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川崎Fが昌平との熱戦を制する 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025第5節

2025年05月04日

川崎Fが昌平との熱戦を制する 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025第5節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025は4月29日(火・祝)と5月3日(土・祝)に各地で第5節を実施しました。Anker フロンタウン生田(人工芝)では、5月3日に川崎フロンターレU-18(神奈川)と昌平高校(埼玉)が対戦しました。

ピックアップマッチ

川崎フロンターレU-18 4-3(前半1-2、後半3-1) 昌平高校

立ち上がりから両チームの選手たちが技術力の高さを発揮する中、川崎フロンターレU-18は12分、自陣からのクリアボールをFW平塚隼人選手(#10)が頭でフリックし、抜け出したFW恩田裕太郎選手(#9)が「最初のシュートなので思い切り振ろうと思った」という言葉通り、右足でダイレクトボレーを叩き込みます。そして、ここから激しい点の取り合いが幕を開けました。

先制し、主導権を握りかけた川崎Fでしたが、森勇介監督が「中盤で持ち過ぎているうちに相手に寄せられ、奪われることが何度もあった」と振り返ったように試合をコントロールし切れず、流れは徐々に昌平高校へと傾きます。27分、左サイドからのクロスをMF山口豪太選手(#10)が合わせると、クロスバーに当たった跳ね返りに反応したMF長璃喜選手(#7)が「前節はノーゴールだったので、今日は決めたかった」という気持ちを乗せた左足のシュートをねじ込み同点に。さらに36分、CKからDF伊藤隆寛選手(#3)がヘディングシュートを放ちます。川崎Fの選手が体を投げ出しながらクリアを試みましたが、ボールはゴールラインを越えており、昌平が逆転に成功して前半を折り返します。

「森監督から喝を入れられた」(恩田選手)という川崎Fは後半、反撃に転じます。53分、右サイドからのボールをMF新堀翔選手(#8)が右足で丁寧に合わせて試合を振り出しに戻します。昌平も粘りを見せ、64分にはFW立野京弥選手(#9)のポストプレーから長選手が左足を振り抜いて再び勝ち越します。しかし、芦田徹監督が「相手がロングボールを入れてくるなど攻め方を変えてきたときに後手に回るシーンが増えた」と指摘したように、昌平はこの後なかなかペースをつかめず、逆に川崎Fが勢いに乗って攻め立てていきます。

76分、右からのクロスにDF柏村涼太選手(#13)が合わせて同点に追い付くと、80分にはFKからMF楠田遥希選手(#5)がヘディングシュートを放ち、相手GKが対応しきれずにこぼれたボールをMF藤井漣祐選手(#6)が押し込んで、ついに逆転に成功。川崎Fはその後、集中力を切らさずに昌平の反撃を抑え、熱戦に終止符を打ちました。

監督・選手コメント

森勇介 監督(川崎フロンターレU-18)
選手たちは粘り強く戦って勝ってくれましたが、試合内容に関しては満足していません。先制した後、中盤で持ち過ぎているうちに相手に寄せられ、奪われることが何度もあり、前半はそれを修正できませんでした。ハーフタイムには「練習でやれていることができていない」と発破をかけて送り出しました。ホームゲームで多くの方が来てくれましたし、この試合には勝ちたいと常々、選手たちに言っていたので、それが伝わったと思います。

FW #9 恩田裕太郎 選手(川崎フロンターレU-18)
相手はドリブルがうまくて個が強い選手がそろっているので、自分たちは1対1やフィジカルの部分で負けないようにというのを意識してやっていました。先制の場面は、試合の入りで最初のシュートなので思い切り振ろうと考えていましたし、それが良いコースに行ってくれたので良かったです。前半は不甲斐ない戦いをしてしまい、ハーフタイムに森監督が喝を入れてくれて、後半は最初から自分たちのゲームができて、そのまま逆転できました。

芦田徹 監督(昌平高校)
立ち上がりは良くなかったのですが、前半の途中から守備がハマり始めて良いリズムになりました。後半も自分たちの形の中で明確にプレーできるように入らせたのですが、相手がロングボールを入れてくるなど攻め方を変えてきたときに後手に回るシーンが増え、自陣でプレーする時間が長くなりました。相手は崩すのが上手なので、それで振られてしまう場面が多くなりました。こういうゲームをしっかり勝ち切らないと、後で苦しくなってくると思います。

MF #7 長璃喜 選手(昌平高校)
前節は守備陣が無失点で切り抜けてくれたのですが、攻撃陣がノーゴールで何もできなかったので、今日は点を取りたい気持ちが強かったです。1点目は自分のところに転がってきたので、振り抜いたら入りました。2点目は、立野選手の近くにいたら良いところに落としてくれました。ただ、試合を通じてボールに関わる回数が少なかったですし、ドリブルもあまり見せられなかったので、そういうところは次の試合で改善していきたいと思います。

その他の試合結果

EAST
青森山田高校 2-0(前半0-0、後半2-0) 柏レイソルU-18
FC東京U-18 3-0(前半2-0、後半1-0) 浦和レッズユース
前橋育英高校 3-0(前半2-0、後半1-0) 市立船橋高校
横浜FCユース 1-4(前半0-1、後半1-3) 流通経済大学付属柏高校
鹿島アントラーズユース 0-3(前半0-0、後半0-3) 東京ヴェルディユース

WEST
静岡学園高校 1-1(前半0-1、後半1-0) サンフレッチェ広島F.Cユース
ヴィッセル神戸U-18 6-0(前半2-0、後半4-0) 東福岡高校
帝京長岡高校 1-2(前半1-2、後半0-0) ガンバ大阪ユース
ファジアーノ岡山U-18 1-4(前半0-3、後半1-1) 神村学園高等部
名古屋グランパスU-18 2-3(前半1-2、後半1-1) サガン鳥栖U-18
アビスパ福岡U-18 0-2(前半0-2、後半0-0) 大津高校

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2025年4月5日(土)~2025年12月14日(日)
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