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高円宮杯 第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 12月17日に開幕
2016年12月06日
U-15年代の最強チームを決する第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会が12月17日(土)に開幕し、出場32チームが12月28日(水)の決勝を目指して戦います。ここでは、前回大会をプレーバックします。
第27回大会は今大会同様、全国各地から選出された32チームが参加。1回戦から準々決勝は茨城県の水戸市とひたちなか市、鹿嶋市を舞台に行われ、準決勝以降は東京都の味の素フィールド西が丘に舞台を移して順位を決定していきました。
序盤を勝ち抜き、準決勝に進んだのは、JFAアカデミー福島U-15(東海3)、セレッソ大阪U-15(関西2)、鹿島アントラーズジュニアユース(関東6)、ガンバ大阪ジュニアユース(関西3)の4チームです。
JFAアカデミーとC大阪による準決勝第1試合は、C大阪が相手をシュート2本に抑えるなど優勢に試合を運びながらも前後半80分で決着をつけることができません。それでも、攻撃サッカーを貫いたC大阪は、99分に小松海樹選手が決勝点を挙げ、決勝進出を決めました。
鹿島とG大阪が顔を合わせた準決勝第2試合も80分のうちに勝敗がつかず、延長戦へと突入します。互いに全力を尽くした一戦は0-0のままPK戦にもつれ込み、ここでは全員のキッカーが成功させたG大阪が決勝行きに名乗りを上げました。
決勝までの4試合で13得点を記録したC大阪と、同17得点のG大阪。大阪勢による決勝は、序盤から互いの得点意欲が表れるゲームになります。前半は、鈴木冬一選手と西尾隆矢選手のゴールでC大阪が2点のリードを奪って折り返しました。
劣勢に陥ったG大阪も後半に反撃を開始します。44分、足立翼選手が1点を返すと試合の流れを呼び込み、この後も相手ゴールに迫ります。C大阪の粘り強い守備に遭い、なかなか同点とすることはできませんでしたが、試合終了間際に波状攻撃から食野壮磨選手が押し込み、2-2の同点に追い付きました。
迎えた延長戦、2点差を追い付かれたC大阪が気落ちすることなく攻撃に出ます。92分には途中出場の奥村仁選手が鮮やかなゴールを決めて、再びリードを奪います。C大阪は身を呈したプレーでこの1点を守り切り、3-2のスコアで悲願の初優勝を達成。チームを率いた大畑開監督は、「厳しい戦いでしっかりと力を出し切った。大会を通じてがむしゃらな姿を見せてくれた」と選手たちをねぎらいました。
第27回大会の決勝で熱戦を演じたC大阪とG大阪は今大会にも出場し、順当に勝ち進めば準決勝で対戦します。今大会も攻撃的なサッカーで会場を沸かせるか、それとも他チームが「待った」をかけるか。各出場チームの戦いぶりに注目です。
高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
2016/12/17(土)~2016/12/28(水)