ってきたのですが、市立船橋のような強豪は、こうしたミスを見逃してくれません。1点の重みが変わりますし、しっかりと守備を固めた上で、ボールを持ったときに、どれだけスピーディーな攻撃をしかけられるかがポイントになります。今年のプレミアリーグEASTは混戦です。自分たちがすべきは目の前の試合で勝点3獲得のために努力すること。他の上位陣との「我慢比べ」に勝てば、優勝に近づくと思います。
住永翔 選手(青森山田高校)
「プレッシング」「攻守の切り替え」「ハードワーク」の3つは青森山田の伝統で、どの相手にも負けない自信があります。市立船橋との試合は総力戦になることが予想されます。その中でも、球際での競り合いに勝つこと、セカンドボールを拾うこと、攻守でのセットプレーが大きなポイントになると思います。個人としては、試合の流れを見ながらゲームをコントロールする自分の長所を発揮したいです。高体連のチーム同士の戦いということで、絶対に負けるわけにはいきません。気持ちを前面に出して、チームが勝つために自分の仕事を徹底し、全力を尽くします。
市立船橋高校 vs 青森山田高校
日時:9月18日(日) 11:00キックオフ
会場:船橋市法典公園(グラスポ) 球技場
アクセス:●JR「西船橋駅」・JR武蔵野線「船橋法典駅」から京成バス「大塚ガラス」下車、徒歩約1分
●東武野田線「馬込沢駅」からコミュニティバスフラワー号「エステ・シティ」下車、徒歩約3分
プレミアリーグEAST第13節
9/17(土)
13:00 流通経済大学付属柏高校 vs 大宮アルディージャユース(流通経済大学付属柏高校)
15:30 FC東京U-18 vs 柏レイソルU-18(東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝))
9/18(日)
11:00 アルビレックス新潟U-18 vs 鹿島アントラーズユース(新発田市五十公野公園陸上競技場)
9/19(月・祝)
15:00 清水エスパルスユース vs 横浜F・マリノスユース(IAIスタジアム日本平)
流通経済大学付属柏高校(千葉)は大宮アルディージャユース(埼玉)との一戦でシーズン後半戦の初勝利を目指します。FC東京U-18(東京)は平川怜選手と久保建英選手をU-16日本代表への帯同で欠く中、柏レイソルU-18(千葉)と対戦します。攻撃のキーマン2人が抜けた穴をどのように埋めるか注目です。
現在9位のアルビレックス新潟U-18(新潟)は、同8位の鹿島アントラーズユース(茨城)をホームに迎えます。新潟はこの試合で勝利すれば、勝点で鹿島と並びます。残留に近づきたい両者にとって重要な一戦です。
横浜F・マリノスユース(神奈川)は4連勝で4位に浮上。「現在、最も勢いがある」とEASTの各監督に称されるチームは、首位・青森山田に勝点3差まで迫っており、優勝を狙える位置につけています。清水エスパルスユース(静岡)戦で連勝を伸ばせば、上位陣にプレッシャーをかけることができます。
JFA-TV
第13節を前に、第12節ダイジェスト映像をお届けします。
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