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高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグ開幕!! WEST第1節試合結果
2014年04月07日
4月6日(日)、ついに高円宮杯U-18サッカーリーグ2014プレミアリーグが開幕し、熱戦が繰り広げられました。
ピックアップマッチ
東山高校 1-0(前半1-0、後半0-0) 京都橘高校
季節外れの寒空の下で行われた東山高校と京都橘高校の京都勢対決は、1点を争う接戦となりました。序盤、ホームの東山は相手のチェックに苦しみ、なかなか前線にボールをつなげません。逆にサイド攻撃を許し、攻め込まれる時間が続きます。それでもDFの種村幸也選手と吉井悟選手を軸に京都橘の攻撃陣を阻止。守備で試合の流れを引き寄せます。迎えた31分、黒木駿志選手が鋭い寄せで相手のミスパスを誘うと、これを拾った鎌田大地選手が持ち上がり、そのまま先制点となるシュートを決めました。
リードした東山は後半、守備を固めボールを奪うと速攻で追加点を狙います。パスを回されても最終ラインの手前で食い止め、奪ったボールはシンプルに前線へ。福重瑛貴選手と鎌田選手がゴールバー直撃のシュートを放つなど、追加点まであと一歩と迫りました。一方の京都橘は終盤、ハウザー ケン選手を投入し、パワープレーで決定機を創出。相手ゴールに迫ったものの、相手GKのセーブに遭い、同点とはなりません。結果、プレミアリーグ昇格チーム同士の一戦は東山が勝点3を獲得しました。
監督・選手コメント
福重良一 監督(東山高校)
周囲の注目度が高く、選手たちは緊張するだろうと思っていました。案の定、立ち上がりは硬くなってしまい、押し込まれる時間帯が長くなりましたが、10分過ぎからは自分たちの形でシュートに持ち込むなど、少しずつに流れを取り戻せたと思います。満足のいく内容ではありませんでしたが、初めてのプレミアリーグで京都勢対決を制することができ、良かったです。選手たちがライバル心を持って戦った結果、肝心の勝点3を獲得することができ、素直に嬉しいですね。
鎌田大地 選手(東山高校)
ゴールはたまたまです。いつも福重監督から「シュートを打てば、何かが起きる」と言われていますし、あの場面でもシュートを打ったことが良かったのかなと思います。ただ、押し込まれる場面も多く、試合の内容には全然満足していません。普段と雰囲気が違うとはいえ、特に序盤はみんな委縮してしまいました。キャプテンの自分が周りに声をかけて修正すべきでしたが、それができないのが僕の甘い部分だと感じています。今後の戦いで改善していきたいと思います。
米澤一成 監督(京都橘高校)
選手も僕も、普段通り試合に入ることができました。個の力で勝る東山を相手にある程度、攻め込む時間をつくることができた点は収穫です。チームとして攻撃に力を入れる意識が浸透していますし、これから各ポジションのバランスを取っていきたいです。今日は3人の1年生を先発起用しましたが、彼らにとって良い経験になったはずですし、チームの活性化にもつながるでしょう。われわれには突出した選手がいないので、今後も全員で辛抱強く戦い、勝利を狙います。
倉本光太郎 選手(京都橘高校)
序盤は良いリズムでプレーできたのですが、途中から熱くなり過ぎました。もう少し、チームとして冷静になれればよかったです。失点の場面は相手のシュートが僕の肩に当たって角度が変わり、入ってしまいました。それまでは鎌田選手を抑えていただけに「もう少し寄せていれば」と悔やまれます。ただ、GKの矢田貝壮貴選手はよく守ってくれたし、彼以外の1年生も頼りになりました。敗れはしましたが、今後につながるゲームができたと思っています。
その他の試合結果
名古屋グランパスU18 3-1(前半2-0、後半1-1) 富山第一高校
サンフレッチェ広島F.Cユース 3-1(前半0-1、後半3-0) 京都サンガF.C. U-18
東福岡高校 0-1(前半0-0、後半0-1) セレッソ大阪U-18
ガンバ大阪ユース 0-3(前半0-2、後半0-1) ヴィッセル神戸U-18
その他の会場では、名古屋グランパスU18(愛知)が桜井昴選手の2得点などで富山第一高校(富山)に3-1と快勝。2011年、12年の王者・サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は後半に3点を挙げ、逆転で京都サンガF.C. U-18(京都)を退けました。セレッソ大阪U-18(大阪)は唯一の九州勢・東福岡高校(福岡)との接戦の末、阪本将基選手の得点で1-0と勝利。J1リーグ、ガンバ大阪と鹿島アントラーズの試合後の開催となったガンバ大阪ユース(大阪)とヴィッセル神戸U-18(兵庫)の一戦は、昨年のWEST覇者・神戸が中坂勇哉選手、米澤令衣選手、永澤竜亮選手の得点でG大阪ユースを3-0で下し、連覇に向けて好発進しました。
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