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ACLEラウンド16第1戦で神戸が先勝、町田ドローも広島は黒星、G大阪はACL2準々決勝第1戦で分ける
2026年03月05日

AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2025/26の東地区ノックアウトステージのラウンド16第1戦が3月3日(火)と4日(水)に行われ、いずれもアウェイで臨んだ日本勢はヴィッセル神戸が先勝、FC町田ゼルビアも引き分けましたが、サンフレッチェ広島は敗れて、来週ホームで迎える第2戦に臨みます。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)2025/26の準々決勝第1戦に臨んだガンバ大阪はホームで引き分け、1週間後のアウェイでの第2戦で4強入りをかけて戦います。
なお、西地区では中東情勢の悪化を受けて、3月2日(月)と3日(火)に予定されていたACLEラウンド16第1戦と9日(月)と10日(火)の第2戦が延期になり、ACL2の西地区準々決勝も3日(火)、4日(水)の第1戦、10日(火)、11日(水)の第2戦が延期となりました。
神戸、トゥーレル選手の得点でソウルに先勝
リーグステージを2位で突破した神戸は3月4日(水)、アウェイでFCソウル(韓国)と対戦し、マテウス・トゥーレル選手の前半のゴールとGK前川黛也選手を中心とした守備の奮闘で1-0の勝利を収めました。
2月のリーグステージ第7節でソウルと対戦して2-0で勝利した神戸は、立ち上がりから攻勢に出るソウルに対して、前線からプレッシャーをかける積極的な守備で対抗します。
試合が動いたのは前半23分でした。濱﨑健斗選手と永戸勝也選手が左サイドで仕掛けてCKを獲得。このセットプレーから広瀬陸斗選手がゴール前に上げたボールを、ニアでクリアを試みた相手のヘディングがファーポストに流れ、走り込んだトゥーレル選手が頭で押し込んで先制に成功しました。
神戸は前半40分すぎにもトゥーレル選手のロングフィードを武藤嘉紀選手が落とし、佐々木大樹選手が右足を振る決定機を作りましたが、これは相手GKに阻止されました。
7位で突破したソウルは、リーグステージ最終節で広島を苦しめた推進力のある攻撃で神戸ゴールに迫り、神戸の先制直後の25分には右CKの流れからソン・ミンギュ選手が右足で合わせてクロスバーを叩く場面を作ります。後半も攻撃を畳みかけ、65分にPKを獲得しましたが、途中出場したレオナルド・ルイス選手のキックをGK前川選手が阻止しました。
ソウルは79分にも、ソン・ミンギュ選手の左クロスが神戸DFに当たってゴール前に上がったボールにルイス選手が詰め、触れば1点という場面を作りますが、ここではトゥーレル選手が体を張ってゴールを割らせません。
神戸はハードな守備で最後まで1点リードを守り、8強入りをかけて3月11日(水)にホームで行われる第2戦に臨みます。
町田、アウェイで江原と手堅くスコアレスドロー
リーグステージを首位で突破した町田は3月3日(火)、アウェイで江原FC(韓国)と対戦し、0-0で引き分けました。
8位で突破した江原とリーグステージ第5節のアウェイ戦の再戦で、前回は町田が前半の3得点で3-1と勝利しましたが、ホーム&アウェイの2連戦となる今回はアウェイでの失点のリスクを考慮して手堅いプレーを披露。守備を固めながら得点機を探り、今季好調な相馬勇紀選手や、イェンギ選手、ナ・サンホ選手を前線に起用して臨みましたが、堅守から速攻を仕掛ける江原の鋭い出足もあり、なかなか大きな決定機を作れません。
それでも前半終了間際にはFKの流れから中村帆高選手の左足シュートが相手GKの好セーブに阻まれる場面を作り、後半半ばにも右CKに再び中村選手が頭で合わせて相手ゴールに迫ります。
しかし試合終盤は、江原が途中出場のアブダラ・ハライハル選手にボールを集めて攻勢に転じます。イスラエル出身FWは81分に守備の裏へ抜け出して左足を振り、82分には左クロスを受けて反転してシュート。88分にはカン・ジュンヒョク選手のパスに右足を合わせて決定機を作りましたが、町田はGK谷晃生選手の好セーブでゴールを死守。スコアレスドローで試合を終えました。
町田はホームで3月10日(火)に行われる第2戦で勝てば8強に進出が決まります。
広島、退場者を出してジョホールに3失点
広島は3月4日(水)、アウェイでジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と対戦し、退場者を出す苦しい展開で3失点を喫して第1戦を1-3で落としました。
リーグステージを3位で終えた広島と6位で勝ち抜いたジョホールは、2月のリーグステージ第7節でも対戦。その試合では退場者を出したジョホールに広島が2-1の逆転勝利を収めましたが、今回は逆の展開となりました。
ジョホールのサポーターの熱狂的な声援と暑さの中、序盤から激しさと個人技を駆使しながら勢いを持って仕掛けるジョホールに広島は苦戦。前半26分に相手と競り合った広島DFが2枚目の警告で退場となると、さらに守勢に立たされます。
それでも前半39分、広島はMF小原基樹選手のクロスにDF荒木隼人選手のヘディング、さらにMF松本泰志選手が右足で狙い、立て続けのシュートでゴールに迫りますが、相手GKやDF陣に阻止されます。守備では、相手に決定機を作られながらもGK大迫敬介選手の好セーブやDF陣の体を張ったブロックでしのぎ、前半を0-0で折り返しました。
しかし後半、ジョホールが均衡を破ります。52分に右CKの流れからFWアヘル・アケチェ選手の鋭いシュートで先制すると、その11分後には後半途中出場のFWベルグソン選手がゴールネットを揺らします。さらに85分には広島のFK後のカウンター攻撃から最後はJリーグでもプレーしたFWマルコス・ギリェルメ選手がゴール右隅へ決めて、3-0としました。
広島は守備を固めながら少ないチャンスを狙い、86分に1点を返します。右サイドでのスローインに荒木選手が合わせ、GKが弾いたこぼれ球が相手DFに当たってゴールに吸い込まれました。
アディショナルタイムにも菅大輝選手が右サイドのFKを直接狙いましたが、追加点はならず、相手のシュート33本を浴びた広島は2点差負けでホームに戻ることになりました。第2戦は3月11日(水)に行われます。

このほかのACLE東地区の試合では、ホームのメルボルン・シティ(オーストラリア)が終了間際の得点でブリーラム・ユナイテッド(タイ)と1-1で引き分けました。
ラウンド16を勝ち抜いたチームは、4月17日(金)から25日(土)までサウジアラビアで予定されているファイナルズに進出。西地区のベスト8進出チームとともに一戦必勝方式での戦いに臨み、アジア制覇を目指します。
G大阪、名和田選手のゴールでラーチャブリーと第1戦ドロー
ACL2の東地区準々決勝第1戦に臨んだG大阪は3月4日(水)、ホームでラーチャブリーFC(タイ)と対戦し、前半先制を許しながらも試合終盤の名和田我空選手のゴールで追いついて1-1で引き分けました。
ラウンド16で浦項スティーラース(韓国)との激戦を2戦合計3-2で勝ち抜いたG大阪は今回、グループステージでも対戦してホームとアウェイともに2-0で勝利したラーチャブリーとの顔合わせです。
G大阪は立ち上がりから積極的に仕掛け、鈴木徳真選手やデニス・ヒュメット選手、食野亮太郎選手らのシュートで相手ゴールを脅かします。
グループ首位突破したG大阪に続いて2位で突破したラーチャブリーは、ラウンド16でプルシブ・バンドン(インドネシア)に2戦合計3-1で勝って、8強に進んできました。
グループステージの雪辱を期すラーチャブリーは前半18分、右サイドからのクロスがペナルティエリア左に流れたところを、ダニエル・ティン選手が反応して右足でカーブをかけて先制。今大会3度目の対戦で初めてG大阪のゴールを割りました。
1点を追うG大阪は、後半開始から今大会好調な山下諒也選手を投入。攻撃のギアを上げ、後半だけで12本のシュートと14本のCKで相手ゴールに迫ります。
後半開始直後には左サイドの仕掛けからヒュメット選手がゴールに迫り、その後、岸本武流選手も前線に顔を出して積極的に足を振ります。後半半ば過ぎには、南野遥海選手に変えて名和田選手、食野選手に変えて奥抜侃志選手を次々と投入し、さらに攻勢を強めます。
待望の同点ゴールは84分。ヒュメット選手が中盤でパスを受けて右サイドの岸本選手に展開。岸本選手が攻め上がって鋭いクロスを入れると、ゴール前に走り込んだ名和田選手が右足で捉えてゴールネットを揺らしました。名和田選手は、昨年12月の前回対戦に続いてのラーチャブリー戦の得点です。19歳MFは後半アディショナルタイムにもFKから直接狙い、惜しくもポストに阻まれる場面を作りました。
G大阪は最後まで相手ゴールに迫りながら、人数をかけて守るラーチャブリーに追加点は奪えず、同点で終わりました。
ベスト4入りの勝負のかかる第2戦は3月11日(水)、G大阪がアウェイに乗り込んで行われます。

このほかACL2東地区の他会場では、バンコク・ユナイテッド(タイ)がホームでタンピネス・ローバーズ(シンガポール)と3月5日(木)に対戦します。
選手コメント
GK 前川黛也 選手(ヴィッセル神戸)
PKの場面は、しっかり我慢しながらうまく対応できました。日頃からキッカーに手伝ってもらってタイミングやパワーなどの練習をやっているのですが、それが今回出て、ドンピシャで合ってよかったです。アウェイでサポーターの声援が力になりました。ホームでもパワーをもらってしっかり勝って、ラウンド16を突破したいです。
DF マテウス・トゥーレル 選手(ヴィッセル神戸)
セットプレーのチャンスに、自分のところにうまくボールが流れてきました。決めることができてよかったです。
DF 昌子源 選手(FC町田ゼルビア)
勝ちを目指してここに来て結果は引き分けでしたが、次にホームで戦えるのでポジティブに捉えています。相手はボールポゼッションが素晴らしくうまいので、どこをはめどころにして取りに行くか、もう少しチームとして明確にさせたいですし、ピッチ状況が決して良くなかったので攻めの手段が単発に終わったこともしっかり改善したいです。次はホームでできますが、簡単なゲームでも簡単に勝てるほど甘い相手でもありません。ラウンド16の壁は厚いと思うので、チーム一丸となって戦わなければなりません。
MF 川辺駿 選手(サンフレッチェ広島)
アウェイで難しい展開になりましたが、0-3でなく、1-3にできたのは大きいと思います。2点差ならホームで行けると思うので、しっかり準備したい。間違いなく難しい試合になるとは思いますが、早い時間に1点取れれば全く違う試合になります。ホームでこの2点差をひっくり返したいと思います。
DF 中谷進之介 選手(ガンバ大阪)
第1戦がホームだったのでしっかり勝ちたかったです。先制されてすごく難しい展開にしてしまったのでもったいなかったですが、受け入れて、次のアウェイに臨みたいと思います。カウンターで起点を作られて持っていかれるシーンが多かったですし、攻撃でもチームとしてもっとうまく持っていきたい。国際舞台で戦うことはチームとしても選手としても価値があることだと思うので、アウェイでなんとか勝ち上がって上に行きたいと思います。
MF 名和田我空 選手(ガンバ大阪)
得点場面は、最初は相手の視野のあるところにいましたが、一度膨らんでクロスが上がる瞬間に相手の前に入りました。ちょっとマイナス気味でしたが素晴らしいボールが来て、決められてよかったです。ラーチャブリーには2戦連続で決めているので、この流れに乗って来週の試合でも決められたらと思います。
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